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子供の教育

トリリンガルになる方法 10歳からのバイリンガルから超えて行くこと

トリリンガル、トライリンガル・・・どちらでも良いかと思いますが、3ヶ国語を自由に操ることを言います。

さて、我が家が3ヶ国語を自由にあやつるといっていいのか・・ですが、そろそろドイツ滞在も5年目になってきましたので、

日本語が母国語で、オーストラリアの3年間での英語マスターをこえて、ドイツ5年目ということで、トリリンガルになってきていますよ・・と言ってみたいと思っています。

何というか・・バイリンガルとか、トリリンガルとかいうと、中途半端になるとか、そんなに簡単にできないとか、最初からネガティブ発想をする方も大変多いのかなと思っていますが、日本語もちゃんとできないのに・・とか、とても批判的な方が多い中で、

私は、多言語を知れば知るほど、人生は彩を増して、豊かになると思っていて、多言語を身につければ身につけるほど、自分の精神も自由になり、大きな権威にすがって行くような姑息な心がなくなり、もっと自由に・・・と・・飛躍できると考えています。

私自身、実際にとても中途半端なクワトロリンガルですが、いろいろな国の人たちと出会えたこと、話すことができることが、どんなに自由で、そして自分で人生の舵をとることができる自信のようなものがいつもあることにいつも感謝しているのです。

 

トリリンガルになる方法

 

英語をこえて、多言語を習得することにおいて、下記のようないろいろな問題があると読んだことがあります。

ちなみに、一言語のみ習得している者はモノリンガルmonolingual)、二言語の環境で育ち、その両言語において年齢に応じたレベルに達していない者はセミリンガルと呼ばれる。近年は、セミリンガルという言葉が否定的だという意見が増え、ダブル・リミテッドという名称が広まりつつある。ダブル・リミテッドは、日本においては帰国子女や日本に住む外国人児童の間に散見されるため、とくに教育関係者の懸案事項となっており、言語学や教育学の専門家による研究が広く行われている[1][2]言語獲得は環境および年齢差・個人差が大きい上に、日常会話能力(BICS)はバイリンガルであっても、抽象思考や学習のための言語能力(CALP)がダブル・リミテッドの状態にあり教科学習に支障をきたす者もいる。何をもってバイリンガル、何をもってダブル・リミテッドと判断するのかは未だ曖昧である。

出典: ウィキペディア 多言語

 

上記のような問題を解決するコツは、まずは、10歳前後、8歳、9歳ごろまでは、日本語で育てるという点であると経験上思っています。

 

まず、10歳ごろまでは、日本語をかためること

 

我が家は、10歳、つまり小学校4年生の5月ごろまでは、日本の小学校に通学していましたし、その後も、ビザラン、シアトルに滞在していたときなどは、日本から四谷大塚のテキストをもっていったくらいですので、日本語関連の勉強に関しては、完了していたと思います。

ですので、現在も家では、日本語で、親とも日本語での会話で、母国語であるのかなと思います。

実際に、オーストラリアでも現在のドイツでも、日本語での理解をしてからの方が良い場合も多いのです。

母親の私が日本語で難しい内容を解説して、それを元に、英語やドイツ語で理解していく場合もときどきあります。

実際に、歴史や哲学、カントの純粋理性批判、無意識や潜在意識などの内容は、日本語で母親が説明しないと、ティーンエイジャーが理解できない部分も多いですね。

 

10歳、11歳ごろから英語を集中的に習得すること

 

10歳ころまでの日本語の基礎があって、我が家の場合は、英語を積み重ねました。

3年間のオーストラリアの小学校とハイスクールの通学により、英語ですべてを処理することもできるようになりました。

PCでの検索、映画鑑賞、音楽、ドラマ、読書・・・などは、すべて英語になります。

ドイツでの学校がはじまってからも、映画鑑賞を500本くらい英語で見ていましたし、現在でもドラマは英語で見ていますし、本も英語で読むようになっています。

残念ながら、息子は、本をたくさん読む人ではないので、ウェブサイトが多いです。

英語でカーンアカデミー、アメリカのオンラインハイスクールなども利用してきました。

英語は、自分が使う、使用する言語である・・・という感覚だと思います。

 

