日本は、ゴールデンウィークが始まった感じでしょうか・・。私など、日本のカレンダーと検索をかけないと、日本の祝日がわからないようになってしまいました。
日本の手帳は書いてありますからね・・。ドイツの手帳で動いているので、もうわからなくなり・・。
明日、日本がお休みだとわかると、スカイプでの家族会話も長く、ゆっくりと話すことができます。
親子留学で、7年以上も家族が離れて生活をしてみての感想とは?
もう、かれこれ、7年以上も家族が離れて暮らしているんですね・・。
といっても、私の実家は、20年以上も家族がバラバラ生活だったので、まだまだ、甘いよ・・という感覚をもっておりますが・・。国際電話しかない時代にね・・。
7年家族が離れて生活をして、どうですか?と、ときどき、聞かれることがあります。
私の率直な感想は、今の時代、良いのでは・・と思っていますし、どこに住んでいようとも、オープンマインドで、隠し事なしで、なんでも話せば・・という楽観的な考えでいつもいます。
何か高い目標をもっているわけでもなく、夢を持っているわけでもなく、ただただ、子供が進んでいけばいい・・・それだけを思っているだけですので、非常に簡単です。
主人にも、自分の好きになんでもしてね・・といってありますので、よくある、奥さん、妻からの小言や嫌味など・・・もないので、健全だし、働くお父さんとしてもいいのではないかな・・と思っています。
ただ、日本の家が実際どうなっているのか・・・そこだけが想像すると恐ろしいのですが、もう、モノですので、なんでもござれ・・・で、もう、なんでもいいのです。
子供が思春期を迎えて、家族関係をどう考えるか?
我が家は、息子ですので、親子留学で、本当は、お父さんがそばにいる方がよいのではないか・・ということもよく考えます。
でも、物理的に仕方がないですので、考え方を変えて、発想を転換しまして、
基本的に私、母親が、男性っぽいですので、あっさり、すっきり、バシバシ、ビシビシで、
あとは、放置で、ゆったりで・・という感じで、なんとか、うまくこなしています。
息子が可愛い女の子を見つけたみたいよ・・・なんていうことも、オープンマインドで、主人にも伝えたりもしています。
日本でよくありがちな、もっとしっかり勉強しないと、大学受験に合格しないよ・・・などという、小言などを子供に言ったりすることなどは、皆無で、これは、非常に良かったと思っていることです。
ドイツのギムナジウムでも、なるべく勉強しないで、うまくやれ・・・みたいなことをいつも言っています。うまく通過せよ・・というのが、私のメッセージでもあります。
勉強ばかりして、頭デッカチになっても、何も仕事などができるような大人にならないですからね・・。
(若いときにこそ、たくさん勉強するべきだ・・・なんてことを私も以前は思っていましたし、そのように考える方も多いかと思いますが、今となってみて、それも違うな・・と感じました。)
それより、学校の勉強以外のところ・・・で、学ぶこと・・が本当に大事で・・
18歳、20歳ごろまでに、人生とは何か、志は何か・・に気がつくことが非常に大事なわけです。
(これは、機械的にただ勉強していたら、気がつかないでしょうね・・・)
息子の学校の友人たちを見ていても、あまり勉強していない様子が好感がもてます。
日本の母校の生徒たちも、高校2年生を迎えていると思いますが、雲泥の差だと想像します。
価値観とか、考え方もまるで違うのでは・・・。
一生懸命、受験のため、教科書に沿って勉強をして、どこに進むの??何がしたいの??
お金が欲しいだけ??? 志はないの?? 赤い門に行けばいいのか???
こんなことを問われていると思います。
我が家は、目標などをもたない、夢をもたない、あるがままで進んでいく・・・
そんな感じで、息子の学校の周りを見ていても、みんなそうですね・・。
目標とか、夢をもってしまうと、それを実現するために大変ですよね・・。
実現しても、何もならないのに・・と思うのです。もてはやされる言葉に翻弄されて、どこへ向かっていくの??という感じがします。
という感じで、ドイツと日本と家族が離れていますが、離れているという物理的なことが問題なのではなくて、
本質的には、ものの考え方が大事で、考え方というのも、海外に出てみないと、なかなか、変えることもできないのかな・・・とも思っています。
枠を外すこと、縛りをなくすこと、とらわれないこと
一番大事なこと、まず最初に取り組まなければいけないことは、枠を外すこと、縛りをなくすこと、何事にも、とらわれないこと・・・だと思います。
なんでも、・・・しなければいけない・・ととらわれている方が多いですよね・・。そして、それに縛られている方も非常に多いです。
日本でもよくあることだと思いますが、何かの枠にしばられていたり、とらわれていると、自由に発想ができなくなり、ウツ状態にだんだんとなってしまうのが問題です。
・・・しなければいけない・・というのは、何もありませんので、もう、自分の考え方を変えて、違う風景を見ることができるようにすることです。
日本の男性、ご主人さまたちの考え方も、枠がはずせなかったり、縛りがあるような、とらわれているような考え方をされる方も多いかと思います。
女性よりも、男性の方が保守的な場合も多いですよね・・。
危険だったら、どうするんだ・・・とかをおっしゃられる方も多いとか・・・。
そして、責任・・・という言葉がでてくるんですよね・・。とても日本的・・。
本当に日本の方は、いろいろなことに縛られていたり、とらわれている場合が多いです。他の国の方に比べて、その比率が高いと思います。
なぜ、こうなってしまっているのか・・・。たぶん、日本の教育や社会構造でしょうね・・。
ですので、まず、第1歩は、とらわれない、しばられないこと、自分で枠や制限を作ってしまっていることに気がつくこと・・・
そこからはじめて、考え方を変えていってくださいね。
そして、家族関係では、なんでもオープンマインドで、心がラクになるような毎日を過ごしてください。
親がゆったりとしていると、子供もゆったりとしますので、結局、これが一番大事なことだと思っています。