ドイツの学校 VS 日本の学校
ドイツの学校と日本の学校を分かりやすく、比較してみたいと思います。
学校といっても、小学校?中学校?とあると思いますので、また、ドイツでもギムナジウム?ゼグンダールシューレ?となりますので、
(ギムナジウムとは、ドイツの大学入学を目指した中学、高校のこと
ゼクンダールシューレとは、ベルリンにおける一般的な中学、高校のこと)
だいたい一般的なことで比べてみたいと思います。
ドイツの学校(公立校) | 日本の学校(公立校) | |
新学期の始まり | 8月末 | 4月 |
教科書 | 自分で注文 | 学校で配布 |
1クラスの人数 | 30人程度 | 40人程度 |
ノートの作り方 | 科目ごとのファイル形式 | A4サイズノート(東大ノート、ルーズリーフ) |
テスト | クラスごとで、授業時間に行う | 中間試験、期末試験 |
筆記用具 | ボールペン、万年筆 | 鉛筆、シャープペンシル |
先生のテストのチェックの仕方 |
あっているところに、チェックマーク 間違っているところに、小さなマル |
あっているところに、おおきなマル 間違っているところに、大きなバツ |
成績の評価 | 1~6まで。1が最良 | 1~5(10)。5(10)が最良 |
自分の成績をみんなに見せるかどうか? | 良い成績だとみんなに見せる。悪い成績だと隠す。悪い成績でもみんなに見せる(これは、オーストラリア) | 良くても悪くてもみんなにに見せない。ひたすら隠す。 |
中学卒業試験 | MSA 10年生の5月 | 高校受験となる |
高校、ハイスクール | 11年生、12年生(ゼクンダールシューレの場合は13年生) | 高校1年~3年 |
大学入学 | アビトウア試験(12年生の5月)の結果により、成績順で、大学に申請 | 大学受験の試験の合否 |
大学入学試験科目 |
5科目 2科目は発展内容 2科目は基礎内容 1科目は口頭試験 科目は大学で必須とされる科目を選択、または自由に選択できる。語学、情報、教育などの科目も選択可。芸術科目、スポーツも選択できる。 |
国立大学(5教科7科目) 私立大学(3教科) AO入試 推薦入試 |
大学の学費 |
無料 |
有料 |
大学にすぐ入学しなければいけないか? |
アビトウア試験の合格資格は、一生涯有効。1年後、数年後に入学する場合も多い。 |
すぐに入学 |
大学入学平均年齢 |
22歳~25歳くらい |
18~19歳 |
実際に通学している、息子からの情報をもとに作成しておりますので、少々、独断と偏見な部分もありますが、だいたいの感じをつかめていただければと思います。
自分の成績を友達に見せるかどうかの点などは、非常に興味深く、国民性も垣間見ることができます。
オーストラリアでは、子供たちは、あっけらかんとしていますが、ドイツでは、少し日本の様に、自分の悪いところを隠すところもあるところが、面白い点です。