ドイツの学校生活は、日本の中学、高校と違い、クラブ活動もなければ、強制された行事などもほとんどありません。ドイツのギムナジウム(大学進学コース)でも毎日14時半には、終了しますので、家には、15時ごろには、帰宅します。
そこから、自分で参加したければ、独自に習い事に通うという感じです。図書館に行きたければ、行くし、のんびりしたければ、家で過ごします。
ドイツの生徒は、SNSの交流も盛んですので、WhatApp で、友達、クラス単位で宿題について相談したりなどの交流があります。現在では、インスタグラムでの交流も盛んです。
息子は、WhatAppやインスタグラム、スカイプなどで、オーストラリア時代の友達、現在のドイツのクラスの友達と交流しています。習い事は、空手と週末にはテニスをしていて、気分転換をしています。
親が見極める、成績からは見えない子供の能力!
子供は、毎日学校に通学して、学校で成績をもらってくるわけですが、それは、科目ごとの成績で、そこには、子供の能力や才能に関する情報の半分くらいしか、わからないわけです。
数学や理系方面がどちらかというと、強い、好きなんだな~とか、歴史や文学方面は興味がないんだ・・など、おおまかな方向性は、学校の成績からわかります。
しかし、子供の本当の能力をもっと引き出してあげたいと思いませんか?
野口整体の体癖とは?
あるところで、野口整体の体癖というのを見つけました。
体癖(たいへき)とは、野口整体の創始者である野口晴哉がまとめ上げた、人間の感受性の癖を表す概念。身体の重心の偏り・腰椎のゆがみと個人の生理的・心理的感受性(体質、体型、性格、行動規範、価値観など)が相互に作用していることを野口は診療から見出し、その傾向を12種類(10+2種類)に分類した。
出典:ウィキペディア 体癖
おおまかに、10種類を挙げてみますね。
- 頭脳型 考えるのが好き、論理的に整理する
- 頭脳型 夢やビジョンを夢想 夢が現実になると興味を失う
- 消化器型 社交的、好き嫌いが基準、食べることが好き
- 消化器型 感情があまり表に出ない おだやかにニコニコしている
- 呼吸器型 アクティブなスポーツマン体型、常に動いていたい、貧乏ゆすり
- 呼吸器型 猫背気味、ひらめき天然系 考えが飛躍、異質な空間が好き
- 泌尿器型 勝負事が好き、一言多い闘争系 勝つことが好き
- 泌尿器型 弱者に共鳴する献身性
- 骨盤型 職人気質
- 骨盤型 真ん中で注目されるのが好き 華やかさ
- 頭脳型は、物事を考えることでストレス解消
- 消化器型は、気分で食欲がアップダウン
- 呼吸器型は、行動することで発散
- 泌尿器型は、正義感が強い
- 骨盤型は、面倒見がよく集中力が持ち味
学校の成績でなく、以上のようなことも重視して、子供に合っていること、将来の職業のきっかけになることもみつけてあげたいですよね。
実際に、子供も高校生になっても、大学を卒業しても、意外や、自分のことは理解できないものです。私自身も、実は、自分のことをわかっていたのですが、世の中の流れや流行に惑わされながら、実際に良い選択をすることはできませんでした。
つまり、流行っているからではなくて、自分には何が合っているか、適しているかを見つけだすことが、非常に重要なわけです。
自分に合う職業を見つけ出せない方の悲劇とは?
世の中をよく見てみると、ほとんどの方が同じような方向に流れているように見えます。
例えば、ポケンモンGOが流行れば、どっとそちらに流れていくような・・
たぶん、流行っていうものイコール良いものと思ってしまっているのだと思いますね。もしくは、思考停止していて、考えもせずに、流されるままとか・・
そのような感じで、職業選びも、お給料の高い方がそりゃ~いいでしょという感じで、自分の体癖なども知らずに、名前だけで、有名度だけで、会社を選んでしまい、入社すると、大変なことになるのです。
職人気質のような人が、まるで戦場のような証券会社や大手商社などに入社して、毎日走るように激務を続けると、病気になるのです。実際にそういう方も多く、挙句の果ては、うつ病になり、入退院を繰り返している方もいるようです。
何が大切で、親はどのようにサポートできるのか?
大人でも子供でもそうですが、長所と短所は、性格の表と裏であって、同じことなのです。まずは、親は、子供の長所と短所の部分をよく見極めてあげることが大切だと思います。
学校教育は、子供の性格の短所を直してしまっているところもあり、子供の短所を直すと長所も消えてしまい、結局、何が好きなのか?何が得意なのか?これがわからなくなってしまうわけです。
ですので、子供の短所を直してはいけません。子供が雑で落ち着きがなく、ガチャガチャした性格だったら、長所は、スピード感があり、素早い行動をとるわけです。
子供がのんびりしすぎて、何でも遅い短所があるとしたら、長所は、じっくりと石橋を叩いて渡る性格なわけで、慎重でとても良いことなのです。
親がサポートできることは、子供の小さい頃からの様子をよく思い出して、その子に合ったものを取り出してあげる、見つけてあげる、良いところを強調してあげることで、子供自身にも気づかせてあげることだと思います。
私は、息子によく言います。こういうところが、いいところだよね・・と・・すると、何気に、ムフフ・・と顔がほころんでいるのがわかります。
親は、子供自身が持っている良いものをわからせてあげることが大切です。子供1人では、わかることができないのですから・・学校では、比較して、競争することばかりに重点が置かれますからね・・