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ドイツ移住でわかった、良い学校とは何か?

ドイツ移住でわかった、良い学校とは、束縛のない学校!

ドイツ移住をしてはっきりわかった、理解できたことがあります。

子供にとって、良い学校とは、家族の生活と学校生活のバランスをうまくとってくれる、束縛をしない学校であるということです。

子供の教育で大切なのは、学習、勉強することだけではない。クラブ活動に強制されることはよいことではない。家族の生活、家での生活も大切なのです。

学校の生活に縛られ、朝からクラブ活動で朝練を強制されて、学校の終了時間も夕方17時すぎになり、日本では、そこから、塾通いがはじまるわけですから・・・

日本をはじめ、アメリカでも、高校生時代は、クラブ活動やボランティア活動をすることに意義をもたされ、勉強と同時に社会活動をすることを強制される雰囲気もあるけれど、それも、ちょっと違うんだなと思ったわけです。

良い学校選びは、合格実績、良い設備投資、魅力的な付加価値選びになりがちです!

良い学校・・・を選ぶとき、どんな基準で選びますでしょうか?

まず、手っ取り早いのが、合格実績などをチェックしないでしょうか?本音をいうと、私もやはり、実際の結果から判断する場合が多いです。

我が家は、息子なので、最初は、開成などは、チェックしましたね・・また、カナダのセントキャサリンズにある有名校、メルボルンのキルモアにあるインターナショナルスクールなどをチェックしました。やはり、アメリカのよい大学への合格実績があるからという理由です。

また、良い学校選びによくあるのは、良い設備投資をしている学校をすばらしいと思ってしまう点ですね。理科実験室が充実していて、天文台などがある学校とか、

また、良い付加価値がある学校も選んでしまいがちです。高校時代に留学制度があるとか、通塾しなくても学校だけで大学準備ができる制度など。

学校側も商売ですから、よい設備投資、よい付加価値を付けて、生徒を集めて、人気を取るのです。そして、人気がでれば、マスコミ、雑誌などに特集されて、さらに、人気が爆発するわけです。

しかし、よく考えてみると、これは、子供にとっていいというわけではなく、こんなにこの学校は、スゴイんだとアピールしているだけともいえるわけです。

子供が学校生活で、よい設備投資の実験室や天文台などで、良い経験ができるともいえますが、その設備投資代は、授業料に加算されているのです。

もし、実験室や天文台がなければ、もっと授業料が安いかもしれません。実験室や天文台は、科学技術館に行けばすむわけですから・・

子供の幸せな将来は、学校ではなく、家庭で決まる!

ドイツ移住でわかったことは、子供にとって大切なのは、家庭、家での親との生活だということです。

親との家庭生活が基本にあって、学校に行ってくるということが大事で、時間的なものも、バランスが大事だということです。

学校生活が6時間、家に帰宅して、就寝までが6時間という、同じ時間くらいがベストであると思うのです。

学校生活が中心で、学校で過ごす時間が長くて1日が過ぎて、親との会話をしないという生活は、良くないわけです。心の成長にもよくないのです。

これは、近代の学校制度のモデルが刑務所であるということからもわかります。本当にびっくりしてしまいます。

フランスの哲学者、ミシェル・フーコーが、権力や構造主義について語る中で、学校やその制度について書いている部分もよくあります。

監獄の誕生―監視と処罰』は、1975年に出版された。近代以前における刑罰は、権力者の威光を示すために犯罪者の肉体に対して与えられるもの(公開の場で行われる四裂き刑、烙印、鞭打ちなど)であったが、近代以降の刑罰は犯罪者を「監獄」に収容し精神を矯正させるものとなった。これは人間性を尊重した近代合理主義の成果と一般に思われているが、フーコーはこうした見方に疑問を呈する。監獄に入れられた人間は常に権力者のまなざしにより監視され、従順な身体であることを強要されている。功利主義者として知られるベンサムが最小限の監視費用で犯罪者の更生を実現するための装置として考案したのが、パノプティコン(一望監視施設)と呼ばれる刑務所である。さらに近代が生み出した軍隊、監獄、学校、工場、病院は、規則を内面化した従順な身体を造り出す装置として同一の原理に基づいていることを指摘した。本書は監獄の状況を調査し、その状況の改善を要求するフーコーの実践活動(監獄情報グループ)とも結びついていた。

本書は、社会が個人の肉体を訓練することによってその個人を規律化する方法を論じている。

出典: ウィキペディア ミシェル・フーコーより

このことから考えてみると、ボーディングスクールに入れて、子供に寮生活をさせて、親は有名校という名のもとにつかみどころのない夢を描き、満足かもしれないけれど、子供は、本当は、(収容所みたいで)悲惨なのでは??とも思ったりもするのです。(個人的な意見ですが)

簡単に言えば、子供も学校生活を頑張っているのだから、長時間にならないように、さっさと家に帰してあげて、リラックスさせてあげたほうが、精神的にいいのでは?というところなんですがね・・

留学にしても、18歳までは、ガーディアンが必要なわけですから、18歳までは、家庭での生活を大切にして、子供を守ってあげましょうということがわかります。

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添田衣織 そえだいおり

2011年からの親子留学も14年目。EU永住権も取得、子供も成人して、本格的な移住の境地になっているところです。海外移住は10年、20年と積み重ねていくものなのですね!新しい挑戦には、いつも困難がつきまといますが、それをさらに乗り越えて・・。穏やかに、そして躍動的にチャレンジしていきましょう。

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