ドイツのボンで生まれたベートーヴェンは、本当はパン屋さんになりたかった・・
ベートーヴェンといえば、もう、だれでも知っているドイツの音楽家、作曲家、巨匠ですね。小学校の音楽教室の壁には、肖像画が貼ってありましたね。
ベートーヴェンの生家は、ドイツの旧西ドイツの首都であった、ボンにあります。
ボン(Bonn)は、ジーベンゲビルゲ山脈の北部にあるライン川沿いのケルンの南約20 km に位置する、ノルトライン=ヴェストファーレン州に属するドイツ連邦共和国の(19番目に大きい)都市である。人口310,930人(2002年現在)。
分断時代の1949年から1990年まで西ドイツの首都であった。かつてこの都市には1288年から1803年までケルン大司教が暮らしていた。作曲家ベートーヴェンの生誕地・シューマンの終焉の地としても知られている。
出典:ウィキペディア ボン
ベートーヴェンの曲で、一般的に、一番最初に思い出す曲は、交響曲(シンフォニー)の第5番の「運命」かな・・「ジャジャジャジャ~ン」ですね。そして、年末の交響曲(シンフォニー)の第9番「歓びの歌」ですね。
私は、交響曲(シンフォニー)の中では、交響曲第6番の「田園」が好みですね・・
小学生の頃、ベートーヴェンの伝記を持っていて、読んでいました。そこには、ベートーヴェンは、本当は、自分の隣のような、パン屋さんになりたかった・・と書いてありました。お父さんは、厳しく、スパルタで子供にピアノ教育をしたようですね。
そうですよね・・子供、それも男の子で、お父さんからピアノを厳しく練習させられるのは、実はかわいそうなことです。パン屋にあこがれるものわかりますね。パンを焼いていると、よいにおいがしますからね・・この時代も、権威主義などがあったのでしょうね・・
余談ですが、映画で、セントバナードの犬が出てくる「ベートーベン」もありますね。我が家には、アメリカのLAのユニヴァーサルスタジオで購入した、映画に出てくる、ベートーベンの子供のチャビー(Chubby)のぬいぐるみがいますよ。(Chubby は、オデブちゃんの意味ですね!)
『ベートーベン』(Beethoven)は、1992年に公開された動物映画。翌年には続編の『ベートーベン2』が公開された。
ベートーヴェンのウィキペディアを読んでみると、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンがどんな食事を好んでいたかに、目がとまりました・・
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パンを入れて煮込んだスープ、魚料理、茹でたてのマカロニにチーズを和えたものが大好物であった。またワインを嗜み、銘柄は安物のトカイワインを好んでいた。父親に似て大の酒好きであり、寿命を縮めることになったのは疑いがない。
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コーヒーは必ず自ら豆を60粒数えて淹れたという。
出典: ウィキペディア ベートーヴェン
コーヒー豆が、60粒とは!! ( 毎日、数えるなんて・・)
いちいち数えているところが、ベートーヴェンらしい・・作曲するのにも、細かく計算していたのが、想像できますね・・
そういえば、メトロノームを最初に使用したのが、ベートーヴェンですので、納得ですね・・
そして、ベートーヴェンの晩年の健康状態にも興味深々です。
慢性的な腹痛や下痢は終生悩みの種であった。死後に行われた解剖では肝臓、腎臓、脾臓、他、多くの内臓に損傷が見られた。これらの病の原因については諸説あり、定説はない。近年、ベートーヴェンの毛髪から通常の100倍近い鉛が検出されて注目を集めた。鉛は聴覚や精神状態に悪影響を与える重金属であるが、ベートーヴェンがどのような経緯で鉛に汚染されたかについても諸説あり、以下のごとくである。
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ワインの甘味料として用いられた酢酸鉛とする説。
