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親子留学 ドイツ

教育移住の意義と効用。ドイツ教育移住をお奨めする8つの理由

現在は、教育移住という言葉がよく聞かれるようになりました。

オランダ教育移住、マレーシア教育移住、オーストラリア教育移住、カナダ教育移住、シンガポール教育移住などの記事を見るようになりました。

我が家は、ドイツ教育移住をしました。オーストラリア親子留学からドイツへ教育移住をしたのです。その経過については、こちらの記事に書いてあります。

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8年目の教育移住から考える、教育移住の意義とは?

アメリカ、オーストラリア、ドイツと渡り歩いて来て、8年目の教育移住となっている現在、

改めて、教育移住の意義とは?と聞かれるならば、以下のように具体的に感じます。

  • 海外経験なしの子供の教育は考えられない
  • 子供の10代、ティーン時代は、語学を学ぶ最適な時期である
  • 教育移住のチャンスが少しでもあるならば、飛び出してから考えればよい
  • どんな海外経験でも、子供には糧となっていく
  • 海外でのサバイバルが子供の将来に役立つ
  • 海外に出なければ、何も始まらない
  • 日本だけでは狭すぎる 10代にもったいない
  • 日本の受験は、脳が固まってしまう
  • 今の時代、教育移住が求められていると思う
  • 英語だけでは、ダメな時代で、英語ともう1つの外国語習得が必要

 

日本の環境も変化していますし、子供の将来を考えるならば、

まず、教育移住をして、そこから考える・・このようなスタンスでも

遅くはないし、選択肢も広がるのではないでしょうか・・。

 

教育移住のメリットとは、

  • 子供に海外体験させる
  • 英語獲得、外国語獲得
  • 子供が将来的に海外で仕事をもてる
  • 良い環境にて子育てをする
  • 自由で柔軟な発想ができる

教育移住のデメリットとは、

  • 日本と海外の手続きが両方で煩雑
  • 意志が強くないと、長期は困難である
  • 家族問題(両親、義理両親など)
  • 資金面の問題

 

我が家は、8年目になっていますが、ドイツ教育移住をお奨めする理由を8つ挙げてみたいと思います。

ベルリン観光をするドイツの学生

 

1.ドイツの学費は、基本的に無料である

小学校から、大学、大学院に至るまで、公立校の学費は、基本的に無料です。また、外国人であっても無料になります。ドイツの大学留学でも無料になります。私立は、有料です。

(一部、有償の州もあります)

このことは、子供を持つご家庭においては、非常に良いことで、負担が少なくなります。

基本的に、欧州も、世界全体を見ても、(英語圏は、学費が高いですが)子供の学費というものは、無料であたりまえなのです。当然なのです。中東の方、シリアの方も、無料があたりまえだと言っていましたし、スペイン人、欧州人も当たり前だと思っています。

オーストラリアでも以前は、大学は、無料でした。オーストラリアでは、スペイン人の方がいましたが、以前は、大学の学費が無料で、医学部を卒業したそうです。

ドイツ移住で、学費を無料にする選択は、今の時代、賢い選択ではないでしょうか?

2.ドイツの教育レベルは高い

世界大学ランキングを見たことがありますでしょうか?上位のほとんどが、アメリカとイギリスで占められています。9位にスイスのチューリッヒ工科大学が出てきますが、10位以内は、アメリカの大学とイギリスの大学です。

理由としては、英語圏のアメリカとイギリスがこの世界大学ランキングを作成しているからです。

ドイツは、ミュンヘン大学が30位前後でトップになりますが、実は、ランキング以上にレベルは高いです。

ノーベル賞は、ドイツの大学からかなりの数を受賞しているからです。

ドイツのマックス・プランク研究所から、前時代も含めて31名ものノーベル賞を受賞。物理化学賞になります。アジア全部のノーベル賞が15名くらいですので、倍もの数になります。

