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教育移住

「教育移住」を子供のためにまじめに考えるお母さんたちへ

「教育移住」・・という言葉も最近、至る所で見聞きするようになりました。

「教育移住」とは、移住だけでなく、子供の学校を目的とし、子供の教育や学校について、まじめに考えることから、教育移住と呼ばれます。

最初は、親子留学からはじまったのですが、親子留学というのは、短期間のイメージが強く、いずれは、日本に帰国するニュアンスが強いです。

「教育移住」は、長期にわたって、子供の教育を目的として、移住することを意味します。

「教育移住」は、唯一無二、子供に贈ることができる財産である。つまり、孟母三遷である。

我が家は、親から子供に何を贈ろうか・・と主人と真剣に考えたとき、「教育移住」、つまり、孟母三遷を息子に贈ることに決めました。

家という資産を贈る?いや、違うでしょ・・。家は、災害があれば、なくなってしまうものです。津波で家は、流れてしまうのです。

お金を息子に残す?いや、違うでしょ・・。お金は、価値がなくなり、紙切れになってしまうかもしれません。

もっと、息子の力になり、一生涯、息子が大事にしていけるもの・・。

それは、健康、丈夫な身体と教育です。

健康、丈夫な身体を維持するためにも、空気の良い環境を息子に手渡そうと思いました。

そして、学校が有名かどうかより、息子がしっかりと学んでいける環境、安全に長期間に渡って、伸びることができる学校を贈りたいと思ったのです。

英語圏の学校は、短期間はいいですが、長期間にわたって、ゆっくりと学んでいくことは、非常に難しくなります。

どんなに英語圏が好きでも、英語圏は、学費が高額ですので、短期間しかできないのです。

そんな八方塞がりの状態のときに、ドイツ教育移住の道を拓くことが出来ました。困っていても、ある日突然、道が拓けるものなんですね・・。

我が家にとって、必要なドアは、1つずつ、息子のために開いていきました。

私の体験談として、毎日、コツコツと徳のある人生を積み上げていくと、まるで、良い方向に導かれるように、進んで行きます。

そして、現在の感覚としては、何か大いなるものに導かれるように、すべてを進めています。

息子も、普通に学校生活を過ごしていますが、私も親として、子供は親の所有物ではない、子供にとって最良の道を選択できるように、なるべく、邪魔をする発言をして、息子の道をそらせないように、注意しながら、見守っています。

親は、孟母三遷をして、子供に最良な環境を与えて、静かに見守る・・この感覚が少しずつ、つかめてきたような気がします。

「教育移住」の醍醐味は、こんなところにあると思うのです。

教育移住のメリットとデメリット

我が家の約7年間の教育移住の経験(4年弱のオーストラリアの親子留学とほぼ3年のドイツ親子移住)によると、

私の個人的な考えだと、教育移住は、メリットしかないと考えています。

英語とドイツ語が中心になりますが、私、母親と日本語で、いろいろな会話をしていますので、現在は、ドイツ語、英語、日本語の3つの言語をバランスよく駆使している状態です。

よく、日本語での思考力が・・などと重箱の隅をつついたような考え方をする方もいらっしゃいますが、そんなことも感じません。

10歳まで日本の学校に通学していましたので、また、それまでに多くの日本の本も読み、そろばんも1級以上の段レベルまで到達していますし、将棋もしますし・・・

(これからは、私、母親がいかに、日本語で息子にいろいろなことを伝授していくかにカギがあると思っていますが・・例えば、日本の歴史や文学や政治経済のことを簡潔に息子に伝えることが必要かなと・・。)

それより、息子にとって大事なことは、どんな言語でも使えて、その時に応じて、臨機応変に対応できることが大切だと思っています。

教育移住のデメリットをあえて挙げるならば、家族が離れて過ごすことかもしれません。

日本には、主人がいて、息子と母親がドイツという、家族が自分たちの目的のためにわかれて過ごさなければいけないということです。

主人は、日本での仕事がありますので、それを達成することが必要です。息子は、教育移住した方が日本の学校に通学するより良いと考えますので、主人にあわせていたら、それはできなくなってしまうのです。

主人も息子も自分の良い方を選択するには、家族が離れて生活することになるわけです。

母親は、子供と一緒にいた方がいいと考えますので、私は子供の単身留学は好きではありません。

私の父親も海外生活が長かったので、家族が離れて暮らす時期も多かったのです。私が16歳くらいからずっと、父親は単身赴任で海外だったり、その後は、母親も海外についていきましたので、両親が海外で、私と妹が日本という時代もありました。

そんな経験がありますので、家族が離れて暮らすということに、デメリットを少しも感じていないのが、本心です。

もし、今、教育移住をしなければ、10年後、20年後はどうなるか?

我が家は、現在、教育移住をしていますので、もし、今、教育移住をしていなければ、将来的にどうなるか?を考えてみたいと思います。

息子は、10歳から教育移住をしていますので、自然に英語、ドイツ語、日本語を駆使しています。

もし、今、日本の学校に通学していれば、高校1年生で大学受験の準備をしているかと思われます。

そして、もし日本にいれば、英語もドイツ語もできないで、ただただ、大学受験のために問題集をこなしている。。。塾や学校に言われるままに、勉強をしている、クラブ活動をヤラされている状態。。。そんな状態かもしれません。

我が家も、日本の学校に行く事があたりまえだと考えていた時代は、息子は、野球が好きでしたので、高校野球、大学野球ができるような環境で、また、勉強の方も進めて、大学院あたりでアメリカに2年留学して、それから、日本または外資の企業あたりに勤務する・・という、よくあるあたりまえなコースを考えていました。

よくあるこのコースは、私たち親世代が歩んできたコースと同じです。だいたい、どうなっていくかの検討がつきます。

しかし、日本も環境が年々悪くなり、状況も厳しくなってきていますので、親世代のようには、進むことができないと思うのです。先が見えない暗い将来・・そんな気がしています。

10年後、20年後は大丈夫でしょうか?私の個人的な考えでは、将来の道すじがどうしてもみえないのです。2020年以降も見えない・・。

生きるための根幹である、空気、水の安全が確保されなければ、そこは生きて行く場所ではない・・と思うのです。

可能性がまだ残されているドイツ教育移住を選択するということ

教育移住というと、検索すると、マレーシア教育移住、ハワイ教育移住、オランダ教育移住、カナダ教育移住が出てきます。

どこでも、教育移住ができれは、よいのですが、できたら長期の教育移住、永住権までを考えるのならば、欧州を選択するのが賢い選択です。

我が家は、ドイツ教育移住を選択しました。ドイツは経済的にも安定し、市場も大きく、まだ、可能性が残されているような気がします。

また、英語圏のように、水道水にフッ素が入っておらず、また、EU規制のもとで、食の管理も厳しいので、世界を見渡しても、欧州の食の安全は確保されていると感じています。

また、治安も安定していますので、実際に生活していて、困ることはありません。

子供に唯一無二の財産である、ドイツ教育移住を贈ることが現在進行形で、できているので、親としての務めは順調にこなすことができているのかな・・と感じているところです。

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添田衣織 そえだいおり

2011年からの親子留学も14年目。EU永住権も取得、子供も成人して、本格的な移住の境地になっているところです。海外移住は10年、20年と積み重ねていくものなのですね!新しい挑戦には、いつも困難がつきまといますが、それをさらに乗り越えて・・。穏やかに、そして躍動的にチャレンジしていきましょう。

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