ドイツ教育移住と親の価値観
ドイツ教育移住をするか、しないかも、親の価値観で決まることが多いです。そして、子供は、親の価値観で、方向性が決まってしまいます。
つまり、親がどういう価値観で子供と接するかで子供の一生が左右されます。
現在では、目標達成のために努力すること、夢に向かって進むことが良いことであると、思われています(思わされています)が、そして、小さいころから、努力すれば、こうなると、偉人の本なども参考にして、よしとするところがありますが、
これは、本当は、間違った価値観なのです。
そして、小さいころから、評価されることに価値を見出しがちです。受験もそうですし、オリンピック、ノーベル賞、FIFA,ショパンコンクール、~大会などもそうですね。
これも、本当は、間違った価値観なのです。
目標を高いところにおいて、そこに進むことが正しいと思われていますので、そこに到達するまで、大変な時間と労力を要します。
競争で勝ち取らなければ、目標を達成することができませんので、人を押しのけてでも、少しウソをついてでも、貪欲になって、目標に近づこうとしている人が多くいます。
本当に正しい価値観とは?
本当に子供に教えるべきことは、夢や目標、願いを成就するために努力することではなく、夢などの高い目標を設定するのではなく、
今、現在、自分のいる範囲で全力を尽くすこと、できる範囲で全力を尽くすこと、良い行いをして徳を積むことを、子供に教えるべきなのです。
しかしながら、日本でも外国でもそうですが、競争をあおるような仕組みができあがっていて、これらに追いまくられてしまっています。
目の前にあることに感謝せずに、何を目標にしても、到達するわけがありません。そんなに高い目標に到達することが、いいことではありません。高い目標に到達すれば、また、そこで、悩みが発生します。
貪欲になって、目標を達成することは、間違っているのです。正しい行いとは、次のようなことです。貪欲とは、人のものを奪ってまでも、自分のものにしなければいけないことも意味するからです。
- 他を傷つけてはいけない
- ウソをついてはいけない
- 他人のものを盗んではいけない
- 不摂生はいけない
- 貪欲、必要以上のものを所有してはいけない
これらは、ヨガのヤマ(禁戒)と言われるものです。あたりまえのように思われるかも知れませんが、実は、他を傷つけてはいけないでは、動物を殺傷してはいけないので、肉食もいけないことになります。でも、普通は、食べている方が多いですね。よく考えてみると、間接的に、悪い行いをしているものなのです。商業主義は、悪い行いを誘導しているからです。
映画なども、他を傷つけるようなシーンがたくさんありますので、これらも本当は見てはいけないものなのですが、そんなことを考えている人は、少数派になってしまいます。傷つけてはいけないというのは、想念、言葉、行為のすべてになりますので、映画などのひどいシーンは、本当は、とんでもないものなのです。
ドイツ教育移住では、日本より、まだましかもしれません
ドイツ教育移住での、生活環境や、教育を見ていくと、ドイツでさえ、完璧ではないですが、日本より、まだましな点がたくさんあります。
学校での競争主義は、日本と比べると断然に少ないです。(南西部のバイエルン州では、競争も激しいと聞いていますが)
また、ビーガン(菜食主義)も方もベルリンでは多く、肉食に疑問を持つ方も増えています。(現在では、世界的に増えつつあります)
自分の小さな生活環境を整えようとしている方が、日本より、多い気がします。食べ歩きするような方は、いないのではないかと思われます。日本のように、大人買いといって、多くのものを購入するような誘導はないような気がします。その反対で、貧しい方へ、少しでも手を差し伸べようとする姿が、街中、電車などで見られます。