ドイツの学校の保護者会に参加して。なぜ、ベルリンの学校は、ギムナジウムとゼクンダールシューレに分かれるのか?

息子のギムナジウム10年生の保護者会に参加いたしました。夜19時半からはじまりです。働いているお父さんもお母さんも参加できるようになっています。

私は、いつも30分くらい早めに到着する習慣というか、くせがありますので、日本でもそうでしたが、どこでも、いつも一番に到着してしまうのです。

この1番に到着する・・というのが、日本でも海外でも、幸運の秘訣でもありまして・・。

やはり、幸運なことに、早めに到着したおかげで、担任の先生としっかりとお話しするチャンスがありました。

なぜ、ベルリンの学校は、ギムナジウムとゼクンダールシューレに分かれているのか?

保護者会などでは、積極的に、私から先生には、お話ししたくないな・・・というか、私の拙いドイツ語で話すのも気がひけるな・・・くらいに思っていました。

しかし、先生の方が英語を話したい様子で、英語で話すことになりました。これなら、話すことができます。

いままでもそうですが、ベルリンの方で、わりと知的レベルの高そうな人たちは、ドイツではドイツ語ばかりで、英語を話すチャンスがあまりないらしく、できたら、英語を話すチャンスがもっとほしいと思っている方がたくさんいらっしゃいます。

私の最大の疑問を投げかけてみました。

大学入学のために、ギムナジウム12年生、ゼクンダールシューレ13年生でアビトウアAbiturを受けるが、

学校の授業中の評価もアビトウア900点満点中600点の3分の2が評価対象になっているが、この授業中の評価は学校ごとに任されていて、基準がないと思うが、

ギムナジウムの方がやはり良い大学に入学できるなどの有利な点などはあるのでしょうか?

先生の回答・・・ズバリ、違いはない・・。取得した点数がそのまま反映される。

・・ということは・・授業がやさしいゼクンダールシューレで点数を稼いだ方が有利になるともいえるのです・・。

先生の回答では、

ギムナジウム、ゼクンダールシューレと分けている理由は、

州の政策で、早めにコンパクトにギムナジウムで12年生で高校を終了する生徒がいることで、財政が削減できるとのこと・・。

確かに・・・税金でまかなっているので、早めに卒業できる人を集めることで、節約になりますね・・。

ということで、

日本のように、偏差値の高い学校は良い大学に入学しやすく、 偏差値が低い学校は、良い大学に入学できない・・・

こういう感覚がまるでないことです!

勉強は、自分のペースで、自分なりに進めていけば良いということ・・・

よく、ギムナジウムはエリートコースと書かれている方もいらっしゃいますが、先生の回答から鑑みるに、ベルリンでは、そんなことはなさそうですよね・・。

また、親御さんたちも、ギムナジウムだから・・・ゼクンダールシューレだから・・・など、どうでもいいような感覚をもっているようです。

しかし、日本の方は、みなさん、ギムナジウムに入学したいです・・と言われます。

ギムナジウム、イコール良い学校と思われがちですが、そうでもないと思った方がよさそうです。

この感覚が違うところですね・・。

日本は、偏差値主義、能力主義が蔓延していて、ベルリンの親御さんたちの感覚とは違うかもしれません・・・。

息子が言うには、やはり、周りの友達がドイツ人の多いギムナジウムの方がためになるかな・・・ということでした。

ゆっくりモードのトルコ人、シリア人、アルメニア人、アフガニスタン人の生徒なども多いゼクンダールシューレで一緒に勉強すると、かったるい・・・そうですので・・・。

息子は面白い例を言っていました。

例えば、8の2乗というと、64と答えられるのが、ギムナジウム行きで、

8の2乗といって、16と答えてしまうのが、ゼクンダールシューレ行きだと・・。

日本の生徒たちは、みなさん、ギムナジウム行きですよね・・・。

ギムナジウムもピンキリで、ゼクンダールシューレもピンキリですけどね・・。

中学、高校時代の望ましい過ごし方

息子のティーン時代を見ていて思うのですが、そして、自分の高校時代を振り返ってみて思うのですが、

中学、高校時代にどんなに成績が良くて、どんなに勉強したとしても、それは、その子にとって、良いものである場合も多いですが、

それより、大事なことは、中高時代は、睡眠をたくさんとって、将来的、大学時代になって、何かやる気が起きるような・・・自分の仕事を見つけるために、意欲があるような人間になれること・・が大事ではないかと思うのです。

もし、中高時代に偏差値に振り回されて、受験勉強で過ぎ去ってしまったら、それからは意欲がなくなり、やる気も削がれていってしまうということです。色々な方を見てきましたが、その確率が高いと思われる事例が多いのです。

そんな観点から、ベルリンのギムナジウムの生徒を見てみると・・・

たいして勉強していない・・・感じがします。

ドイツは、大学からが大変ですので、それまでは、ゆっくりと過ごしている感じですね。

といっても、ギムナジウムは宿題が多く、それも、うまくこなしていかなければいけないのですが、

もう、今の時代ですので、・・・みんなでWhats App を駆使して、宿題の回答がまわってくるという・・。

息子の学校の保護者会に参加して・・

息子の学校では、学期ごとに、保護者会が1回あります。

今回は、MSA試験のことや10年生の職業訓練、プラクティクムについての話が中心となりました。

また、11年生のことについては、3月中に別の説明会があります。

保護者会は、プレゼンテーションみたいな形式でパワーポントをインジェクターで映す形で行われます。

後日、欠席者のために、そのパワーポイントがメールで送付されてきます。

日本の保護者会は、現在、先生たちは、パワーポイントを使っていますでしょうか??

私は、いつも一番後ろに座って、クラスの全員が見えるようにしています。

興味深かったことは、10年生ということで、試験のことや、11年生の選ぶ科目についてなど、親御さんたちが興味を持っているのかと思いきや・・・(私はそうなのですが・・)

ほとんどの親御さんの興味は・・子供の飲酒とかたばことか・・そっちか・・ということで、

なんだかな・・と思った次第です。

 

 

 

ABOUTこの記事をかいた人

ドイツのベルリンよりライブ情報を発信しています。 オーストラリアに3年間の親子留学ののちに ドイツベルリンに教育移住。 ドイツや英語圏への親子留学のサポート をしております。また、お母さんの在り方としての 母親学についても発信中。