息子は現在、ドイツのギムナジムの8年生の授業を受けています。
ドイツの学校の生物の授業では、人間の男女の身体の違い、仕組みについて、
詳しく勉強します。
男子生徒も女子生徒も同じように、男性の身体について、女性の身体について両方、学ぶのです。
オーストラリアのハイスクールでも、生物の教科書には、男性の身体、女性の身体について、詳しく書いてありました。
オーストラリアで、息子は、女性の周期について、学んでいたのです。
母親としては、とてもびっくりしました。
日本では、男性の身体、女性の身体について学ぶのは、保健体育の授業です。また、小学校では、男女分かれて学んでいる場合もあるのではないでしょうか。
確かに、人間の身体について学ぶのは、生物の授業であるのが本来は、正しいですね。
植物のおしべ、めしべを学ぶことと、人間について学ぶことを別にすることの方がおかしいわけです。
身体について学ぶことは、心臓、血管について学ぶことと、同じ分野である方が自然であるのは、当然のことです。
しかし、日本で教育を受けてきた親は、誰もがびっくりするのではないでしょうか?さらに、一世代、二世代前の親世代は、仰天してしまいます。
先日、生物の授業で配布されたと、息子が家に持ち帰ってきたものがあります。
そうです。あの“近藤さん”を生物の授業でクラス全員に配布したのです!
そして、宿題が出たのです!
実際に使ってみる、そして、観察する。。。
確かに、生物の授業の観察重視ですね。
確かに、大事なことです。人生において、重要なことです。しかし、日本人的には、少し早いような気がしますが、西洋人的には、ちょうど今知るべき重要項目なのでしょう。
わざと隠したり、不自然な言い回しをせずに、人間は、このような構造になっているときちんと教えることは重要だと思います。
一方、日本では、保健体育で、心臓や血管を学ぶことと、人間の男女の身体について、別の分野として教えていることは、生徒のことを配慮しているのか、わざと、特別視させているのか、生徒にどのように影響しているのか、わかりませんが、どうなのでしょうか。
学校では、このように配慮しているにもかかわらず、日本の電車の広告、コンビニでは、堂々と、未成年にふさわしくない画像が自然と目に入るようになっていることにも、疑問を感じます。
ドイツは、男女ともに、自分の身体を堂々と見せることに、抵抗がない国のようです。
例えば、ベルリンでは、ジーンズやスカートをはかずに、パンツだけで地下鉄に乗るという日が昨年あったようなのです。ビデオを見ましたが、全員、会社員、学生、男性も女性も、下半身だけ、パンツで(上半身は洋服あり)、全員が地下鉄に乗車していました。なんという、イベントでしょう!
このような視点から、ドイツを見てみると、また面白いかもしれません。