ドイツの街中に、病院がないの!?
ドイツに来て、1年半が経とうとしていますが、街中を歩いていても、バルコニーにお花が飾ってあり、素敵なお家やアパートメントがあるだけで、日本でいう、病院の看板を見たことはありませんでした。
病院はどこにあるのでしょうか?大学病院だけなのでしょうか?
アポテーケ(薬局)が役立ちます!
ドイツ人に聞いたところ、
ドイツでは、風邪をひいたら、日本のようにすぐに病院へ行くのではなく、
ますは、薬局に行くそうなのです。
薬局といっても、日本のマツモトキヨシのようなドラツグストアではなく、日本の病院の横にある処方薬をもらうような場所みたいな所と言っていいでしょう。
ドイツでは、アポテーケ(薬局)といい、どこにでも必ずあります。Aのマークが大きく書いてあるので、目立ちます。
風邪をひいた場合は、まず、このアポテーケ(薬局)に行き、風邪の薬を購入します。そして、それでも治らない場合は、病院に行くのです。
このアポテーケ(薬局)は、地域医療インフォメーションの役割も兼ねていて、近場のよい病院を紹介してくれます。相談にものってくれるのです。
すべて、薬剤師が担当していますので、安心です。
私は、ホメオパシーに興味があるので、アポテーケ(薬局)で、近くにホメオパシーを処方してくれる医者があるか、尋ねたところ、住所と電話番号を教えてくれました。
また、アポテーケ(薬局)では、ホメオパシー、フラワーエッセンス、ハーブティー、サプリメントなども購入できます。ドラツグストアで購入する、サプリメントやハーブティーよりも品質がよく、信頼できるとのことです。
お医者さんの看板がない!?
では、本当に近くにお医者さん、地元の頼れるお医者さんは、あるのでしょうか?見当たらないのですが。。。
街中を歩いていて、よ~く近づいてみてみると、普通の家の住所のように、目立たない小さな看板が門の横にはってありました。
ドクターの名前と専門と診療時間が小さく書いてあります。
これでは、ドイツに最初に来た方には、わかりませんね。
本当にわからないように書いてあるのです。
なんて、商売根性がないのでしょう。
それに、患者がいるのか、いないのか、外からでは、わかりません。普通の家のように見えるのです。
日本では、病院の看板は目立ちます!
日本では、耳鼻咽喉科などで、子供たちが、あふれかえるように診療している様子を見ました。また、小児科でも、予約で、順番待ちをしている様子を見ましたし、実際に我が家も体験しました。
そして、大きな看板が掲げられていますね。XX耳鼻咽喉科、XX小児科など。
なぜ、日本では病院が混んでいるかと言うと、何か、少しでも風邪をひいたら、病院に行く、子供が中耳炎になったら、耳鼻科へすぐにかけつけるという、
病院を頼っているからなのだと思います。
ドイツでは、自己免疫を重視する!
ドイツでは、風邪をひいたら、まずは、ハーブティーを飲んでゆっくり休む、そして、必要ならば、アポテーケ(薬局)で相談する。そして、それでも治らなければ、病院に行くのです。
つまり、病院に行くのは、最終段階か、緊急だけなのです。
ドイツでは、病院が混んでいない理由がわかります。
ドイツでは、風邪は寝て治すもの、自己免疫が重要だと知っているようです。日本は、医者に頼りすぎであり、商業主義が先行していると言えますね。