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親子留学 ドイツ

ドイツベルリンでの家探し、引っ越し狂騒曲! お引っ越しは、壁塗りが必須。

我が家は、先週お引っ越しをしました。これで2回目の引っ越しになります。

1回目は、最初の家具つきの家から、何もない家へ、キッチンも自ら購入しても引っ越しでした。2回目の今回は、キッチンを取り外して、持って行くというお引っ越しになりました。

不動産屋さんの退去確認証で、全て自分で綺麗にすること・・と書かれていましたので、全て自分で完璧に仕上げた・・と思いきや・・・あることを忘れていたというより、これでいいに決まっていると日本的に考えていたのです!

 

ドイツベルリンでのお引っ越しは、壁塗りが必要だった・・

 

先週すべてのお引っ越しを済ませて、昨日鍵を渡して、これで終了だと思いましたが、終了にはなりませんでした。

不動産屋さんの最終引き渡しチェックの方が厳しくて、部屋に入り、見た途端、

「すべての壁を塗りなさい・・」

すべてって・・・綺麗だし、塗るまでもないでしょ・・と思いましたが、新品同様に塗らなければいけないと言われたのです。

そこで、私の交渉、ネゴが始まりました・・・。

「保証金の中で、不動産屋さんが壁塗りをしてください!」

このように強気でネゴをしてみました。

「いや、それは私たちはできません。退去する人がすべての壁塗りをする必要があります」

このように言われてしまいました。

壁をすべて塗ってから、引き渡しをするドイツのシステムらしいのです。

契約解除のお手紙には、自分ですべて綺麗にすることと書いてありましたが、壁をすべて塗るとは書いていないけどな・・と下記の解除契約をもう一度見てみたのですが、ドイツでは、壁を塗ることが大事なようです。

「床もワックスとか必要ですか?」

とあえて聞いてみたところ、床はこのままでいいということでした。

ドイツは、壁塗りが大事だということがわかったのです!

解除の契約より抜粋

Sorgfältige und fachgerechte Durchführung der Schönheitsreparaturen gemaess dem mit Ihnen geschlossenen Mietvertrag und entsprechend den gesetzlichen Bestimmungen. Alle Mietereinbauten an Böden, Decken und Wänden, auch vom Vermieter übernommene sind bei Auszug zu entfernen und zu entsorgen. Dadurch entstandene Schaeden, die nicht restlos com Mieter behoben werden, werden von der Kaution abgezogen oder dem Mieter in Rechnung gestellt.

 

本日、壁塗りの見積もりをしてもらったところ、94平米で2300ユーロでした。3日かかる大仕事であると・・。

引っ越し代より高いのね・・と言ってみたところ、ドイツでは壁塗りが大事だ・・とまたまた、言われてしまいました。

ドイツでは、壁塗りが得意だと、それはそれは・・いいことですね!

 

ドイツベルリンで、はじめて引っ越し業者を依頼する

 

1回目の引っ越しの際は、家具つきの家から、がらんどうの家に引っ越しましたので、オーストラリアから来たときの荷物とあと少しくらいの荷物でしたので、家から5分のところの引っ越しでもありましたので、自分ですべて運ぶことができました。

そして、新しい家にキッチン、コンロ、ベッド、机、電化製品などを購入したのです。

今回の2回目の引っ越しは、ベッド、机、キッチン、コンロ、電化製品なども運ばなければいけなかったので、引っ越し業者も依頼しなければいけませんでした。

キッチンをはずす作業や、ベットの組み立てなどもありましたので、3人の若者が引っ越しの作業に来ました。

そんなに荷物も多くなく、小型トラックの分量でしたが、700ユーロの引っ越し代がかかり、現金で支払いました。キッチンの取り付け、コンロ、洗濯機の取り付けなどすべてが含まれています。

また、ダンボールは、ドイツアマゾンで15箱を購入しました。日本と違い、ガムテープなしで、箱を組み立てることができる仕組みになっていてとても便利でした。

そして、無事に引っ越したのですが、結果としては・・

洗濯機が動かなくなりましたし、そして、コンロの配線をたぶん間違えたのか・・4つのコンロのうち、2つが使えなくなりました・・とさ・・・。

まあ、いっか・・と諦めの境地です。

健康ならば、もう・・なんか変でもいいです・・と執着しないことにしました!