13、14歳ころから、ドイツ語に移行していく

 

我が家は14歳からドイツの学校に通学しています。最初は、ウェルカムクラス1年間を終えて、そこから、ドイツの現地校に入って行きました。

ドイツ語を習得する上においても、日本語の基礎があって、その後に英語をマスターして、その上にドイツ語を乗せて行くような感覚で、我が家では進んできました。

どの方針がいいのか・・、そのご家庭によって、いろいろなパターンがあるかと思いますが、我が家の例も参考の1つにしていただければと思います。

  • 10歳まで、日本語
  • 11歳から13歳まで、英語
  • 14歳から、ドイツ語

このパターンでトリリンガルになるきっかけをつかむことができます。

しかし、トリリンガルがほぼ完成するのが、あと10年くらいかかりますかね・・。

ドイツの大学、大学院を卒業したくらいですね。

長い道のりです。一生涯かけて、トリリンガルになって行くと考えると良いと思います。

 

多言語習得に必要な10歳までの基礎学習とは?

 

英語などは、早期に始めた方がいいという例もたくさんあると思います。

しかし、我が家のように、10歳くらいから始める場合は、10歳までに日本語のほかに必要な基礎学習があると思います。

もちろん、子供ですので、スポーツや音楽なども、それなりに10歳までにしておきたいことです。ピアノ、各種スポーツ(体操、スイミング、サッカー、野球など)を全般的にしておくことで、バランスがよくなります。

そのほか、言語を右脳的に習得するためにも、そろばんでの右脳開発、速読での右脳開発なども、取り入れて行くと良いと思っています。日本では、数理教室なども盛んですね。

右脳を鍛えておくと、言語習得でも記憶力が長けているので、早いです。

我が家では、実際に単なるそろばんだけでなく、暗算、フラッシュ暗算も1級以上をもっていましたので、言語習得には有効的だったのかなと思います。

速読なども、9歳ごろにオンラインでいいので、少し経験して練習しておくといいですよ。2倍速、3倍速、4倍速で本を読む練習ですね。

速読は、サッカーにも役立つようです。

上記は、息子の実体験からのものです。男性と女性でもちがいますね。

息子の場合は、小さいころから数字に強く、また、スポーツも得意で、反応も素早く、よく動き回る性格でしたので、そろばんでの右脳の訓練が非常に有効的でした。暗算、フラッシュ暗算が非常に得意でした。その流れが語学を身につける時にも効果を奏したと思われます。

 

私自身の経験からは・・・

 

ちょっとだけ参考に私自身の経験からも書いてみたいと思います。女性である、また、息子とは反対の性格であることからも参考になればと思います。

私自身も、わりと語学を身につけやすい性格が元からあったと感じています。

それは、私自身が母親の胎内にいた時に、メキシコに行く準備をしていたらしいこともあるかと想像しています。結局は、1965年のアメリカの情勢の影響でなくなったのですが・・。

また、幼稚園時代、実はスペイン語からはじめています。スペイン系のカトリックの幼稚園だったので、幼稚園から小学校2年生ころまでスペイン語を遊びで学んでいました。

その後は、ピアノを真剣に取り組んだり、歌をよく歌っている小学生でした。音楽が実は語学の習得に効果があると・・何気なく感じています。英語を学び始めたのは、中学からです。

 

 

 

 

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添田衣織 そえだいおり

2011年からの親子留学も14年目。EU永住権も取得、子供も成人して、本格的な移住の境地になっているところです。海外移住は10年、20年と積み重ねていくものなのですね!新しい挑戦には、いつも困難がつきまといますが、それをさらに乗り越えて・・。穏やかに、そして躍動的にチャレンジしていきましょう。

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