ドイツ親子留学をすることで、やはり親として多くの方が、
せっかく海外に出たのだから、子供の可能性を広げたい・・と思ってしまいます。
子供の可能性は、もちろん広がっているのですが、すぐに結果が目に見えるわけでもなく、
問題は、日本でもよくある、すぐに結果を出したい、成功したい・・という、
親の欲望、親の価値観に問題があるのだと思っています。
何をもって成功とするのか?何をもって失敗とするのか?
息子などは、熱狂的なサッカーファンですので、勝ち負け、勝負事が大好きです。
私は、勝ち負けとか・・どうでもいいし・・・・と思ってしまいます。
でも、息子に言わせると、どのように点数を入れていくかのプロセス、方法などが
面白いそうで、上手いサッカー選手は、そのプロセスがさすがだそうで・・。
日本の方は、成功した、失敗した・・という概念に囚われている方も多いかと思います。
またまた、半世紀以上生きている年の功発言ですが、有名になるくらい成功している方、お金をものすごく稼いでいる方などもみてきていますが、
どんなにみなさんがうらやましい感じの方でも、実はちっとも幸せそうでもない方も多くて、
世の中というものは、バランスがうまくとれているようになっているみたいで、
たくさんのことを得ている方は、それなりに大変で煩雑でしんどい方が多いということなのです。
一方、うだつがあがらないで、大したことなさそうな感じの方の方が、むしろ、
余裕があり幸せそうであったりすることも多いのかな・・とも、ずっとみてきています。
なんだかんだ言って、人それぞれで、すべては、その人の価値観次第、その人がどう想うか、考えるか次第なのです。
つまり、成功と失敗という、2つの極端な概念、白と黒のような概念は、
ただ、故意に作り出されたものだけで、その間に、どれくらいの微細なレベルがあるのか・・・ということなのです。
できる・・といっても、どれくらいのレベルのできるなのかは、無限大で、その人次第。
もう、できない・・といっても、どれくらいのレベルのできないのかも、無限大で、その人次第。
だったら、子供のためにも、親が、できる・・という絶対的な価値観をもって、進んでいく方がいいわけです。
私の感覚だと、できない・・というと、すごろくなどで、振り出しに戻る、ゼロに戻る・・という感覚になってしまいます。
良いことはゆっくりと進んでいく 結果を焦らないこと
良きことはゆっくりと進んでいく・・・どこかで聞いたことがあります。
とくに、子育て、子供の成長とはまさにこれで、親が意識して、ゆっくりと進まないといけないのですが、
世の中の風潮としては、早く結果を出して・・という雰囲気がほとんどです。
世の中の早く結果を出す方に行った方がいいのか?
それより、自分なりの進み方で、ゆっくりを目指した方がいいのか?
有名どころに就職した方でも、途中で頓挫している方も多く、でも、それなりにうまく進んでいる方もいるわけなので、本当にその方次第です。
うまく進んでいそうな方でも、実はそうでもなかったりもするわけで、本当にわからないものです。
やはり、自分次第ですね。周りを気にする、人を気にする必要はないわけです。
子供の可能性を本当に広げることを考えるなら、やはり、ゆっくりと、周りと比較することなく、
結果をすぐに求めないで、進めるのが、賢明なのかな・・といつも思っています。
なんでも期待しない、依存しないことを子供に伝える
すごくお得です・・とか、ワクワクするとか、
良いことを引き寄せるとか・・ そんな言葉をブログでもよく拝見します。
私の中では、そんなにワクワクするようなお得な良いことって、ないでしょ・・という感覚です。
なんでも期待しすぎであって、世の中、そんな甘い、おいしいことはありませんというのが現実です。
お得なこと、おいしいことをずっと求めている方は、何も得られないのでは?とも感じています。
お得なようにみえるだけ、おいしいことのように見えるだけ・・が現実ではないでしょうか?
何かお得な、おいしい目標がないと、それを目指してでないと進めないという・・・
だから、日本では、良い大学、良い就職が、クローズアップするのです。
でも、私も以前はそうでした。子供は、だいたいこの大学からアメリカの大学院に2年くらい行ってこの就職に進んで・・など、勝手にありゃりゃみたいなことを夢想していました。
主人も、持ち家をもって、車はこれで・・だいたい年収はこれくらいを目指して・・など、ありゃりゃなことを言っておりました。
期待しすぎであり、日本がこのまま良い状態で継続すると依存しすぎな発言ですよね。
時代も変わり、期待しても、依存してもいけないわけです。
ではどうすればいいのか?ということで、やはり、期待や依存、欲望などを手放して、
自分のあるがままで、自分のペースを守る・・・これしかないのではと思っています。
何があっても大丈夫、すべてを全託する・・・という、心のあり方、価値観を子供にも伝えていきたいと思っています。