これは、ちょうど1年前の9月の話です。9月からドイツの新学期がはじまりますので、新学期がはじまって、ちょうど、2日目の出来事だったのです。
いつものように、私は家でブログなどを書いていまして、16時ごろになっても、息子が帰ってこないので、少し遅いかな・・・と思っていたら、
息子の学校の校長先生から、メールが飛び込んできました。
「息子さんが、ちょうど今、救急車でホスピタルに・・」えっ!?何が起きた!?
ドイツの学校には、保健室がないので、救急車で運ばれてしまいます!
息子の学校の校長先生からのメールには、こう書いてありました。
「息子さんが、ちょうど今、救急車で病院に運ばれました。病院の名前はXXXで、住所はXXXXXXです。・・・」
息子よ・・。何が起こった??
「お母さん、迎えに行ってください。スポーツの授業のあとに、顔が青白くなり、倒れました。大丈夫だと思いますが、念のために、病院に連れて行く事にしました。」
な~んだ・・。これ、ただの運動やりすぎの貧血状態というか、軽い熱中症じゃな~い・・。やだ。。救急車で運ぶなんて・・。日陰で休むレベルじゃない・・。
え~~と思いましたが、急いでグーグルマップで病院の場所を調べて、とりあえず、急いで、タクシーに乗って迎えに行きました。
病院に着くと、息子が暇そうに、座っているではないですか・・。
息子曰く、「だって、先生が救急車を呼んじゃって、乗って行け。。というんだも~~ん。。(へへへ・・)」
(息子は、小さい頃から動き回るのが好きで、スポーツだとやりすぎるところがあるのです。その日は暑い日でしたので、軽い熱中症くらいだったのでしょう・・。幼稚園時代には、卒園式に、添田さんの息子が一番運動量が多かったです。。と先生から、こっそりと言われたこともあったのです!)
まあ、親としては、何もなくてよかったわけで、救急車の中では、一応、血圧などを測ったようです。
でも、我が家は病院などにも、なかなかお世話にならないので、こんな病院もあるんだ・・とキョロキョロしてしまいました。小さな総合病院でした。
でも、日本より空いていますね・・。というか、患者があまりいません。年配の方がちらほら・・。
医師の問診があるので、少し待ってくださいと言われ、待ちました。そして、若い、南米系かアジア系なのか・・という医師の問診がありました。
よく水を飲んでくださいね・・。と言われ、まあ、それしか言うことはないだろうし・・。
カルテのような紙に医師がサインをして、これですべて終わりです・・と言われたのです。
私の関心事は、外見では純粋なドイツ人ではない若い医師が、ドイツの大学で医学を勉強したんだな・・ということです。
また、私の気になることは、お支払い・・ですね。。しかし、この場では、これで終了だったのです。
救急車代はどうなっているのだろう?学校が支払う?まさか、やはり、自分で支払うのかな・・。でも、ドイツだし、まだ、学生なので、国が支払ってくれるかな・・などと、淡い期待をしながら、まあ、いいっか・と家路につきました。
日本では、救急車代って、いくらだっけ?と思いましたが、調べることもしませんでした。 1か月後・・。
1か月後に請求書が届く! えっ!救急車代309ユーロ、4万円!?
忘れたころに、請求書が届きました。あ・・これ、病院の請求書?いやちがう、救急車代の請求書だ・・。どれどれ・・いくらかな・・。
ギョギョ!!! 309ユーロと書いてあります。えっ!?4万円くらい??
日本の救急車代って、いくらでしたっけ?
まずは、これを銀行から送金しなければいけません。
たぶん、保険会社に請求すれば、保険でまかなうことができるかな・・と思って聞いてみると、救急車代は、入っていないとのことでした。
今回は、びっくりしましたが、学びがありました。
ドイツの救急車代は、4万円くらいです。
ドイツの学校は、保健室がないので、そして、外国人なので、万が一のために、親切に救急車を呼んでくれるということです。
そして、息子よ・・。なんでも、やりすぎるんじゃない・・。
そして、ドイツの学校は、万が一のときには、対応も素晴らしく、
非常に信頼できるのかもしれません。