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親子留学

親子留学の効果と効用。今の時代、子供にとってどのような意義があるのか?

親子留学といっても、1週間、2週間のプチ親子留学から、3か月くらいの観光ビザでの親子留学、

1年、2年の一般的な親子留学、3年以上の長期親子留学などがあります。

何歳にスタートするかにもよりますし、どの国を選択するかによっても違います。

我が家は、10歳から、10日間、3か月くらいの観光ビザでの

アメリカでのプチ親子留学からスタートさせて、現在、8年目の親子留学となっています。

アメリカ、オーストラリア、ドイツへを渡り歩いてきています。

 

10歳ではじめた、アメリカシアトルでの2か月の親子留学

 

我が家は、一番最初は、10日間のアメリカ・シアトル旅行からスタートさせています。

理由としては、当時、野球少年であった息子のMLB野球観戦のためです。

シアトルマリナーズ本拠地、セーフコ・フィールドでのMLB観戦のための10日間でした。

セーフコ・フィールドSafeco Field)は、アメリカ合衆国ワシントン州シアトルにある野球場である。MLBシアトル・マリナーズのホーム球場。バンクワン・ボールパーク(現チェイス・フィールド)に次ぐ世界2番目の開閉式屋根付き天然芝の野球場である。

右翼スタンドの上に収納された屋根は3枚の鋼鉄板で出来ており、重さは約1万1,000トン。開閉には20分ほどの時間を要する。貨物線の隣に建設されたため、列車の走る音が屋根に反響して球場内に響き渡る。

出典 ウィキペディア セーフコ・フィールド

 

その後、10日間の旅行だけで、帰国しますが、ご縁があったのか、シアトルでの

ホームステイが偶然にも見つかったのです。ですので、夏休みに2か月シアトル北部で

ホームステイをしました。息子がベースボールサマーキャンプに参加する2か月でした。

この2か月は、英語というより、息子が日本で練習をしてきた野球がアメリカでも

十分に通用するという確認ができたという、海外で自信をつけるチャンスでもありました。

もちろん、ニックネームは、シアトルでしたので、イチロー! でした。

すべて、息子が行きたいところについていき、親は、ただただ、保護者・・でした。

この期間の親子留学の効果と効用についての考察としては、

  • 10歳で海外に出ることは適齢期であった
  • 子供が興味をもっている場所に行くことが大事
  • 子供が好きなことを大事にして、親はただついていくこと
  • 日本だと、受験勉強を始める時期であるが、塾の生活を避けることができてよかった

 

オーストラリア・ケアンズでの3か月の親子留学

 

次に向かったところは、オーストラリアのケアンズです。

なぜなら、こちらのホームステイが見つかったからです。

まずは、観光ビザの90日で入国をしました。

観光ビザで、ケアンズの公立小学校に90日だけ入学しました。

ただただ、英語に慣れるだけの、90日でした。

この期間で、オーストラリアでガーディアンビザが取得できることを確認して、

家も賃貸できることを確認する期間でした。

また、公立小学校ではなく、本格的に通学するには、私立の小学校が良いと確認する期間でした。

この期間の親子留学の効果と効用についての考察としては、

  • 90日の英語に慣れる助走期間が意外にも重要である
  • 海外生活に親子でサバイバルして行く経験や体験が大切である
  • 日本で、中学受験のための塾での勉強より、海外経験が大切である

 

ドイツ・ゾーリンゲンでの3か月の親子留学

 

次に向かったのが、ドイツのゾーリンゲンでのホームステイです。

こちらは、シアトルのホームステイの方が見つけてくれたからです。

ドイツの寒い時期でしたが、息子は、ここで、ドイツのサッカー、

ブンデスリーガに魅了されます。

この3か月は、ドイツのサッカー、ブンデスリーガ観戦をする期間となりました。

ケルン、メンヒェンングラードバッハ、ニュルンベルグにまで出かけました。

この期間も、ただただ、息子の行きたいところについて行き、

親は保護者をしていました。

この期間の親子留学の効果と効用についての考察としては、

  • 子供の興味が野球からサッカー観戦に広がったこと
  • どんな期間でも無駄なものはないということ
  • 学校にいかなくても、自主勉強の期間が重要である
  • 学校にいかなければいけないという固定観念を捨てること
  • もちろん、塾などに行かなくても、オンラインでそれなりの勉強ができる

