質素で節約、倹約志向のドイツ人
ドイツ人の毎日のスーパーマーケットでの買い物の様子を見ていて、よく言われるように、基本的には、質素で、節約、倹約志向だと思います。日本人と比較するとその傾向を特に感じます。
日本の方は、豪華1点主義とか、大人買いとか、セレブ志向など、マスコミや雑誌に流されているような傾向はありますね・・
毎日ベルリンでもそう感じますし、以前滞在していた、ゾーリンゲンでもそうでしたので、ドイツ人全体でそういう傾向にあります。
毎日の食事でも、日本人に比べて、そんなに量的に食べていない感じもしますが・・どうでしょうか・・
スーパーマーケットから見る生活の様子
我が家は、毎日BIO(オーガニック)スーパーにて買い物をしますが、BIOでのドイツ人の買い物の様子は、果物でも野菜でも少しずつ買う傾向にあります。ヨーグルトなどはよく買っていますね・・肉を買っているのは、ほとんど見ません。ハーブティーなどを買い求めている様子はよく見ます。BIO製品を毎日購入する方は、やはり静かで落ち着いた方が多く、1つ1つの生活を大事にしていることがわかります。
どこかの健康情報を見てきたのか、シアシードやヘンプシードを購入しているお年寄りの方も見ました。
中堅スーパーマーケットなどでは、少し値段が安くなるので、加工品を買い求めている人をよく見ます。このレベルでは、野菜や果物でもパックになっているもの、袋にはいっているものを、ドサッと買うようになります。お菓子を購入している方も多いですね。人々の雰囲気も少し雑になります。我が家は、ラップだけ購入します。
激安スーパーマーケットで何を買っているのか?と見ると、やはり、生活を垣間見ることができ、興味深いです。こんなものを食べるんだ・・というものを買っている方も非常に多くなります。我が家から見ると、全部いらない、食べないものばかりです。我が家は、トイレットペーパーだけ購入します。
中堅スーパーでも激安スーパーでもスーパー独自のBIO製品(オーガニック)がありますが、どこまでが、オーガニックなのか、怪しいらしいという方もいます。
以前、語学学校でBIO製品は、良いのかどうなのか?と議論をしましたが、よくあるのが、BIOといっても、信用できないものだ、BIOを信用できないようであれば、その他はもっと信用できない・・よりましであるなど、人によって見解が違いますね。
面白いのは、ドラッグストアです。ものすごい種類の掃除用の洗剤を購入していたおばあさんがいました。これこそ、ドイツ婦人の綺麗好き、掃除好きだ!と思いましたね。
私から見ると、重曹1つで間に合うな・・という感じですが・・また、シャンプー、リンス、ボディーソープなど、ものすごい種類のものを購入していた若い方も発見。私なら、石鹸1つで間に合うな・・ですね。
何を買うか?何を食べるか?はどう生きるか?である!
日本に居るときから、他の方の買い物カゴを見るのは、興味深々でした。その方が何を買い、何を食べているかで、その方の生き方がわかるからです。
忙しそうに毎日暮らしている、のんびり暮らしている、生活を大切にしているなどが、買い物カゴから垣間見ることができます。
私の生活のテーマである、1つ1つの生活を大切にする・・という点では、より質の高いものを、少しだけ、丁寧に買い求めることを実践しています。そして、できるなら、身体に毒やケミカルを取り入れないことを重視しています。
そんなことを偉そうに書いていますが、1年以上前は、私は、チョコレートとコーヒー中毒でした。私の身体はチョコレートでできている・・状態です・・このままではいけないと、少しずつ、やめていきました。
人間というのは、毎日、習慣と癖で過ごしているのです。ですから、少しずつやめて行けば、やめることができるんですね。チョコレートやコーヒーが身体にいいと勘違いしていました。コーヒーなどは、もうずいぶん長い間飲んでいないので怖くて飲めません・・(思い出すと、カフェタイムは至福の時間でしたけれどね・・)
毎日、食べることも、感謝して、少しずつ、謙虚にしていかないといけない・・とも思います。動物を食べていいのか?から始まり、小麦なども大腸の粘膜にはりつくようなので、なるべく避けて、ディンケル(スペルト小麦)を選択することも必要になってきます。
加工品や添加物は、ほとんどが、言語道断ですね。自然な果実食、果物、野菜、豆、穀物などが人間に適した食であると、賢人たちは、言っていますね。
食養の元祖、石塚左玄から学ぶ
石塚左玄の食養学
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食本主義[5] 「食は本なり、体は末なり、心はまたその末なり」と、心身の病気の原因は食にあるとした。人の心を清浄にするには血液を清浄に、血液を清浄にするには食物を清浄にすることである[6]。
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人類穀食動物論 食養理論の大著である『化学的食養長寿論』は「人類は穀食(粒食)動物なり」[7]とはじまる。臼歯を噛み合わせると、粒が入るような自然の形状でへこんでいるため、粒食動物とも言った。または穀食主義[5]。人間の歯は、穀物を噛む臼歯20本、菜類を噛みきる門歯8本、肉を噛む犬歯4本なので、人類は穀食動物である。穀食動物であるという天性をつくす[8]。
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身土不二 「郷に入れば郷に従え」、その土地の環境にあった食事をとる[9]。居住地の自然環境に適合している主産物を主食に、副産物を副食にすることで心身もまた環境に調和する。
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陰陽調和 当時の西洋栄養学では軽視されていたミネラルのナトリウム(塩分)とカリウムに注目した。陽性のナトリウム、陰性のカリウムのバランスが崩れすぎれば病気になるとした[10]。ナトリウムの多いものは塩のほかには肉・卵・魚と動物性食品、カリウムの多いものは野菜・果物と植物性食品となる[11]。しかし、塩漬けした漬け物や海藻は、塩気が多いためにナトリウムが多いものに近い[12]。精白した米というカリウムの少ない主食と、ナトリウムの多い副食によって陰陽のバランスくずれ、病気になる[13]。
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一物全体 一つの食品を丸ごと食べることで陰陽のバランスが保たれる。「白い米は粕である」と玄米を主食としてすすめた[14]
出典:ウィキペディア 石塚左玄