また、現在、息子は、ドイツのギムナジウム(大学入学コース)に通学していますが、中学生でも、日本の高校生レベルの数学、化学、物理などを勉強しています。

テストは、すべて記述式で、テスト解答も鉛筆禁止で、ボールペンか万年筆で書かなければいけません。

ですので、ドイツ移住でレベルの高い教育を受けることができ、将来的にも期待できます。

3.子供手当が支給される

ドイツ移住では、外国人局で滞在許可証を取得した後に、子供手当を申請することができます。ドイツ語で、Kindergeld キンダーゲルドと言います。

詳細は、リーガルな観点を専門家、弁護士にお確かめください。

ドイツの子供たち

ドイツの子供たち(グリューネバルト駅前にて) グリューネバルトは、ベルリンの中で高級住宅街

4.子育て環境がよい

ドイツは、公園もたくさんあり、森も湖もたくさんあり、子供の遊具も充実しています。バスや電車にベビーカーで乗る場合も、好意的なまなざしをドイツ人は投げかけてくれます。ベビーカーなども持ち上げたり、助けてもらえます。

図書館も充実していて、子供の絵本、子供スペースもたくさんあります。子供の絵本が多いうえに、内容も子供の創造力、想像力を大切にする教育の影響があるのか、絵本の絵も自然でかわいいものが多いです。

私は、日本の絵本はすべて見ていますが、ドイツの方がいいのでは・・という感想をもちました。日本の方が商業的だからです。日本の本屋には、良質な絵本が売られていないのです。日本では、簡単に、良質な絵本は手に入りません。

また、図書館には、ピアノもあり、予約制で弾けるようになっています。音楽CDもたくさんあり、ドイツの歌の本なども充実しています。図書館は、年間10ユーロで、本、音楽CD,映画などすべて借りることができます。

ドイツの図書館

ドイツの図書館

デパートにいくと、シュタイフ社のぬいぐるみも充実していて、子供に良い影響をもたらしてくれそうです。おもちゃも、木製のものが多く、いいですね。また、オーガニックの離乳食、身体に害のない、プラスチック製品なども充実しています。

シュタイフ社のぬいぐるみ

ですので、ドイツ移住で、子供が素直に育ちそうですね。

5.水がきれいである。食が安全志向である。

ドイツは、硬水ですが、水道水に塩素もフッ素もなく、水が安全できれいです。人間の身体の80%は、水分で成り立っていますので、水がきれいなところに住むことは、重要です。

ドイツ人は、ペットボトルのミネラルウオーターを購入するより、水道水を飲んだほうが身体によいと、みなさんおっしゃっています。

食に関しては、EU基準ですので、世界の中でも厳しい検査を通過したものが商品として並んでいます。日本より、農薬も断然少ないですし、遺伝子組み換えの商品も禁止されているものが多いです。除草剤も廃止していこうとする動きもあります。

オーガニック(BIO)製品を購入する方も多く、いくつものBIOショップがあります。ハーブティーも充実していて、自然派志向の方が多いです。

BIOのヤギのミルク、羊のミルク

ですので、子供さんにとって、ドイツ移住で、子供さんの健康面も期待できます。

6.自分は自分というストレスフリー社会

ドイツ人は、小学生のころからの学校の影響で、自分の意見を述べることに慣れていますので、はっきりと自分の意見を主張します。しかし、相手の意見も聞く姿勢ができていますので、みなさん、自分は自分であることに自信があり、個性を大切にし、尊重しています。

みなさんが、自分を大切にして、個性を重んじていますので、集団になったり、軍団になることも少なく、すっきりとした人間関係が多いです。ひとりで行動する方も大勢います。カフェやレストランをのぞいてみると、ひとりで食事をしている、おじいさん、おばあさん、お母さん、若者などたくさんいます。

日本では、お行儀が悪いと言われますが、ドイツでは、電車の中でもみなさん、お腹がすけば、バナナでもパンでも食べますし、歩きながらでも食べます。レストランに入るより、節約といったところでしょう。公園でも自由に芝生の上に座り、寝そべったり、食事をしたり、本を読んだりなどしています。

ドイツの電車は、自転車もOK!

