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親子留学

海外移住が日本人に向いていない理由

 

今回は、私が2011年から海外に滞在して、感じたことを書いてみたいと思います。

全般的にざっくり感じたことは、多くの普通の日本人にとっては、

海外移住に不向きである・・あっていない・・

ということを感じました。

理由を考えてみると、

日本の小学校から高校までの義務教育に原因があると思うのです。

残念ながら、義務教育、受験などにて、

海外に出ることができないような環境や価値観を

作ってしまっているのです。

 

日本人が海外移住に向いていない理由とは?

 

私の息子は、10歳まで日本にいましたが、

そして、海外に出たのですが・・

これまた最近発見したことですが・・

 

私の息子は、驚いたことに、海外に向いていない性格だったのです・・

なぜ?と考えてみると、10歳までに日本の小学校で、

内向きの性格・・をすでに作られてしまっていたのです・・

特に、国立の小学校での競争主義、少年野球と・・

いかにも、日本的な価値観が色濃く形成されてしまっていました・・

 

その後、アメリカ、豪州、ドイツと渡ってきましたが、

ドイツでティーンエイジャーを過ごしても、

ドメスティックな性格が残っていますので、

つまり、ドイツにおいてのドメスティックの傾向にあるのです・・

 

10歳までしか日本にいない息子でさえ、こんな感じですので、

日本人の多くは、ほとんどドメスティックの傾向になると思います。

 

私はもともと変人で、両親が戦争中の海外からの帰国者で

その影響を色濃く受け、また、私が胎児の時には

海外に行く予定もあったりなどで、いいのか悪いのか・・ですが、

海外向きの性格のようです。

 

多くの方が海外移住に対して、ネガティブな発言が多く、

海外に出ても、精神的に不安になったりする方が多いと聞き、

なぜなのだろう?と思っていたところ、

こんな発見をして、納得をしたのです・・・。

 

考えてみれば、ドイツで出会う人など、

みなさん日本に行きたいけれど、飛行機代が高くて行けないと・・

こんな発言を聞くと、日本は極東で海に囲まれて、

確かに遺伝子的にもそうですし、日本人が欧州まで行くのは大変ですよね・・

 

ですので、無理して、自分が海外で楽しんでいることを

あえてアピールなどもしなくてもよいと思うのです。

日本人は外面を気取る傾向があるので、これも大変ですよね・・

多くの方が、海外には向いていないことを知ることで

逆に楽になるのではないでしょうか・・。

 

 

海外移住を目指す日本人は何をすれば良いのか?

 

日本人は海外移住に向いていないことがわかれば、

どうすれば海外移住でうまくやっていけるのか・・

を対処することができます。

いくつか対処法を書いていきたいと思います。

 

1。結果を急がないこと、すぐには結論が出ない

 

日本人の多くの方は結果をすぐに出したいと考えています。

日本の労働環境でも、結果が求められているのと同じです。

しかし、海外移住のビザ、語学力、手続きなどなど、

日本のようにはスムーズにいかないですし、

日本人にとっては、外国語などほとんどの方が不得意ですので、

時間がかかる、すぐに結果が出ないことを知ることが大切です。

 

私自身も、よく手続きなどなど、待っていることが多く、

こういう時は、鷹揚に「待つこともいいものよね・・」

こんなふうに思うしかないのです。

こんなふうに思った方がより良く進むことが多いのです。

人生は修行であると・・考えさせられる瞬間ですね!

 

2。西洋人と平等であると思ってはいけない・・

 

人種差別とは言わないまでも、

西洋人、白人にとっては、有色人種の日本人を

下にみる傾向が無きにしも非ずなので・・

差別的なことをされることは当たり前・・

と思っておいた方が良いのです。

西洋人、白人でも、きちんと教育を受けた方、見識のある方は

そんなことはしませんが、そうでない方も大勢いるからです。

日本人でも知識、見識のない方は、東南アジアやアフリカの国々を

下に見ている方も多いのと同じ様相なのです。

それに対して、騒ぐ必要もありませんし、

きちんと対処するか、関与しないことが大切です。

そんな人種差別を受けたとしても、

ショックを受けて帰国される方も多いかと思いますが、

こんなことに対しては、淡々と乗り越えていくことが大切です。

国際結婚の離婚の原因にもなっているのかな・・と観察しています。

 

3。日本の価値観を引きずってはいけない

 

日本は敗戦が理由なのか・・

アメリカ支配が原因なのか・・

特殊な考え方で、みんな同じでないと不安を感じる・・

権威的なものにすがるような考え方をする・・など

なぜかとても奴隷的な価値観を持っていますので・・

海外に出た場合は、これらの価値観を断ち切ることが大切です。

自分の考えを持って、しっかりと自立して立つことが大事です。

何かコミュニティーに参加しないと不安で仕方ないとしたら、

そのコミュニティーの中の集合的無意識に引きづられてしまうのです。

海外で日本人コミュニティーに入りたい気持ちもわかりますが、

付かず離れずでうまくやっていくことが大事です。

この2−3年で、大手メディアの情報も当てにならないと

わかったと思うので、自立することが大事です。

日本人的な集団主義にならない方がよいと思います。

 

4。人ぞれぞれであることを知る

 

例えば、ある国に長く滞在している人がおすすめしていた

ある商品などがあったとして、これをすぐに信用しますか?

私は、半分信用しますが、半分は信用しません・・というスタンスです。

なぜなら、人それぞれの意見や価値観、好みがあるからで、

その人にとってはよかっただけだからです。

長く滞在しているから、権威だから、専門家だからといって、

すぐに信用する必要はないですし、それよりも

自分の感性を大事にして、自分の感覚を信頼することが大事なのです。

 

私の経験でも、人からお勧めされたものよりも、

自分で選んだ方がよかった・・という経験がいくつもあります。

つまり、どんな人の意見でも100%信用してはいけないですし、

それよりも自分で決断することが大事なのです。

 

海外移住の行き先、場所なども、

多くの方がおすすめしている場所を信用せずに、

自分なりに調べて、自分で選択して納得することが大事ですね!

 

  • この記事を書いた人
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添田衣織 そえだいおり

2011年からの親子留学も14年目。EU永住権も取得、子供も成人して、本格的な移住の境地になっているところです。海外移住は10年、20年と積み重ねていくものなのですね!新しい挑戦には、いつも困難がつきまといますが、それをさらに乗り越えて・・。穏やかに、そして躍動的にチャレンジしていきましょう。

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