ギムナジウムは、14時30分に終了します!
ドイツのギムナジウム(大学進学コース)は、だいたい14時30分ごろに学校が終わり、帰宅します。
しかし、ゼクンダールシューレ(普通の学校)や職業学校は、もう少し遅い下校になります。
ここで、疑問がでてきますね。なぜ、大学進学を目指した、ギムナジウムの方が下校が他の学校より早いのか??
理由としては、ギムナジウムの生徒は、自分で調べたり、勉強が自分でできるので、家で3時間くらい勉強するという想定のもとで、早く下校する・・と言われています。
ギムナジウムでは、本当に毎日3時間の勉強が必要か?
息子に3時間くらい毎日勉強している? と聞いてみました。
息子によれば、実質1時間半くらいとのことです。ダラダラ~を含めたり、本を読んだりを含めると、そのくらいになるという程度です。
成長期の子供が毎日勉強して、集中するのも3時間以内と言われていますので、ちょうど、良い時間になります。
ギムナジウム(大学進学コース)でない学校の生徒は、自主的に勉強しない生徒も多いので、学校時間も長くなり、宿題などもなく、学校の時間内ですべておわらせるようになっていると聞きました。世話が焼ける分、長いわけですね。
日本では、できる生徒がさらに塾に通学する不思議さ!
このように考えてくると、日本では、勉強ができる生徒がさらに塾に行っているという不思議さがあります。
勉強ができる生徒は、自主的に勉強できるので、塾で習う必要がないわけですが、そうではなくなっているわけです。
やはり、日本の受験が暗記中心であること、塾に行かないと解答できないという、難解な問題(トリッキーな問題)が多いこと、受験テクニックが必要なこと、
こんなせいで、塾が必要で、学校が夕方16時以降に終了して、夕食後に塾に通学する、小学生は塾弁をもっていくという、子供の時間を奪う仕組みができているのです。
私も実際に高校時代に学校終了後に塾に通学したことがありますが、非効率であることを感じていました。しかし、みんながしているので、これがあたりまえくらいに思っていました。
本当にきちんとした勉強をしたいなら、塾でなく、自力で勉強できるように小学生のうちから習慣づけしたいですね。
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