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子供の教育 教育全般

子供に塾は要らない。塾に通学するより、お母さんとドイツ親子留学しよう!

塾ですね・・・。日本の教育といえば、塾が問題なのでは・・・。もう、塾については、長々と書こうかな・・と前から思っていました。

塾の問題が、つまりは、日本の教育の問題で、教育が産業化している問題で・・・それが、日本の歪んだ社会と価値観を作り出していると言っても過言ではないかもしれません。

教育がブランド化して、卒業大学名が印籠のような感じになっていて、職業選択にも関わってきている状態・・・。

人生の折り返し地点を過ぎた大企業で働いているお父さんたちも、自分の出身大学を誇りに思っている方が多いはず。そして、偏差値基準に、人を判断したりして・・

自分より上の偏差値の方には、尊敬を眼差しで、しかし、自分より下の偏差値の方には、見下したりもして・・そんなことは、人間性や人格とは関係ないのに・・・。

そういう価値観で、そういう社会構造になってしまっている、その中で対立構造があるというところが問題だと思いませんか??

日本の教育は、塾があることで、ゆがんでいる!

私の家族も、私も、妹も、1970年代から、塾に振り回されましたね・・。

母親が、これからは、公立中学ではなく、私立中学がいいと、どこからか情報を仕入れてきて、1976年ごろの四谷大塚に行きはじめたのが、私の塾のはじまりでした・・・。

三多摩地区の公立小学校でしたので、まわりに中学受験する生徒は、4、5人くらいしかいない状態でしたので、中学受験することで、少し自分が上なのかな・・・と子供心に思ってしまうことも、思い返せばよくないことだったな・・・と、今になって思います。

中学受験終了後には、私は、春の色のパステルカラーを図工の時間に作れなかったという・・・チョツトしたことですが、これは、中学受験の落とした暗い影だと記憶しています。戦争を体験した子供が黒い色で絵を描くということと同じ体験だったのでは・・・と思っています。

もし、塾がなかったら、もっと私の人生の時間が有意義だったかも??とも思うのですが、日本の教育の構図では、そうなっていて、あたりまえになっています。塾がなかったら、ピアノの練習をもっとしていたかもしれない・・。

妹などは、バレエをしながら、塾に行っていたので、小学校の時はめちゃくちゃで、全敗して、高校受験では、うまく両立してやったようです。大学付属の高校に入学して、大学受験をしなくても良い方法をとりましたが・・妹は、バレエ中心だったので、塾のおかげで、効率的だったといっておりましたが・・・。

私の主人は、地方出身で、塾に行ったことがない人です。塾に憧れを持っていたりして・・。塾に行っていないと、自分で問題集をするようで、それも効率が悪いかな・・とも思いますが、自力でなんでもすることが身についていて、良いのかとも思います。どちらにせよ、日本の教育を受けていると、変わらないのかな・・とも思ったり・・。

日本の学校がお昼で終わって、塾は、午後から・・・こんな状態だったら、良いと思うのですが・・・そして、塾も無料とかね・・。学校に組み込めばいいわけで・・。

しかし、ほとんどが、学校が夕方で終了して、塾が午後17時、18時からはじまる・・・このことが、私は本当に大嫌いなのです。

朝、早起きする私にとって、もう18時などは、夕食をして、お風呂に入って・・もう家でのんびり時間だからです。

夜20時ごろに、電車でリュックを背負った塾帰りの小学生を見ると、本当に悲しくなります。これでいいのか・・・くらいに、大きなお世話なのですが、やめなよ・・・何をしてんの??と言いたくなるのです。

今は、塾にいかなくてもよい私立中学などもあるようで、学校ですべて、大学受験までできるという制度の学校もあるようですが・・・。

受験用のトリッキーな算数の問題のために、こんな遅い時間に塾に通学するなんて、ばかげています。

しかし、息子の日本の同級生も、高校2年生になりますが、みなさん塾に通学しているしね・・。

塾に通学するより、家でのんびりして、親と色々会話しようよ・・。宿題をしながら、友達とチャットしたりの方が有意義ではないか・・・。

Spotify の音楽を聴いていた方が有意義ではないか・・・。塾の勉強、受験勉強の内容といっても、たいして大切なこともないし・・・。

小学生は、もちろんのこと、中学生、高校生も、問題を解いて、合ってた・・・間違えた・・・だけでしょ・・問題の本質までを見ている生徒などもほとんどいないし、

合ってる、間違えた・・のために時間を費やしているという、なんとも時間が無駄なのです。私も経験しているのでよくわかるのです。

そんな感じですので、息子には、塾というものに通学させたことがありません。そろばん教室だけになります。

一度、全国試験みたいなものを小学校3年生の秋に受けさせましたが、受けさせてみて、ああ、やっぱり受けさせる必要はなかったな・・と再確認したくらいです。

みんなが行っているし、塾に行かないと、乗り遅れるのでは・・・と思わされるところが問題だと思います。

勉強することは、覚えることだ・・・という間違いについて

小学生、中学生、高校生と・・大学生もそうなのですが・・勉強をするといっても、ほとんどが、教科書を学んでいる、暗記している・・・そういう状態なのです。

大学生でしたら、テキストや文献を読んでいる・・・状態でしょうか・・。これなら、いいと思うのですが・・。

ここで、疑問が湧いてきます。教科書に書いてあることは、正しいのでしょうか??ということ。

大学生でしたら、文献なども研究者のものなので、参考になると思いますが、学校の教科書というもの・・・ある程度は、基本的な知識で参考になりますが、

知識を詰め込む・・というのもどうかと思い、時代的にも、検索すればどこでも探せる内容ばかりですので、わざわざ、塾に時間とお金を費やして、知識をつめこんでも、意味がないのでは・・・と思うのです。

