15歳以上のドイツ親子移住は、ギムナジウムを狙うには、時期が遅いけれど、ドイツの大学を目指す場合はまだ、間に合います。
わが家がオーストラリア親子留学をはじめたのが、息子が10歳のときで、それからドイツ親子移住をしたのが、息子が13~14歳の時期でしたので、
実際に経験をしたことに基づいて、親子留学適齢期なども書いています。
英語圏に3年の通学経験を持ち、ドイツ親子移住をして、移民クラス、ウェルカムクラスで1年間のドイツ語集中授業からギムナジウム8年生の途中スタートで9年生に移行しています。
本当は、もう一度、8年生を希望していたのですが、9年生に行くように言われて、8年生は、半分だけの履修となりました。
学校によると、10年生に実施されるMSAという中等教育卒業試験は、9年生が大事なので、9年生に早めに行った方がよいとのことが理由でした。
それらの様子から見てみると、15歳以上になると、年齢的にギムナジウムに移行するのは、難しいかな・・という感じがあります。
わが家の13~14歳で年齢的にギリギリな感じでした。
10年生の試験までに、最低2年位の勉強をしないと、試験合格に到達できないからです。
しかし、ベルリンには、ギムナジウムでなくても、ゼクンダールシューレという学校があり、こちらからでも、13年生にアビトウアの試験を受けて、ドイツの大学に進むことができます。
ですので、15歳からドイツ親子移住される場合は、ゼクンダールシューレに進むことで道が開けますので、安心してください。
少し学年を落として、もういちど、8年生(中学2年生)、9年生(中学3年生)から始めればよいかと思います。
難民の方たちは、16歳、17歳に来られる生徒も多く、学年を落として、もう一度、8年生、9年生からはじめています。
また、大学進学を希望しない場合は、職業学校(ベルーフシューレ)に進む生徒もいます。
以前は、ドイツでは、大学進学が2割程度と言われていましたが、最近は、半分くらいが、大学に進学するようになってきています。
ですので、大学入学も、アビトウアの点数の順番に足切りされますので、アビトウアの点数もしっかり取っていかないと、希望する学科、学部に入学できないということもあるわけです。
18歳以上は、ゼクンダールシューレではなく、語学学校になるようです。
18歳以上になると、高等学校というゼクンダールシューレではなく、語学学校からはじめるようです。
また、18歳以上は単身でもドイツ留学できますし、ワーキングホリデーなどのチャンスもあります。
18歳からひとりでドイツに行かせたいと考える方もいるかもしれませんが、できたら、ドイツ親子移住で、16歳、17歳になっても来た方が有意義かと思うのです。
お母さんが滞在許可証を取得してでの、子供が16歳、17歳の滞在の方が家族で将来的にドイツに住むことができるからです。
お父さんも配偶者ビザになりますので。
年齢にこだわらなければ、16歳以降からでも、ドイツでゆっくりと勉強して、ドイツの大学まで進んでいけばいいと思います。
日本の大学に入学してから、単身でドイツ入りですと、20歳を過ぎてからになり、さらに時期が遅くなっていってしまいます。
ドイツ入りは、早ければ早いほどいいです。ドイツ語をいかに早い時期で習得するかが、ドイツ生活や就職のカギを握っています。
日本の大学卒業してから、ドイツの大学に入学している方を見ると、全員がドイツの大学を最後まで卒業しているとは限らないようです。途中で脱落している方もいるようです。
これは、やはり、ドイツ語での授業についていけないことに問題があると思います。
ですので、なるべく早い時期にドイツ入りして、ドイツのハイスクールから入った方が将来的に、ドイツの大学を最後まで卒業できる可能性が高くなると思います。
15歳以上、16歳、17歳でドイツ入りして、学年を3つか4つ落として、ドイツのゼクンダールシューレを卒業していくのは、本当はだれも気にしないのですが、
日本人は、何歳?何学年?みたいなくくりを気にする方が多いですので、やりにくいかと思いますが、
ドイツの大学を卒業するんだ・・という意志があれば、貫いて、何歳でも卒業してください。
ドイツでは、高校卒業して、すぐに大学に入学しないで、海外放浪をする学生も多いですので、大学入学年齢の平均は、25歳くらいだそうです。
そう考えると、16歳、17歳から4~5年かけてハイスクールを卒業して、大学入学でも、まだ、22歳で大学入学ですので、大学入学平均年齢より、若いですよね・・
なんでも遅い・・ということはないのです!やる気があれば、子供さんが16歳、17歳でもドイツ親子移住をしてくださいね。