イギリスのハイスクールでは、性格のタイプにより、学習方法や学習の定着が違うので、それぞれの性格にあわせて勉強するように勧められているようです。3つの性格のタイプとは、見て覚えることが得意な視覚タイプ、聞いて覚えるのが得意な聴覚タイプ、身体を動かして覚えるのが得意な運動タイプがあるようです。自分の子供さんは、どれにあてはまるでしょうか?日本では、見て覚える視覚タイプが多いようです。確かに、日本特有の受験勉強、問題集などは、見るタイプのものが多いです。反対に、西洋人は聞くことが得意なタイプが多いようなのです。では、3つの性格のタイプとどのように学習すれば効果的なのかを見ていきましょう。
1.見て覚える視覚タイプ
日本人に一番多いタイプです。静かに勉強することを好み、書いて覚えます。また参考書やビデオでも1人で勉強ができます。音読より黙読を好む。画像が頭の中に浮かぶタイプです。確かに、日本人がふつうに小学生時代からしている勉強方法です。このタイプはラインマーカーで重要なところに線を引いて、覚えたり、メモ書きしたり、マインドマップなどを作っても効果的なようです。大切なことは、書きとめる、メモして覚えるのが効果があるようです。日本人がふつうに勉強方法として取り入れていることなので、当たり前の感じがしますね。
2.聞いて覚える聴覚タイプ
これは、西洋人に多いようです。自分の考えを口に出していうことを好む、音読を好む、1人で勉強するより、ロールプレイ、ドラマにすることを好む、書いてある文章がスローで退屈というタイプです。この聴覚タイプの効果的な学習方法は、声を出して覚える、音楽を聴きながら勉強する、覚えるために語呂あわせをする、などです。先生も声が大きくて、ハキハキした方だと、効果的なようです。最近の若い方には、日本人でも聴覚タイプが増えてきているのではないでしょうか。
3.身体を動かして覚える運動タイプ
このタイプは、じっと長く座っているのが嫌いで、手や腕や足をよく動かし、実用的な作業をすることが好きなタイプです。頭の中で計画を練ることを好み、好きなことにだけ集中します。声を大きく出すことも好きで、ロールプレイングなどにも興味を示します。よく見てみると、やり手の社長さんのような感じですね。運動が好きな男性、体育会系の方は、このような方が多いです。 以上の3つのタイプを見てみると、学習方法もただ、座っていればいいというものでもないことが分かります。教科書で学ぶだけでなく、実践で学ぶこともありますし、現在では、PCを使用して学ぶ、プレゼンテーション形式の学び、アクティブラーニングの学びなどもありますので、多様化しています。 子供の性格の特徴を早めに親御さんが知って、子供さんに適した学習方法を取り入れることで、意外な才能が開花するかもしれません。