私は、以前から、教育移住や親子留学が子供への財産であると、何度も書いてきていますが、
子供への教育こそが、唯一無二の財産であり、不動産を購入したり、資金を増やすことより、
自分のしたいことより、子供の教育のために人生のほとんどの時間を費やしたいと考えています。
なぜなら、子供の教育こそが、最も重要な親から子供へ贈る財産であるからです。また、これ以上に崇高な仕事はないとまで考えているからです。
育てるということは、自分の思うようにはいかないところが、忍耐の必要で、簡単ではなく、苦労するところが醍醐味なのです。
最近では、なんでも簡単なのがいいという風潮がありますが、なかなか成果がでないし、忍耐が必要で、思うようにならないことこそが、人生で経験する大事なことで、貴重なのです。
子供の教育といっても範囲はとても広く、子育てから、大学入学まで・・など、子供が成人するまで、18年、20年のことを意味するでしょうか・・。
28歳くらいにすべての人格が出来上がるといわれているので、それくらいまでになってしまうのかもしれません。
1。子供への教育は、目に見えないので、最も大切なものである
大切なこと、重要なことは、目に見えない・・・このように言われます。
(サンテグジュベリの星の王子様に出てきますが・・)
子供の本当の教育などは、目に見えないものなのです。
どこの学校に行っているなどは、見えますが、しかし、学校での子供の心の様子は
目に見えないのかもしれません。
子供の表情は、笑っているかもしれません。
しかし、本当は、悲しさを隠した、笑顔かもしれないのです。
お母さんは、子供の表情の、このあたりをキャッチできるかが大事になってきます。
言葉を越えたところで、子供のちょとした表情から、子供の本心や本音がわかることが大事なのです。
また、学校で習う知識は、教科書などで見ることができますが、
その知識を応用して、子ども自身が自分なりに知恵に変換して行く様子や
エネルギーにして行く様子などを目で見ることはなかなかできないものです。
本当に大切な子どもの教育ほど見えないものですね。
子供の教育といっても、いろいろで、幅が広いといえば、広すぎると言えるのです。
子供の教育として、お金の教育も大事だ。。と言っている方もいれば、
心の教育が大事だと言っている方もいたりなど、その方の価値観も
如実にわかってしまいます。
しかし、問題は、やはり、ほとんどの方が目に見える部分の教育のこと、
習い事、学校選びなどが中心となりますので、それで判断したり、
このことで、右往左往しますので、またまた大変になります。
子供への大事な教育は、目に見えない・・と意識して行くと良いかと思います。
子供の教育という観点において、成功したかどうか。。。なども
よくわからなものなのです。
良い学校に合格して、成功したように見えますが、本当にそうでしょうか・・。
受験に失敗してしまったけれど、実はよかったのかも・・など、
いろいろですので、成功、失敗で教育について、語ってはいけないものです。
教育に成果については、人生が終わる頃わかるものであり、自分のあの時の経験が
活かされていたと思うものだと思います。
2。子供への教育は、子供にチャンスと開拓する力を与える
子供の才能とよく言われますが、子供の才能が開花するのかどうかも、
子供への教育次第ともいえるのです。
しかし、才能が開花したからといって、幸せになれるとは限らないのですが。
この子供への教育というのも、学校がどうの・・ではなくて、
いかに子供のことをお母さん、親が理解して、子供の才能を
開花させるかにかかっているのです。
子供への教育がいかに、子供にチャンスを与えて、
力を与えて行くのががわかります。
どうせなら、たくさんの可能性を与えてあげたいと思うのが親心ですね。
あまりにも多くの物を与えずに、子供が自ら開拓して行く力を
身につけさすことも、お母さん、親次第だともいえます。
才能が開花したからといって、幸せになれるわけではないけれど、
才能が開花した方がチャンスも多く、可能性も高いので、
幸せになるチャンスも高くなるということで、
できたら、子供の良い才能を引きだしてあげたいものです。
自分で、自分の人生は、豊かであると思えるならば、
その人は幸せなのかもしれません。
3。子供への教育は、お母さんの在り方を考える重要な機会である
子供の教育を考える前に、お母さん自身がまだ、自分のことについて
満足していない、自分について納得できていない方が多い中で、
