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親子留学

親子留学での勉強は、将来的に効果を発揮できるのか?

親子留学での子供の勉強についてどのように考えるのかなども、お母さん方、そしてお父さん方の心配でもあると思います。子供の教育に熱心な方ほど、よく検討されているかと思います。

海外の学校での勉強、日本の学校の勉強、日本語補習校に通学した方がよいのか、公文に通学した方がよいのか、通信教育などをした方がよいのかなど、色々と検討されている方も多いかと思います。

子供の年齢でも違ってきますね。目安として、10歳から12歳になると日本語もしっかりしてきますが、その前だと、日本語も中途半端になりますので、そのあたりのご心配などもあるかと思います。

 

親子留学での勉強のポイントは、漢字と算数

 

漢字の勉強について

日本の勉強として、10歳までは、漢字練習などは、お母さんが見てあげる必要があり、10歳から12歳の小学校卒業程度の漢字までは、自力で継続していく必要があります。

ポイントとしては、日本の学校の宿題のようにまでする必要はないと思いますが、帰国をして受験を予定している場合は、きちんと問題集で仕上げていく必要があります。

低学年から10歳までは、お母さんが楽しく漢字を教える時間が必要ですね。

または、公文の通信や、その他の通信教育を利用したり、オンラインで無料で印刷をして漢字の練習をすすめていく方法があります。

各国で日本語補習校などもあります。こちらに通学をしてもよいのですが、帰国を予定していない場合は、時間のロスにもなりますので、自力で進めた方がいい場合もあります。

算数、数学の勉強について

算数については、日本以外の英語圏、欧州の国になると、レベルが低いですので、算数は個人的に進めていく方法が良いと考えています。

オンラインで進めるか、英語での勉強なら、カーンアカデミーを利用するか、または、日本の教科書を取り寄せて、自力で進める方法などがあります。

英語圏、欧州では、算数の計算などは、計算機で進めることが多いです。しかし、中学、高校生あたりになると、かなり難しくなりますので、先取りをしていくことをお勧めしています。

高校の数学で出てくる指数関数などは、ドイツでは、中学あたりで出てきますし、先取りが必要で、また、日本の中学、高校の数学の教科書などを事前にもっていると、役立ちます。

オーストラリアのハイスクールあたりの数学は簡単ですが、ドイツの高校レベルの数学はかなり難しくなると息子はいっておりました。

 

親子留学での現地校での勉強について

 

親子留学にて、現地校でも、インターでも子供さんが毎日通学されている学校の勉強などは、学校の進度に沿って、進めていけば良いかと思います。

オーストラリアの学校などは、とてもラフでゆるい感じで、日本人にとっては、英語ができれば、かなりラクにすすめていくことができるとのことです。

ドイツの現地校の場合は、ドイツ語という語学でのハンディがありますので、この壁を乗り越えなければいけません。内容的には、全体的にどれでも難しくはないのですが、ドイツ語の表現という点で、困難に見えますし、大変になります。

また、ドイツの学校の場合は、書かなければいけない作業が多いですので、時間がかかり、また、授業中に挙手をしなければいけないし、こちらが評価につながりますので、事前の予習が大切になります。

日本の学校とはまた違った勉強の仕方になります。日本では、暗記をしなければならないことが多いですが、オーストラリアもドイツの学校の数学の公式、物理の公式、そして、化学の周期表でさえ、見ながら、そして、辞書も使用しながらの試験なども多く、暗記は不要になっています。

しかし、数学などは、問題に公式は書いてありますが、その後の回答までの詳細な式などは、すべて抜かすことなく、書かなければいけなく、1つでも抜けていると減点になります。抜けていると、誰かの回答を見たことになるからだそうです。

息子に日本では、すべて暗記するよ・・といったところ、え・・暗記などする必要ないよ、理解していれば、なんでも回答できるようになっているよ・・とのことでした。

 

親子留学での勉強の効果

 

親子留学での勉強の効果と実践は、海外の現地校に通学しながら、将来的に日本に帰国するのか、それとも現地の学校に継続していくのかによって、違ってきます。

今後、2021年から大学入学試験も変わり、試験内容での記述式も増え、同時にAO入試も増えていく傾向にありますので、海外で勉強しながら、日本の帰国生試験を狙っていくのも良い作戦だと思います。

 

日本に帰国生として、帰国する場合の勉強の効果と実践

 

海外のハイスクール卒業、ドイツの場合は、アビトウアの合格をめざしながら、同時に、日本の帰国生対策もしていきます。オンラインで帰国生対策の勉強もできますし、小論文を書くことが中心になりますので、前々から、日本語での小論文の練習をしておくとよいですね。

この場合は、日本の大学に入学するのですが、海外で学んだ外国語をいかしながら、日本でさらに専門的な学位をめざしていきますので、海外に滞在していたことをアドバンテージにして、より高度にすすんでいきことができます。

海外のハイスクールに通学中は、日本の勉強を意識しながら、また、日本に帰国したら、海外での英語の勉強を忘れないようにしていくことが大事になります。

こちらは、日本人として、とても効果的で、勉強バランスも精神的にも良いかと思われます。従来の留学生の経験より、より高度に海外で勉強をして、日本でアドバンテージのある部分を発揮できます。

日本に帰国しても、海外の大学では、大学で必死に勉強することを思い出して、日本の大学でも他の日本の生徒のように遊んだりしないで、勉強を継続して、より高い専門性を目指して、いずれ、また、大学院などで、海外の大学にいくことができるように準備しておくと良いかと思います。

 

海外の現地校から海外の大学に入学する場合

 

海外の現地校から海外の大学に入学を目指す場合は、日本の勉強は、一切関係ありませんので、すべて忘れて、日本語は親との会話だけになりますので、そして、日本の情報は親から得るものだと考えて、そして、親御さんの方も、日本のことは、親が子供に伝えることを意識しながら、進めていくと良いです。

海外の現地校の進度に沿って進めて行き、海外の大学入学までたどりつくようにしていきます。日本と違い、受験ではありませんので、学校に沿って進めていけば大丈夫です。問題は、大学に入学してからが大変という予定をしておいてください。

例えば、ドイツの現地校の場合だと、英語圏での留学経験があれば、英語でドイツ人よりアドバンテージがありますが、そうでない場合は、なにも利点がないと思って、必死に取り組む必要があります。すべて、最低ラインから進んでいくようになります。小学生の場合は、算数の計算などで、少しだけアドバンテージがありますが、文章の問題では、そうではないですので、ドイツ語を必死に勉強していく必要があります。

最低ライン、最底辺から登っていくという経験を子供時代にすることは、非常に良いことでもあり、それを卑下せずに登っていくことが大切です。このような経験は、いずれ、仕事をもったときに良い経験として精神的にも強くなる効果を期待できます。

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添田衣織 そえだいおり

2011年からの親子留学も14年目。EU永住権も取得、子供も成人して、本格的な移住の境地になっているところです。海外移住は10年、20年と積み重ねていくものなのですね!新しい挑戦には、いつも困難がつきまといますが、それをさらに乗り越えて・・。穏やかに、そして躍動的にチャレンジしていきましょう。

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