 

ドイツベルリンでの2回の家探しからわかったこと

 

孟母三遷の旅は続く・・

ドイツベルリンでの家探しは、昨今、大変だと言われています。以前、不動産屋さんから聞いたことは、15年前より、4倍も、5倍も家代が上がったということです。

15年前に1000万くらいの物件が今では、4000万、5000万とかにも上昇しているとか・・。東京と同じくらいなのかな・・と思いました。

ドイツ親子留学では、みなさん最初は、家具つきの家を賃貸しますので、それなりに決めることができます。

我が家も最初は、家具つきの家でしたが、3年経ち、暖房の温水の故障で、急遽、大家さんからリノベーションをするので、退去してほしいと言われて、1年前に自分で家を探したのです。

1か月以内に移動しなければいけなかったので、家賃が高いところでもどこでもということで、近くのところに決めることができました。

このときの成功の秘訣は、時期がずれていたこと、キッチンがなかったこと、管理費が高いことで、応募が少なく、穴場の物件でした。

ポイントは、家具なし物件であっても、1000ユーロ以下の物件は、多くの方が応募するので、ほとんど外国人にとっては、不可能ということです。1000ユーロ以上の物件であれば、わりと可能性があると感じました。

さて、我が家が1年後になぜ、また、引っ越しをしたかというと、ホルムアルデヒド問題がありました。購入した家具の中に、ホルムアルデヒドの強いものがあったのです。

気がついた途端、すべてを撤去しましたが、私は大丈夫でしたが、息子の方が敏感でダメなようでしたので、新たに引っ越しを決行したのです。

我が家は、、、、孟母三遷のために、より良い環境を求めて、いつも動いていく定めになっているようです。

ということで、息子に次の物件を選んでもらったところ、またこれも、穴場の物件で、ファミリーがあまり選択しない物件でしたので、すぐに決めることができました。

部屋が区切られていない物件です。そして、周りは、緑に囲まれて、まるで別荘のような感じでした。なんと素敵な物件なのでしょう・・ということで、全て準備をして、照明の方にも来てもらい、取り付けて、照明取り付けのおじさんも、素敵な物件だね・・といっていたくらいですから・・。

ところがところが・・

 

ベルリンで家賃値下げに成功!

 

このアパート全体のオーナーが急遽代わり、以前のオーナーが物件を売ってしまったのです。新しいオーナーになり、2019年度から全体のリノベーションをして、駐車場もつくることになったのです!

え・・私たちはどうなるの? ということで、新しいオーナーが我が家の物件に住みたいと言い出しました。もう、契約しているのに??

迷惑代を支払うから、この物件を譲ってほしいということになりました。そして、不動産屋さんから、同じ広さで、安い物件があるから、こちらに変更してはどうか?と提案がありました。

我が家にとっては、またとないチャンスです! このベルリンで家賃が上昇している中で、家賃がかなり安くなるのです。

自力で応募して、この値段の物件は勝ち取れないのです。なぜなら、お手頃で人気な値段は現地のドイツ人にとられてしまうからです。外国人はほとんど不可能なのです!

1年間住んでいた物件は、1465ユーロで、最初に契約した物件は、1290ユーロで、新しく引っ越した物件は890ユーロになったのです!

なんと、ベルリンで家賃をかなり値下げすることができたのです!

 

無理せずに、固執せずに進め・・

 

私は自然体で何事も進める方式をずっととってきています。オーストラリアからドイツに来たときもそうでした。オーストラリア滞在から、どこの国に行こうかなと思っていると、自然にドイツベルリンへの道に導かれていきました。

今回もその時と同じように、ある物件の契約から、オーナーが変更するハプニングによって、家賃が安い物件となり、我が家にとっては好都合なものになっていきました。

 

ここで、親子留学を迷う方、ご心配する方にお伝えしたいこと、

親子留学を希望されている場合、心配や不安などをしなくても、自然体に進んでいけば、必ず道がつながっていく・・ということです。

その方にとって必要であれば、必ず進んでいくことができるということです。

巷では、不動産が大変だ、これからは大変になる・・など、煽る言葉が氾濫しています。それは、そのように受け取ってしまう方は、そうなってしまうと思っています。

事実ですと言われる方もいらっしゃいます。その方が事実と思っているなら、そうなってしまうと感じています。

私は、巷の噂は、噂であり、しかし、自分には、良きものが与えられるといつも思っているので、そのようになっていると感じています。

自分の想いが世界を創っていく・・

どんな方でも、前向きに進んでいくなら、必ず良き方向に導かれると思っています。

否定的になったり、できない・・と言ったり、無理です、難しいですという、ネガティブな発言を絶対にしないことが大切です。

これは、今後、子供の幸せを願うのならば、子供にも伝えたい大事なことだと思います。

お母さんと子供と、ぜひ、自分の想いが世界を創っていくという世界を体感してほしいと願っています。

これを甘いといったり、感じたりする方は、残念ながら、きっとできないかも・・

それくらい、自分の毎日の想いは大事かもしれませんね・・。

 

家探しを成功させるポイントとは?