子供に無償の愛を本当に贈ることができるのか・・という問題もあります。
やはり、自分の親から、お母さんから自分が受け継いだもの、与えられたものに
親の無償の愛情を感じて、それを自分の原動力として変換できた方は、幸せですが、
毒親のような親を持った方などは、自分の自由を阻害された、
親も自分のことしか考えていなかったなど、自分を癒してあげる時間が必要な方も
多いものです。
どんな方でも、自分の状況を乗り越えて、お母さんとしての在り方を
整えることで、本当に子供にまっすぐに向き合えるお母さんになることができます。
子供の教育について考えることで、お母さんの自分自身を振り返り、
もう一度整理できるチャンスとなっているのです。
4。子供への教育は、お父さんの精神的成長を促す
息子が小さい頃は、公園で息子とよくキャッチボールをしていたので、
(私、お母さんなのに、平日は、お父さんの役目のキャッチボールを
していた私って、偉いような・・。)
公園で目撃したお父さんで、子供のやる気を完全に削いでいた
お父さんを見たことがあります。
お父さんは、たぶん、野球ができる方で、子供さんにやる気満々で
教えたいと思っているのでしょうけれど、子供は、やる気がないのです。
なぜなら、高圧的な教え方で、子供の気持ちを考えていないし、
子供に、ダメだ・・を何回も連発していました。
お父さん・・・もっと子供の気持ちをわかってあげなくては・・
そして、お父さんは、自分の野球自慢をするのではなくて、
子供をいかに伸ばすか・・を考えなくては・・
そんなことを思いながら、横で見ていたのですが・・。
お父さんも、子供の教育について真剣に考えることで、
精神的な成長もできますね。
子供の心を包んであげるように接しなくては・・。
会社で自分が上司に言われているような教育とは違うのです!
お父さんも子供の教育について真剣に考えることで、
精神的な成長ができると思います。
5。子供への教育は、家族の結束を強める
子供の教育について、真剣に考えよう!と思ったときには、
夫婦が一致団結して、協力できる体制が整うものです。
子供の教育については、日本の学校通りでいいよ・・とか、
奥様、お母さんに丸投げのお父さんも多いかもしれません。
日本の社会での働き方が大変すぎて、子供のことなど、
考える時間もない方も多いのかと思っています。
時間がないお父さんならば、お母さんにお願いして、
子供の教育については、主導権を握ってもらい、
それを後ろからバックアアップするしかないのです。
このパターンが日本ではいいのかもしれません。
自分たちが経て来た時代と違い、学校任せにすれば良いという
時代ではないので、それなりに、子供に適した環境を与えて行かなければ
いけない時代になりました。親子留学、教育移住などがその例なのです。
日本の学校をまじめに卒業しても、英語など語学に
問題があるようになってしまうからです。
海外移住となると、さらに家族の結束は強くなります。
6。子供の教育以外に大切なものはない!
私も半世紀以上生きていますが、そして、いろいろな経験や
モノを購入したりしていますが、何が大切かと考えると、
子供の教育より、大切なものは、見つからないと思っています。
子供の教育とは、良い学校に進学することではなく、
温かい家族の中で育まれる健全な心、精神を伸ばすことです。
教育とは、与えるものではなく、引き出すことです。
子供の個性、良い面を引き出すことこそが教育であり、
それは、温かい家族の中で引き出されていきます。
そんな観点からも、お母さん、お父さんの在り方が大事で、
家族の在り方が大事で、子供は影響を受けて行くのです。
たぶん、海外留学にしても、ボーディングスクールなどに
放り込んでいるようであれば、語学はできたとしても、
子供は、何か寂しさをもちながら、語学ができて
海外で活躍できる人に成長していくことでしょう。
大切な部分は目に見えないものです。
活躍していると、良さそうに見えるものです。
私がいつも言いたいことは、子供の教育の大切なことは、
目に見えないことで、それは、温かい家族、お母さん、お父さん
がいてこそ、良いものが与えられるという点です。
そんな観点から、子供の教育を考えていて、
簡単そうで、実は大変難しく、長期戦であり、
世界中を見回しても、なかなか人格者がいないもので、
子供を本当に人格があり、徳の高い人に育てることは、
至極大変であることを、いつも念頭においているのです。