ベルリン移住のためのギムナジウム
ドイツ親子移住のためには、子供の学校選びも重要になってきます。ドイツでは、大学に進学する生徒も20%くらいと言われています。
また、ドイツは、総合大学以外にもいろいろな職業を持てるコースもありますので、必ずしも、総合大学に行かなければいけないという固定概念もありません。
しかし、実際に、ドイツで総合大学と専門大学とどちらが、就職率がいいか?と尋ねてみたところ、総合大学である・・との回答がありました。
ドイツでは、総合大学は、管理職、研究者などを目指し、論文を書くことが重要になります。日本の大学とは異なり、どちらかというと、日本の大学院修士課程に近い感覚になります。
ドイツでは、総合大学の他に以下のようなコースがあります。
- 専門大学( Hochschule )
- 職業学校(Berufschule )
ベルリンで総合大学に進学するためには、以下のコースがあります。
- ギムナジウム12年生でアビトウアを受ける
- ゼクンダールシューレ13年生でアビトウアを受ける
- 夜間学校(Abendgymnasium) から、アビトウアを受ける
ギムナジウムは、大学進学のためのハイスクールで小学校5年生から始まります。
ゼクンダールシューレは、ベルリンでの呼び名で、ギムナジウム以外のハイスクールになります。(ミュンヘン、その他の州の呼び名と異なります)
夜間学校は、アーベントギムナジウムといいますが、働きながら、夜間に通学できます。一旦、働いてから、大学に進学希望の方のコースになります。
アビトウアとは、高校卒業試験&ドイツ大学入学資格のための試験です。
ギムナジウム上級段階(グレード11-13,日本の大学教養課程に相当)では、修了時に一般的大学入学資格であるアビトゥーア(Abitur)が取得できる。この3年間の教育課程は次の通りである。
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グレード11では、必修科目及び選択必修科目(2科目選択必修、うち1科目は学校が決定できる)から構成される。必修科目はドイツ語、数学、外国語、芸術、社会科系科目(歴史、政治、地理の中から1科目選択)、理科系科目(物理、化学、生物の中から1科目選択)、芸術(音楽、美術のいずれかを選択)、体育及び宗教(哲学に代替可能)であり、選択科目は外国語、社会科系の科目、理科系の科目及び芸術系の科目から構成される。[2]日本の中等教育学校第5学年(中高一貫教育を提供する私立高等学校第2学年を含む)の授業内容と比較すると、ギムナジウム第11学年では文系・理系のコース分けは行われておらず、日本の中等教育学校第5学年(中高一貫教育を提供する私立高等学校第2学年を含む)よりも共同で学ぶ共通の授業内容が比較的多い。
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グレード12-13では、日本での旧制高等学校高等科及び大学教養部レヴェルの授業内容が展開される。日本の中等教育学校第6学年(中高一貫教育を提供する私立高等学校第3学年を含む)では、加速式学習法に基づき、中等教育学校第5学年(中高一貫教育を提供する私立高等学校第2学年を含む)までに高等学校の学習課程を終えた上での大学受験対策準備演習を主に行い、国公立文系・国公立理系・私立文系・私立理系の各コースに分かれるのとは大いに異なり、ましてやギムナジウム上級段階レベルの授業科目に相当する科目も開設されていない点でも大きく異なる。その上、日本の中等教育学校や普通科を置く高等学校には卒業試験が学校教育法の上で明記されていないし、論述式筆記や口述による卒業試験も実施されていない。
出典: ウィキペディア ギムナジウム
日本で育った子供が、ギムナジウム入学可能か?
もちろん、小さい頃からドイツで育つことは、ドイツで成功するためには、重要ですが、どれくらいまで日本で教育を受けた子供がドイツのギムナジウムに入学できるのか?というところが、親御さんの疑問かと思います。
12歳以上は、移民クラス(ウェルカムクラス)から入りますので、遅くとも14~15歳までにドイツ入りしていれば、移民クラス(ウェイルカムクラス)からまずは、ドイツ語集中講座で勉強して、高得点を取り、ギムナジウムへ編入することができます。
大学入学までに4~5年の時間があることが大切です。
英語圏で英語をマスターしてから、ドイツ移住することは、英語がアドバンテージになりますので、お奨めです。
ベルリンには、日本語補習校もありますので、日本語を維持したい場合も大丈夫です。
11歳以下では、すぐに現地校に入学しますが、ドイツ語のレッスンもありますので、大丈夫です。
英語圏の留学は、金額も高くなりますので、ドイツの学校で英語とドイツ語をマスターしていく方法を現在、目指してもらっています。
14歳からアメリカのオンラインハイスクールも同時並行していく方法がありますので、ぜひ、挑戦してみてくださいね。
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