「教育移住」を実現したいと思っていても、実際、不安になる方はたくさんいらっしゃると思います。
それは、親子留学の不安と同じかもしれません。しかし、親子留学と違って、「教育移住」は、長期間の移住の意味がありますので、長い期間の滞在ほど、不安も大きいのではないでしょうか・・。
「教育移住」の不安とは、下記のようなものが挙げられます。
- その国の言語の不安
- 家の環境、食べ物や治安など、生活面での不安
- 健康面、病院などの不安
- その土地での人間関係の不安
- 仕事についての不安
- 子供の学校についての不安
それぞれの不安に対する解決方法を見ていきましょう。
教育移住した国の言語への不安
もう、言語への不安は最初は誰でもありますので、これは、仕方ないです。しかし、長期滞在になればなるほど、言語はできるようになりますので、まずは、焦らずに、慣れていくしかありません。
例えば、ドイツ教育移住でしたら、ドイツの滞在許可証を取得すれば、語学学校に行く義務が強制的になりますので、それを利用してドイツ語を学んでいくことになります。最初からドイツ語ができる必要はありません。
最初にドイツ語が少しは分かった方が買い物などにも便利ですが、いずれ同じになりますので、語学がわからなくても、心配しないことです。
「教育移住」での、子供の語学力の伸びは、ものすごいものがあります。親は、2~3年もすれば、ついていけなくなりますので、子供の成長を楽しみにしていましょう。
家の環境、食べ物や治安など、生活面での不安
「教育移住」において、家の環境や治安については、最も、お金をかけるところだと思います。
住む場所・・これが子供の環境にも大きく影響しますので、良い場所に教育移住しなければいけません。
住む場所によって、近くに良いスーパーがあったり、なかったりもしますので、どの場所に住むのか?というのが、最大のテーマになります。
ドイツ教育移住においては、ベルリンの安全な地域をお教えして、家なども決めていきます。食べ物においても、EUの規制はうるさいので、安全かと思います。ドイツでは、水道水は、硬水ですが、とても綺麗で、飲用可能です。
健康面、病院などについての不安
「教育移住」においてでもそうですが、海外生活では、病気にならないでください・・怪我をしないように注意してください・・が基本になります。特に、虫歯などにもならないように・・が基本です。
そして、よほどでない限り、病院にもいかないようにして、自力で治す、予防医学に努めることが大切になります。
しかし、万が一のときには、救急などではお世話になるかもしれませんので、救急医の連絡先などをおさえておくことです。
我が家は、7年間の教育移住をしていますが、病院に行ったことがありません。オーストラリアでビザ取得のためにレントゲン検査をしたのと、ドイツで、息子が学校手続きのために、検査をしただけです。
また、私の父親も東南アジアを中心に20年の海外生活をしていましたが、20年の間に病院に行ったことはありません。ですので、すべては、心がけ次第で、予防医学を大切にして、丁寧な生活をしてくことがカギになります。
その土地での人間関係の不安
あまりに多くの友人をもっても、交際などが大変ですので、信頼できる知り合いを1~2名くらい作っておくことがおすすめです。
地元に長い方1名に、同じような境遇の方1名くらいが適当ですね。
日本でも海外生活でも同じですが、静かに長く生活していくためには、トラブルや人間関係のいざこざ巻き込まれずに、静かな賢明な生活をしていることが大切だと考えています。
やはり、目立ったり、奇を衒ったりしていると、どんな海外でも、日本人コミュニティーは、うるさいですので、そのあたりは、賢く振る舞うことが良いかと思います。
わりと、地元の外国人の方が実は、いろいろと助けてくれたり・・などのチャンスも多いものです。
仕事についての不安
これは、非常に重要で、ビザ更新にも関係してきますので、その国のビザの規定通りにしなければいけません。
例えば、ドイツ教育移住に関しては、前々から、お母さんたちは、仕事の準備をして、ドイツ親子移住に進んでいきます。
どんな国でも、その国でのいきなりの就職は、言語ができないと難しいですので、自分で仕事を作っていくという方法が好ましいかと思います。
子供の学校についての不安
教育移住は、子供の学校を重視して移住するわけですので、こちらが大切になります。
やはり、学校は家からなるべく近いことが良いですので、家の環境と学校の場所をセットにして考えて、子供の環境作りを重視するとよいかと思います。
子供の友達も、家の環境、学校の環境で決まってきて、子供に重大な影響を与えますので、家選びの環境が大事になってきます。
英語圏の場合は、自分が学費を支払いますので、学校も自分で選択できますが、
ドイツの現地校の場合は、住居の地域を選ぶことはできますが、学校は、地域の中から教育委員会が選んだ学校に通学することになります。
ですので、地域選び、住居選びが非常に重要になってきます。