結局、子供の教育の問題とは、親の問題である・・・
と聞きました。
親の価値観や考えが、子供に影響して、一生を支配する
我が家では、子供には、なんでもできる!という経験をしてほしいと考えていて、
なんでもできる! 大丈夫である!という想いが心の根底に住み着いていれば、
どんなことがあろうとも、どんな状況であろうとも、乗り越えていけると思っています。
そんな経験をするために、海外に在住していて、親子留学をしていて、
海外の学校で学んでいるのだと、今更ながらにふりかえっています。
こんな状況も、あえて望んだわけでもなく、自然と導かれていきました。
自然と導かれるためにも、世間に振り回されずに、自分の価値観に沿って進めるのが良いと思っています。
そのためにも、親の毎日の何気ない考えや価値観が大事になり、これが、子供に当たり前のように影響していくのです。
子供の教育の問題は、親の問題である・・・
確かに、子供の教育は、親自身の問題、親の生き方の問題、親の在り方の問題になります。
同じ家に住んで、空気のように価値観を共有して、影響を与えてしまうと考えると、非常に恐ろしいことで、親の在り方を改めて、見直さなければと謙虚になってしまいます。
面白い例を挙げてみると、
息子の学校の友人に、現在、一生懸命毎日、週末にアルバイトをして、お金を貯めて、1人でハワイ旅行を計画している女子がいます。
その家は、裕福なのですが、子供を置いて、両親だけで、いつも旅行にいってしまうのです。
この女の子も、いさんで、1人での旅行を決断したのでしょう・・。両親にいつも置いていかれるので、これは、決起して、自分でいかなければいけないと・・
この女の子のドイツ人の両親が、どういう意図で、娘を置いていくのかわかりませんが、親として、自分で稼いで、旅行ぐらいは行きなさいと、教えているのかもしれません。
こちらの親御さんも、その前の世代から、このように自立する価値観を伝えられたのかな・・とも想像しています。
この女の子は、旅行は自分で稼いで行くものだという価値観をもつことでしょう。(親の価値観に反発しなければ、反対の価値観になる場合もありますけどね。)
ドイツと違い、日本では、教育熱心なお母さんたち、親御さんたちが、子供のためになんでもしてあげたい、応援したいと思っている方が多いのではと思います。
塾に通学させて、良い成績を取らせて、良い学校に進学をさせて、はたまた、良い就職までを視野に入れている方も多いと思います。
子供を応援して、先のことまで視野にいれることは、悪くはないのですが、
重要なことは、毎日のどのように過ごしているかの、毎日の小さな価値観の積み重ねが大切だと思っています。
例えば、人生に絶対勝つのよ・・とか、成功するのよ・・という方を拝見したことがありますが、
このような親の毎日の価値観の元で暮らしている子供は、勝つこと、成功することが、大事になっているので、
将来的にも、勝つため、成功するためには、どんな手段をも選ばないということにもなりかねないのです。
今、現在のエリートを呼ばれる方たちは、このような状況なのだと思っています。
そして、勝つため、成功するためには、と、追って行くことで、自分という大切な身体を無理させることになり、体調を壊す方も多く、実際にそのような方を多く見てきました。
インド人の修行をしている方たちは、自分の身体は自分の神殿であるので、本物の自分がいる神殿、身体を大切にする考えがあるそうです。
しかし、日本の男性などは特に、自分の身体ぐらい少し酷使しても、へっちゃらである・・みたいな感覚もあるのではないでしょうか・・。
身体を無理してでも、頑張ることに意義があるという感覚も日本にはあると感じています。
多くの有名企業や官庁の方たちも、少しぐらい無理しても・・という価値観ですごされていて、多くの方がある年齢になると、身体の不調があるのではないでしょうか・・。
こんな感覚でさえ、負の遺産であり、連鎖していくものであるので、食い止めなければいけない価値観だと思っています。
なんでもできる、大丈夫である! という価値観をもつために
我が家では、なんでもできる! 大丈夫である!
可能性はいくらでもある!不可能はない!
子供がこのような価値観を心の奥底に根付かせるために毎日を過ごしているのかもしれません。
私は、こんなこと、こんな話ばかりしています。
どんなに良い学校にいったとしても、どんなに良い会社に入社したとしても、
いずれは、その良い場所で、困難なことや大変なことを乗り越えばければいけないことが多々あるわけです。
重要なことは、どんな状況でも乗り越えること・・・
しかし、困難な状況を乗り越えるために、がむしゃらになり、大切な身体を無視して進んでしまうことや、やりすぎに陥ってしまうこと、または、否定的になり、精神的に病んでしまう方が多いのです。
そんな大変な状況でのポイントは、つねに、大丈夫であると、身体を貫通するように想っていることなのですが、
意外にも、そのようにしている方は少なくて、
現実を直視して、万が一を考えて、そんなに甘くないと否定的な考えをしている方が圧倒的に多いのです。日本のサラリーマンのお父さんなども危機管理を重視して、否定的な考えの方が多いと感じています。
もちろん、考えたように、想ったように状況や現実は進んで行きますので、困難であるという価値観を持っている方は、そのようになっていきますし、そのように行動していきます。
私の個人的な想いでは、小さな針穴でさえ、通ってみせる・・という感覚がいつもありますので、そのような状況を自分で作って行く過程も楽しんでいることが多いのです。
シャンティフーラから学んだこと 感覚は偽らない、理性は偽るものである!
(こんなことも、面白いな・・と思いました。普通は逆に考えますよね・・)
子供には、そんな毎日の価値観を伝えたくて、進んでいます。
お母さんが、親御さんが率先して、なんでもできる! 大丈夫である!ということを実践して、子供に伝えていくことが大事で、
それは、海外だから大変というわけでもなく、日本でも海外でも同じことで、
親の価値観こそが、子供の教育につながり、子供の教育は、親の問題であるということをこれからも追求して行きたいと思っています。