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1826年の1月から肝障害による腹水の治療を行ったアンドレアス・ヴァヴルフ医師が腹部に針で穴を開けて腹水を排水した時、腹部に穴を開けるたびに髪の毛の解析では鉛濃度が高くなっていることから、傷の消毒のために使用された鉛ではないかとする説。
出典: ウィキペディア ベートーヴェン
ベートーヴェンは、美食系ですね。ワインの飲みすぎ、チーズの食べ過ぎで、晩年は、内臓がやられていますね・・
ベートーヴェンは、「楽聖」と呼ばれるだけあり、性格は少し変わった感じだったのでしょうけれど、魅力的で、音楽ファンを虜にするのもうなづけます。
ベートーヴェンの楽曲の魅力、ピアノ協奏曲とピアノソナタ
ベートーヴェンの楽曲の魅力は、力強いダイナミックさと甘美なメロディーと両方があることですね。
独断と偏見ですが、ベートーヴェンで一番好きな楽曲は、ピアノ協奏曲(コンチェルト)の5番の「皇帝」です。ベートーヴェンそのもので、威風堂々な感じと、美しいメロディーの両方を楽しむことができます。
特に、第2楽章は、美しく繊細な旋律(メロディー)で、1つ1つじっくりと聴いてしまいます。
「皇帝」の第1楽章は、やる気の出る曲ですので、午前中に聴いて、1日のスタートをきるのにいいですね。
『皇帝』という別名は、ベートーヴェン自身によりつけられたものではない。どのような理由から『皇帝』と呼ばれるようになったか、現在2-3つの説がある。この曲の曲想が、あたかも皇帝を連想させるからであるという説、古今のピアノ協奏曲の中でも、まさに皇帝と呼ばれるのにふさわしい規模・内容であるからという説などである。
ピアノ協奏曲第5番「皇帝」は、1811年、ライプツイヒのゲヴァント・ハウスにて、初公演されたのです。
ライプツィヒ(ドイツ語: Leipzig)は、ザクセン州に属するドイツの都市である。人口は約52万1千人(2012年12月現在)、ザクセン州では州都ドレスデンをやや上回って最大の都市で、旧東ドイツ地域ではベルリンに次いで2番目である。日本語ではライプチヒとも表記される(表記参照)。南部ドイツ語ではライプツィクと発音されることもある。
バッハやメンデルスゾーンらゆかりのドイツを代表する音楽の街、またベルリンの壁崩壊、ひいては東西両ドイツの統一の端緒となった住民運動の発祥地として知られる。
ライプツイヒは、ベルリンから電車で1時間で行くことができます。
あと、魅力的なのは、ベートーヴェンのピアノソナタですね。
- 第8番 ハ短調『悲愴』 op.13
- 第14番 嬰ハ短調 『月光』 op.27-2 [12]
- 第15番 ニ長調 『田園』
- 第17番 ニ短調『テンペスト』 op.31-2
- 第21番 ハ長調 『ヴァルトシュタイン』op.53
- 第23番 ヘ短調 『熱情』 op.57 [11][12]
- 第26番 変ホ長調『告別』 op.81a
- 第29番 変ロ長調『ハンマークラヴィーア』 op.106
- 第30番 ホ長調 op.109
- 第31番 変イ長調 op.110
- 第32番 ハ短調 op.111
これらは、音楽大学に行く方、ピアノ愛好家、クラシック音楽ファンでないとなかなか聴かないと思いますが、少しずつレパートリーを増やしながら聴いていくのは、楽しいものですよ。
私は、中では、第21番の「ヴァルトシュタイン」が好みですね。
第8番の「悲愴」の第2楽章も綺麗なメロディーです。
第14番の月光とドビッシーの月の光を聴き比べるのも、面白いものです。
同じ幻想的な月の光を想わせる曲でも、月の光の方に焦点をあてているドビッシーの明るい曲調と、夜の暗闇の方に焦点をあてているベートーヴェンの暗い曲調があるんですね。
同じ、月の光をイメージした幻想的な曲でも、これほどまでに表現の仕方が違うんですね・・
ドイツのベルリンには、本屋のデパート、ドウスマンには、クラシック専門のコーナーがあり、たくさんのCDが売っています。また、図書館でも、多くのCDや楽譜が置いてありますので、
音楽のお好きな方は、ドイツで楽しむことができますよ。