子供は、7歳、14歳と7年ごとに成長するとシュタイナーは言います。
息子曰く、14歳から、周りが見えるようになってきた、その前は、ただ、
赤ちゃんのようなものだったと。
7歳で肉体が完成しますので、0歳から6歳までは、身体を作ることが大事なのです。
14歳までに見つける子供の3つの才能
シュタイナーによると、以下のように7年周期で子供は成長をしていくようです。
上記の認識に基づき、この人間の特質を教育対象として年齢によって3期に分け、その発達特徴を理解する。この約7年間隔の発達的特徴に応じた教育課題があり、その課題を達成するためのキーワードが重要な指標になる[8]。発達の生理学や心理学に基づいた説明がなされており、幼児期や思春期膳の誤った取り扱いは、のちに心身の発達や健康上の障害、広範囲な精神医学上的症状の原因を作り出しやすいという認識に立っている。[13]生まれてから成人するまでの21年間のうちに世界から「真・善・美」を全身を通して理解し、その世界と自分との一体感を見いだし、世界の中で自由で自律的に生きることのできる人格の育成を目指す。
- 第1七年期(0〜7歳) - 誕生から7歳頃の交歯期までで、模倣を特徴とする[13]。肉体の感覚器官が十分に発育する期間である[27]。この肉体を動かす事、すなわち意志の成長が課題であり、無意識的な活動、特に毎日の生活のリズムを重視する。この時期の子供は周囲の大人、特に両親からの直接的、間接的な影響を全身に吸い込んで成長する。つまり無意識的にも「(私の周りの)世界は善であふれている」ことを子供が理解するような環境づくりを目指す[27]。
- 第2七年期(7〜14歳) - 性的成熟期である。感情作用が活発化し、想像力が 育つ一方、権威あるものを求める人間の段階であるとされる[13]。四魂の感情活動が分化・洗練される期間であるとされる[27]。感情の成長が課題となる。そのため教科内容から抽象性を排して芸術的な味わいを持たせつつ[27]いきいきした感情を育み、「世界は美しい」と感じられる教育[27]を目指す。ドイツ文学者の子安美知子は、小学校時代の教師は「愛される権威」「自明の権威」であることが目指されると説明しており、シュタイナー教育を受けた娘の子安文は、教師は非常に怖い存在であり、教師は教師であって友達のようにはならないと述べている[28]。
- 第3七年期(14〜21歳) - 認識活動が中心にあり、自分の判断で自分と環境世界の関係を決定していく時期である[13]。肉体と魂に結合した自我活動が精神に向かっての思考を開始する期間[27]。表象活動の活発化が課題となる。明晰な表象活動により「世界は真実だ」との認識が目覚める方向[27]の教育を目指す。
この7年周期は誕生から死までだけでなく、死後も繰り返される転生の中で続くライフサイクルであるとされている[8]。
上記のように、7年ごとというのが、美しいですよね。
0歳から6、7歳までは、肉体、身体を作る時期だということがわかります。
7歳、14歳、21歳でだいたい出来上がり、28歳あたりで完成するのかもしれません。
自分を振り返って見ても、28歳くらいから、結婚でもしようかなと思った記憶があり、
だいたいの人格の形成が28歳なのかもしれません。
その後、35歳、42歳、49歳、56歳、63歳、70歳、77歳、84歳、91歳、98歳、このように進んでいくのですね。
70歳ぐらいが、思考力が頂点だとも言われますね。60歳になったら、30年計画を立てるといいとも言われます。
できたら、14歳くらいまでに子供の3つくらいの才能、得意なこと、好きなこと、長時間していることなど、を見つけると良いと思っています。
- スキルや得意なこと、特技など
- 時間をかけてしている遊びや趣味など
- 性格や情緒的なもの
このように3つを出してみると良いのです。
例えば、男の子だとしたら、1、サッカー 2、レゴ 3、忍耐強い など。女の子だとしたら、1、ピアノ 2、本を読む 3、おとなしい など。