 

11歳からの本格的なオーストラリア・ケアンズでの3年間の親子留学

 

11歳から本格的に、オーストラリアでガーディアンビザを取得して、親子留学をスタートしました。

以前から狙いをつけていた、こじんまりとした、雰囲気のよい私立の小学校に入学してのスタートです。

偶然にも、1年目の担任の先生は、ドイツ人の女性でした。ドイツからオーストラリアに移民された方です。

2年目の担任の先生は、よくありがちなオーストラリアの若い男性の先生でした。

まずは、2年間、11歳、12歳で英語を身につけて、小学校を卒業しました。

そして、国際バカロレア(IB)のあるケアンズハイスクールに入学したのです。

13歳のハイスクール8年生時代は、インド人で数学のできる友達と一緒に

数学のコンペティションにも参加したり、生徒会にも参加したりなど充実した

1年を過ごしたようです。

子供はノリに乗ったハイスクール時代を過ごしていますが、親の私は、着々と次の

候補地を探している最中でした。ドイツ移住へ向けて、動いていたのです。

子供は、このまま、ノリに乗って、ハイスクール時代を満喫したいと思っているのに、

かわいそうかな・・とも思いつつ、動かなければいけない・・との決断に

心が痛む日々だったのを思い出します。

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この期間の親子留学の効果と効用についての考察としては、

  • 3年の英語圏の親子留学は大変貴重な期間であった
  • 3年の期間は必要かつ十分である
  • 11歳からスタートという年齢も適齢期であった
  • オーストラリアの小学校を卒業というのも貴重であった
  • ハイスクールに1年通学できたことも貴重であった
  • 中学受験のための勉強をしないことが正解であった

 

14歳からのドイツ親子留学

 

オーストラリアで1年間のハイスクール時代を過ごし、8年生を修了してから

ドイツに親子留学をしました。最初の1年間は、ギムナジウムに併設されている

ウェルカムクラスにて、1年間のドイツ語集中レッスンを行いました。

途中で、数学、音楽、スポーツなどは、通常クラスに参加することもありました。

1年後にB1の試験に合格することで、先生の推薦などにより、そのまま

ギムナジウムに入学しました。他のほとんどの生徒は、ゼクンダールシューレに入学しています。

息子曰く、イスラム教の方たちは、とても優しく良い方が多いのですが、

雰囲気がダラダラ・・・としているので、できたら、ギムナジウムで切磋琢磨した方が

より良いという選択をしたのです。

移民、外国人ですので、ゼクンダールシューレの方がドイツ語の苦労がなかったかも

しれませんが、ここは、決死の覚悟でやるしかない!というところですね。

15年のドイツ語のキャリアの生徒たちに追いついていかなければいけないので、

そのあたりは、想像を絶する大変さがあります。

私のアドバイスとしては、たかが・・言葉、類推せよ!ということで、

なんとか乗り切っています。

しかし、このあたりは、知恵をふんだんに使って、やっていくところに、

親子留学のサバイバルの醍醐味があるのだと観察しています。

この期間の親子留学の効果と効用についての考察としては、

  • 14歳、15歳でのドイツ親子留学が最終ラインである
  • ゼクンダールシューレでも良いと思った方がよいところもある
  • ティーン時代に、語学で苦労するのは、脳の活動にもよい
  • ドイツの学校が自主性を重んじるので、この年代にとって良い
  • 英語をマスターしてからのドイツ語習得が望ましい
  • 英語圏以外の世界の国の人たちを知ることができる
  • ドイツの大学を狙うなら、英語圏3年からドイツ親子留学がベストである

 

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添田衣織 そえだいおり

2011年からの親子留学も14年目。EU永住権も取得、子供も成人して、本格的な移住の境地になっているところです。海外移住は10年、20年と積み重ねていくものなのですね!新しい挑戦には、いつも困難がつきまといますが、それをさらに乗り越えて・・。穏やかに、そして躍動的にチャレンジしていきましょう。

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