つまりは、ある程度理解していれば良いということで、塾に時間とお金を費やすのではなくて、もっと他の方法、通信教育の方がまだいいのかな・・とも思ったり、または、ウェブの中で、いろいろなサイトでもいいのかな・・・と。

大事なことは、検索をして、自分で答えを探すということ・・・今の時代はこれではないかと思うのです。勉強するということは、自分でググるということ・・・なのでは・・。

ある本や教科書に書いてあることも、本当に正しいのかわからないので、いろいろと検索してみて、自分なりにこれだ!というものを探し出すことが、今の時代の勉強なのでは・・・と思っています。

オーストラリアでもドイツでも、どこの大学に行く・・など気にしていない!

日本の小学校では、もう、小学校時代から、どこの大学を目指して・・・などの目標を掲げている生徒も多かったです。親が毎日のように言っているらしく、ほとんどの子供が赤門・・・なんていっていましたので、笑ってしまいました。

そんな感じから、オーストラリア、ドイツへと渡り歩いてきましたが、オーストラリアでもここドイツでも、大学名を出して、ここに行きたい・・などと言っている生徒はいないですね・・。

こんなところにも違いがあると思うのです。

大学というより、何を学ぶの? 何になりたいの?こんなところが大事なのです。

日本では、子供が小学校のときから、お母さんが、どこの大学に行って、どこの会社を目指すのよ・・・とか、官僚を目指すのよ・・・とか、言っている方も多かったような気がします。国立大学の医学部狙いも多かったですね・・。

親が子供の将来を心配して、もちろん、子供の幸せを願うからこそ、勝手にレールを敷いている状態というのでしょうか・・・。

たぶん、レールを敷かれて、そこに素直に進んだ子供は、大きくなってから、お母さんを恨むでしょうね・・毒親とかいって・・・。自分の選択肢はなかったとかいって・・。

ですので、子供のためにも、くれぐれも、レールを敷かない方が良いのでは・・・と思います。

中学受験をさせて、御三家を狙っている方などは、レールを敷いているんですよね・・。

日本の子供の教育の何が問題なのか?

やはり、将来的に、子供が職業を持てるのだろうか? 本当に幸せに生活していけるのだろうか?・・・と、この点で親御さんが心配して、早くから、教育をして、乗り遅れないように、困らないように・・・と、教育産業、塾産業も繁栄していると思います。

良い大学に進めば、良い就職ができるから・・・ということで、良い大学に進むために、早くからの準備がはじまっているわけです。

これは、ちょっとした、脅しのようなものだと思いませんか?

こんな例と同じです。山登りや航海などで、遭難すると、食料がなくて、餓死状態になる・・・ということで、テレビで遭難した方の飢餓状態を映し出して、・・・、食べることが大切だ、栄養が大切だ・・ということで、毎日規則正しく食べましょう、1日3食栄養をとりましょう・・・とか・・・

しかし、本質は、少しくらい食べない方が、身体に良いのでは??と思うのです。

これを、教育の例で考えてみると、

小さい頃から、早期教育、天才児教育をすることで、中学受験にも有利で、良い大学にも進めて、良い就職もできるというエリートコースを煽っている。英語だ・・プログラミングだ・・と煽っている。

ここで、考えるのです。本質は、何もしない方がいいのでは??

こうしないと大変だ・・と煽ることで、そこに進まなければ・・となりますよね・・。

オーストラリアやドイツの様子を見ている限りでは、学校の生徒たちも、日本のような勉強をしている人はいませんし、

学校の勉強だけで、大学入学のテストもそれなりに通過できるシステムになっていますので、日本よりは、いいのかな・・と思い、

しかし、ドイツの大学は、本当にまじめに研究しないと、落第が多く、卒業できない生徒も続出ということで、日本とは違うのかもしれません。

日本人の方で、ドイツの大学(医学部)はしんどい・・とツイッターで書いている方もいるしね・・。

 

 

 

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添田衣織 そえだいおり

2011年からの親子留学も14年目。EU永住権も取得、子供も成人して、本格的な移住の境地になっているところです。海外移住は10年、20年と積み重ねていくものなのですね!新しい挑戦には、いつも困難がつきまといますが、それをさらに乗り越えて・・。穏やかに、そして躍動的にチャレンジしていきましょう。

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