面白いことに、同じサッカーが得意な子供でも、1、サッカー 2、ゲーム 3、素早いこのような子供では、まるで違う性格ですよね。
忍耐強い子供は、サッカーでも守備系かもしれなくて、素早い子供は、サッカーでは、攻撃ポジションとか、MFかもしれませんね。
女の子でも、1、バレエ 2、音楽 3、社交的 このようなお子さんは、人気者で華やかな感じがしますね。
子供の3つの特徴を取り出したら、お母さんは、よく眺めて、子供の趣向をよく掴んでおくと良いのです。
そして、どんなときでも、子供には、このような特徴があって、素晴らしい原石のようなものであると、親がニマニマしていればよいのです。
子供の特徴が、どんな仕事につながっていくのかな、どんな大学の学部に行くのかななど、親が想いを馳せるのは楽しいことだと思います。
親の方が率先して、どこの大学に行きなさいとか、どこの就職にしなさいなどは、ありえないことだと思うのです。
しかし、多くのお母さんたちは、実は、そんなことまでも勝手に決めていて、子供に小さい頃から、暗示をかけるようにしていると聞いたこともあります。
本日のメルマガでも書いたのですが、
『ものぐさ精神分析』の精神分析学者、 岸田秀氏によると、
母親とは、子供を一生自分の思い通りに支配する 能力を有しており、自分の安全と平和のために
その力を行使する・・・
と言われているようなのです。これは、まさに、毒親とかヘリコプターペアレントになってしまうを意味してしまいます。
子供が入学する大学名で、まるで親自身がブランドを身につけたようであってはいけないですね。
子供の3つの特徴をつかんだら、これがどうなって行くのかな・・と密かに見守って、楽しむ姿勢が良いかと思うのです。
我が家でも、主人とよく息子がどうなるのかな・・と話しています。そして、ただ、どうなるのかな・・だけで、ただ、楽しんで未来予想図を話すだけで、
決めるのは本人であり、それに対して親は何も口を出さないし、ただ、アドバイスのみでとどめるだけです。
才能があっても、幸せとは関係がない 自分を知ることが大事
豊かな才能があり、職業をもって、成功している方はたくさんいらっしゃいます。
有名になり、財産をもち、さぞかし幸せなのだろうと思ってしまいますが、実際には、有名になる方は、実は苦労されていて、ちょっとも幸せではないと聞いたこともあります。
お母さん、親は、子供に才能をもって、将来も活躍して欲しいと願いますが、才能を持って、将来的に活躍するという意味は、幸せになってほしいから、困らないで欲しいからですよね。
しかし、才能があり、有名になり、財産ができても、幸せにはならない場合も多いのです。反対に、才能がなくて、有名でなくて、財産もないけれど、幸せになっている方はたくさんいるのです。
価値観は人それぞれですが、そこで登場してくるのが、お母さんのあり方、導き方、お母さんがどのように子供に伝えていくかになると思うのです。
簡単にいうと、たとえ、才能があり良い職業についたとしても、忙しすぎたり、自分を失ってしまうような環境や状況におかれると、幸せな状態ではないということです。
良い職業をいうのも、どの点で良い職業であるか・・という価値観ですね。
やはり、才能という特別な能力があることにプラスをして、自分の適した環境を選択できるという能力の方が実は大事であるといえるのです。
自分に適した道を選択できる、選り分けられるという能力・・・
どんなにすごいスキルがあったとしても、自分のことを選択できないようでは、もったいないことになるわけです。
どんな場所に住むのか? どんな環境に身を置くのか? どの程度頑張って行くのか? などは、自分にあわせて、自分を知っていないと選択できないものです。
こんなことを考えると、特別な才能より、自分をよく知っていて、自分がどの場所や環境でなら、適応、対応していけるのかが、瞬時にわかる能力の方が大事ですね。
自分がわかること・・・小さいときから身に付けたいものです。
そのために、お母さんが子供を応援するのが良いと思っています。