ドイツ親子移住の際のベルリンの住居について
現在、ベルリンの南西部の、第2次世界大戦後には、4国に分割統治された際のアメリカ地区に住んでいます。
このあたりは、爆撃を逃れたせいなのか、100年以上前のアパートがたくさんあります。
もう少し南の湖方面や、西の湖方面にいくと、アパートメントではなく、一軒家がたくさんあり、高級住宅街と言われる場所になります。グリューネバルドは、高級住宅街として有名です。
我が家も、100年以上前に建築された、アルトバウ(古い建物)のアパートメントに住んでいます。
そして、日本と価値観が違うことろは、アルトバウ(古い建物)の物件の方が、家賃も高くなっています。なぜなら、建物の雰囲気があるからです。新しい物件のように、やたら、近代的で無機質なものではないからです。
現在住んでいるアパートメントは、ベルリンによくある4~5階建てで、U字型に建てられていて、中庭(パティオ)があるものです。内階段になっていて、100年以上前を彷彿とさせるものがあります。
屋根は、レンガ作りになっていて、ところどころ、色がちがっていて、修理しながら、100年も月日を経てきたことを垣間見ることができます。
100年以上も前の建築なので、困ることもあります。バルコニーに排水溝がないので、雨が降ると、水がたまります。また、家全体の排水溝もつまりやすいので、気を付けなければいけません。
こんなことも、日本では、クレームになりますが、こちらでは、少しずつ修理しながら、様子を見ていく感じで進めています。
しかし、アパートメントの建物の雰囲気がいいので、近所をお散歩していても楽しくなります。街路樹には、左右に必ず、木が植えられています。栗の木もあり、先月などは、たくさんの栗が落ちていました。
今年は、急激に寒くなりましたので、紅葉もきれいで、葉が赤、オレンジになっているところもたくさんあります。道路際には、絨毯のように、葉っぱが敷き詰められています。
ベルリンの住居探しでは、ガスキッチンを重視しました
住居探しでは、自分に必要なポイントを押さえて探すといいですね。日本人なので、お風呂(バス)が欲しいところですが、なかなかついている物件を探すのも大変です。また、水道料金が高くなるので、日本のお風呂のように使用していると、クレームにもなりそうですしね・・
我が家では、ガスキッチンがあるところ・・というポイントで探しました。現在、ドイツでは、IHキッチンであるところも非常に多いです。見た目の綺麗さでこちらを好む方も非常に多いです。
ガスキッチンを狙うと、必然的に、やはりアルトバウ(古い建物)になりそうですね。
ドイツのキッチンでは、必ず、オーブンがついています。また、面白いことは、キッチンに、洗濯機が併設していることです。料理しながら、洗濯が終わったかどうか確認できるので、便利ですね。
そして、洗濯は、家の中で干します。バルコニーの外に出して、洗濯物を見えるようにしてはいけません。内側の見えないところでは大丈夫です。
お散歩していて、雰囲気がよいのは、それぞれの家庭の洗濯物が見えないことかもしれませんね。日本だと、全部見えますね。それに、布団も干してある。綺麗に干してあればいいのですが、よく乱雑に干してあり、その家庭の状態が丸見えだったりもするわけです。
香港で見た光景はすごかったですね。洗濯物の棒が、バルコニーから突き出て、洗濯ものが干してあるのです。まあ、太陽光線が直接にあたって、非常によいのですが、チャイニーズの考えそうな、面白い発想です。