息子のドイツの学校生活も進んでいき、ドイツの大学入学のための
アビトウーア試験のための準備をする学年にちかづいてきました。
ドイツの大学入学のための試験アビトウーアは、統一されていないの怪!?
こちらの試験、アビトウーアは、学校で行われるので、
また、評価も学校ごとなので、全国で統一しているわけでなく、本当に不思議です。
つまり、評価が厳しいギムナジウムの学校で点数がつけられる場合と
評価が甘いゼクンダールシューレで学校の点数がつけられる場合とで、
点数は、同じみたいなので・・・
より評価の甘い学校に通学していた方が、
良い点数をもらえるということ??らしいのです。
日本だと、こんな感じだと、基準がないなど、相当ブーイングがきそうですが、
ドイツベルリンの生徒たちをみていると、そんなこと、どうでもいい感じが・・・。
これって、どういう意味なのかね・・など息子と話してみたりしています。
日本の価値観とは違い、点数など、どうでもよくて、ある程度取れればよくて、
基準がないと不公平だ・・なんて、セコイこと、細かいことなどは考えなくて、
自分の好きな科目で点数をとって、それなりの大学に進めばいいんじゃない・・・
そんな価値観でしょうか・・。
大事なのは、大学に進んでからですからね・・。
ドイツの大学は、入学しても、簡単には、卒業ができないですから・・。
(日本は、大学に入学しただけで、やった!ということで、
そのあたりの価値観も違いますよね・・・)
18歳ごろまでに、自分の方向性、将来の仕事の分野を見つけること!
日本では、大学受験などもあり、まあ、大学に入学してから、将来のことも決めていけばいいか・・
みたいなところがありますね。学部、学科というより、より有名な大学の名前がほしい・・というところが・・。
海外の大学の選択では、大学名より、学部、学科を中心として、選ぶようになります。
そして、卒業した学部、学科が職業と直結していなければいけないので、学部、学科選びが
非常に重要になってきます。
だから、ある程度、職業の目安をつけておいてから、学部、学科を選べ・・になります。
日本のように、理系の大学院卒業で、民放のアナウンサーというコースはありえないですね。
海外だったら、理系の大学院卒でも、もう一度、
テレビ放送学科とか、ジャーナリズム学科あたりでの
学士レベルが最低限必要ですね。
ということは、学部、学科選びを間違えると、もう一度、学士からやり直し・・・となります。
だから、アビトーアを取得しても、すぐに大学に入学しない生徒も多いのですね。
学部、学科選びに真剣に迷っているわけです。
実際に、1年間、アビトーア取得後、動きがないという、息子の年上の友人がいます・・。
相当、大学選びに迷っているのか・・何かをしようとしているのか・・と
スイスでマラソンをしていたり、フランスでアルバイトをしていたりなど・・、
息子はよく、友人のインスタをチェックしていますけどね。
我が家でも、この2年、3年くらい、息子も、迷いに迷いそうですね。
そんな迷いの16歳、17歳、18歳・・・羨ましいですけどね。
私などは、日本で大学受験に合格するために進んでいただけですから・・。