ドイツ移住で、日本のように規制や人の目を気にしてしまうストレス社会から解放されそうですね。

7.ドイツは休暇が多い

ドイツの働き方は、仕事が残っていても、時間がくれば、終了して家に帰宅してしまう方が多いと言われています。

ドイツ人は、自分のプライベートな時間を大切にしますので、働くことと、ホリデーのよいバランスを保持しています。金曜日の午後がお休みの会社も多く、金曜日の午後から、日曜日までが、週末になります。日曜日は、すべてのお店が閉まっていて、静かな時間になります。

ドイツでは、有給休暇も年間30日以上取得できます。ドイツ人は毎日節約して、ホリデーのためにお金をためていると言われるほどです。南の国、海のある国に出かける方が多いです。スペイン、コロンビアなどが、物価も安く、ドイツ人の人気旅行先になっています。

ドイツ移住で、人間は本来どのように働くのがよいのかについて、ドイツから学ぶことができます。

8.ドイツは、仕事をもてる教育システムになっている

ドイツでは、大学院の博士課程に進む方も多いですが、同時に職業訓練システムも充実しています。

職業訓練は、アウスビルディング、レーレなどと呼ばれますが、見習い人として、職業を学んでいきます。ドイツでは、経験が大事ですので、プロになるために、経験を積むことが重要です。このシステムが充実していますので、自分の好きな仕事を経験するところからはじまります。

管理職や研究職は、総合大学卒業、専門職は、専門大学卒業、職業学校卒業など分かれていて、仕事を機能的に回しています。

ドイツ移住で、仕事をしっかりと持てる子供にすることは、非常に大切です。

ドイツの国会議事堂

ドイツの国会議事堂

ドイツ移住の利点のまとめ

  1. ドイツ移住で学費が無料になる
  2. ドイツ移住でドイツの高い教育レベルを享受できる
  3. ドイツ移住で子供手当が支給される
  4. ドイツ移住で子育て環境のよい子育てが可能
  5. ドイツ移住で水や食の心配がなくなる
  6. ドイツ移住でストレスフリーの社会で過ごすことができる
  7. ドイツ移住で休暇の多い生活ができる
  8. ドイツ移住で子供を仕事をしっかり持てる人にすることができる

 

追加:ドイツの大学、総合大学と専門大学について

ドイツには、2種類の大学があります。

総合大学 universität  と 専門大学 hochschule  です。そのほか、芸術系、神学系などもあります。

総合大学は、管理職や研究職を目指す人で、専門大学は、専門的な内容の学部になります。どちらでも学士が取得できます。どちらかというと、日本の大学は、ドイツの」専門大学に近いのではないでしょうか。ドイツの総合大学は、日本の方にわかりやすくいうならば、日本の旧帝国大学、国立大学という感じかもしれません。

ドイツの大学一覧(ドイツのだいがくいちらん)は、ドイツにおける公立、もしくは公的に認可された高等教育機関(以下「大学」と総称)の一覧である。

ドイツの大学は総合大学(Hochschule)とファッハホーホシューレ (Fachhochschule, FH, 専門大学)に大別される。前者への入学にはアビトゥーア資格、後者はアビトゥーア資格またはFH入学資格が必要となる[1]

2008年-2009年冬学期の時点で、ドイツには合計394の大学が存在する。このうち総合大学(Universität) が104校、専門大学 (Fachhochschule) が189校、芸術大学 (Kunsthochschule) が51校、神学大学 (Theologische Hochschule) が14校、教育大学 (Pädagogische Hochschule) が6校、そして行政大学校(Verwaltungsfachhochschule, 上級公務員養成のための大学)が30校である[2]

出典 ウィキペディア ドイツの大学一覧

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  • この記事を書いた人
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添田衣織 そえだいおり

2011年からの親子留学も14年目。EU永住権も取得、子供も成人して、本格的な移住の境地になっているところです。海外移住は10年、20年と積み重ねていくものなのですね!新しい挑戦には、いつも困難がつきまといますが、それをさらに乗り越えて・・。穏やかに、そして躍動的にチャレンジしていきましょう。

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