 

  • 地元の不動産屋さんと仲良くする
  • ドイツ人が選択しない物件を選ぶ
  • 銀行資金証明書もあえて提出する
  • 数打ちゃ当たる
  • 不便なところも検討してみる

 

長期でドイツに住む予定がある場合は、家具つきの物件ではなくて、早めに自力で家探しをする経験が必要だと思います。

子供にも経験させて、家探しの大変さを一緒に共有していくことで、将来にも役立つと思います。

 

引っ越し終了。壁塗り終了して、引き渡し完了しました!

 

壁塗りが全て完了して、不動産屋さんに連絡して、本日、引き渡しが完了しました。

すべての部屋を念入りにチェックして、写真をとって、不動産会社にレポートをその場で作成していました。

最後に鍵を渡して、引っ越しの最終章、引き渡しが完了したのです。

聞いてみました。

『 保証金3か月はすべてもどってきますか? 』

答えは、 『もちろん、すべて返金するよ・・』と。

は・・。やっと、落ち着きましたね。

最終チェックの方も聞いてきました。

『 壁塗りは、業者に依頼したの? 高かったでしょう・・。ドイツでは、すべて壁を白く塗るからね。前もってやるといいよ・・』

え・・壁塗り、自分でやるの・・いやだな・・でも、慣れておくのが、ドイツ生活では、必須かもしれないですね。

男性のみなさんは、ぜひ、白の壁塗りを慣れておいてください!

女性は・・・嫌だな・・と思いますよね・・

しかし、こういうのも、ホームセンターで、梯子とペンキを簡単に買えるようにしておけば、いいのだし、慣れ・・かもしれないですね。

意外にも、ペンキ塗りは楽しいのかもしれないですが、ドイツ生活は必須であることを覚えておいてくださいね!

 

なんでも慣れであり、経験であり、勘を磨くことが大事であること!

 

我が家の引っ越しからも、親子留学での語学の慣れでもそうですが、やはり、すべては慣れであり、なんでも、経験して、慣れて、時が経過して、勘が効くようになり・・が大事であることがわかりました。

ベルリンでの家探しも大変だといわれますが、たぶん、慣れと感覚の問題で、勘が効くようになり、不動産の広告をみながらも、たぶん、これいけるな・・という感覚、勘ができてくると思います。

ですので、やはり、最初は苦労するかもしれないですが、自分でやってみないとなにもわからないのです。もう、やるしかなくて、自分で苦労しながら、試行錯誤をしてやるしかないのです。

よく思うのです。

ほとんどの方が、わりと楽をして、ふふふふ・・と優雅に過ごしたいと、雑誌やマスコミの影響で、美しい、綺麗、セレブのような・・を目指しているところがあります。特に、女性、お母さんがたなどは、そういう傾向があり、それがいいのだと思っていると思います。

しかし、生きていくということは、もっと泥臭いもので、そんなに優雅に苦労もしないで、簡単になんでもできるというのは、ありえなくて、

真面目に生きる、正しく生きる、誠実に生きることは、苦労をするということだと思うのです。

しかし、日本でよくありがちな、無理をしてまでは、必要がないと思っていて、そのあたりは、良いさじ加減が必要だと思っています。

子供にも、苦労をすることこそが、誠実に生きることであることを見せていきたいなと思います。

そう考えると、やはり、語学を学ぶことも、経験と慣れと勘が必要であり、そうなると、早めに海外で慣れておく、語学もセンスや勘が必要であるので、やはり、10歳まで日本で過ごしたなら、その後は、海外で10代のティーン時代を過ごすのが、一番よいことだと、経験から思っています。

依頼した引っ越し業者は、下記になります。半分使えなかったコンロも直しに来てくれましたし、見積もりなどの約束も時間通りか、少し前に到着して来てくれました。

引っ越しに実際に携わった三人の若者も、力が強いドイツ人と、電気関連のシリア人と、総務、経理担当のトルコ人の組み合わせになっていました。下見に来てくれた方も、シリアの方でした。

壁の白塗りもこちらで依頼しました。英語は、ほとんど通じませんよ・・。

 

 

 

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  • この記事を書いた人
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添田衣織 そえだいおり

2011年からの親子留学も14年目。EU永住権も取得、子供も成人して、本格的な移住の境地になっているところです。海外移住は10年、20年と積み重ねていくものなのですね!新しい挑戦には、いつも困難がつきまといますが、それをさらに乗り越えて・・。穏やかに、そして躍動的にチャレンジしていきましょう。

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