英語圏での親子留学では、英語を学ぶために留学するのですから、最初は、英語ができない状態から、学校に入学して、英語を学んでいくことになります。
ドイツの学校では、ある程度英語がわかることが前提になっている場合が多いので、(移民の中には、英語ができない方たちも多いですので、大丈夫といえば、大丈夫なのですが・・)できたら、ある程度英語ができてから、ドイツの学校に入学する方が望ましいと考えています。
実体験からわかる、英語圏の留学1年では、英語力が身についたとはいえない!
英語圏の留学1年で、爆発的に英語力が伸びるケースというのは、高校1年生、2年生くらいで、かなり高度なレベルで英語力を日本で身につけている場合、1年のアメリカ留学で、夢の中でも英語で話すようになったという例がありますので、高校生くらいなら、可能だと思いますが、(もちろん、大学生、社会人では可能ですが)
小学生の10歳前後くらいとして、英語圏の1年の留学では、やっと本が読めるようになるか、ならないかくらいになります。
1年の英語圏の留学では、やっと、スタートラインに立てたくらいです。たぶん、1年では、まだ、ロアルドダールの『チョコレート工場の秘密』の英語本を読めるか、読めないかのレベルだと思います。そして、Wimpy Kidの本は、まだ、ちょっと難しいというレベルだと思います。
(オーストラリアの現地の子供たちは、小学校2年、3年くらいで、上記の本を読んでいるようでした。)
ロアルド・ダール(Roald Dahl [ˈroʊəld ˈdɑːl], ノルウェー語: [ˈruːɑl ˈdɑːl]、1916年9月13日 - 1990年11月23日)は、イギリスの小説家、脚本家。
Charlie and the Chocolate Factory (1964年)
- 『チョコレート工場の秘密』 田村隆一/訳 1972年9月 ISBN 4566010511
- 『チョコレート工場の秘密 (てのり文庫)』 田村隆一/訳 1988年7月 ISBN 4566022544
- 『<ロアルド・ダール コレクション 2> チョコレート工場の秘密』 柳瀬尚紀/訳 2005年4月 ISBN 4566014118
- 『チョコレート工場の秘密 フィルム・ブック』 柳瀬尚紀/訳 2005年9月 ISBN 4566013634
- 1971年「夢のチョコレート工場」メル・スチュアート監督による初の映画化。
- 2005年「チャーリーとチョコレート工場」ティム・バートン監督による2度目の映画化。
- 2017年「トムとジェリー 夢のチョコレート工場」トムとジェリーとコラボした3度目の映画化(「夢のチョコレート工場」のアニメリメイク)。
わかりやすく、これらの本を例に出していますが、他にも、子供たちに人気なキャプテンアンダーパンツなどもあります。こちらの本で対象年齢が9歳前後になります。
実際に、我が家以外の例で、3年間の英語圏留学をされていたお子様からも、直接お子さまから聞いてみましたが、
1年目で英語がわかるようになり、2年目で友達ができるようになり、2年目終了して、3年目に英語がかなりわかるようになったと話されていました。
これは、我が家の例ともほとんど同じ経過になります。1年目過ぎたくらいで、上記の本が読めるようになり、2年目で友達と遊びながら、話もたくさんできるようになり、3年目は、授業もすべてわかるようになり、一番伸びる時期でもありました。
ですので、英語圏の留学1年程度というのは、まだまだ、スタートラインに立ったばかりなのです。それより短い期間では、英語も何も身についていない状態と言って良いと思います。
英語圏の留学でも、最低3年は必要だと経験から思っています。3年くらいの留学、3年くらいのインターナショナルスクールの経験がないと、ボキャブラリーも不足で、英語を聞くこと、書くこともまだまだであると見ています。
英語力が身につくということを、本当にどのように捉えるかという問題になります。
まずは、上記の本を小学生レベルで、英語圏留学の1年くらいで読めるようになることを目標にすると良いと考えています。
また、おもしろいことに、上記の本が読めるくらいになると、日本の大学受験の赤本の英語の試験内容を子供さんに見せてみてください。大学受験の英語でしたら、すべて簡単に読むことができますので。(難しい単語を除いてですが)
小学校3年生、9歳、10歳くらいから3年間の英語圏留学は人生を変える貴重な時間である
我が家も、10歳から親子留学をしましたが、9歳、10歳くらいから3年間の英語圏留学は、今後の人生を決めてしまうような重要な時間であると思います。
この時期に英語を身につけてしまうと、今後、自力で英語を伸ばしていけますので、本当に貴重な経験となるのです。
6歳では、7歳では・・という意見がありますが、もし、きちんとできるようにしてから、英語圏留学をしたい場合は、やはり、8歳以降、9歳、10歳あたりが最適になります。
10歳くらいまでは、日本の勉強、算数でいえば四則計算、漢字などを集中して学び、自力でできるようにしておいてから、10歳前後から、英語圏留学を3年間するのが、ベストなコースです。
その後は、そのまま英語圏留学を継続してもいいですし、または、ドイツ親子留学に切り替えて、ドイツ語を12歳以降で学ぶことができます。
ドイツ語も12歳くらいからがベストコースだと考えています。英語圏留学を3年間終えてから、ドイツ親子留学に12歳以降、移民クラスから始めるのが良いと思っています。
英語圏留学を3年くらいしておくと、その後、自力で英語を継続していくことができます。映画、ドラマも英語で鑑賞できますし、アメリカのオンラインハイスクールに14歳から入学することもできます。
カーンアカデミーで自力で勉強をすることもできますし、オンラインの世界では、英語で学べるサイトが無限大にありますので、活用できるのです。
英語圏留学の3年間は、学費もかかりますが、子供の今後の人生を飛躍させるためにも、まずは、英語圏で3年間の留学をチャレンジすることをおすすめします。
お母さんの語学力、英語力について
親子留学で子供に同伴しているお母さんの語学力、英語力は、親子留学をしている間、語学学校や大学に通学している場合は、伸びていきますが、
学校に通学していない場合は、語学力が伸びることはほどんとないと言えます。海外生活で、なんとなく慣れてくるというのはありますが、語学が飛躍的に伸びるためには、自力で相当努力をしなければいけない状態になります。
私もそうですが、自力で語学を伸ばしていくのは大変なものですね。やはり、上手いタイミングで語学学校に通学したり、オンラインを使用して、自分でコツコツと学んでいく必要がありますね。
ドイツ親子留学におけるドイツ語の語学学校でも、最初の1年目に集中してドイツ語のB1レベルまで合格していることが大事で、だらだらしていると、なかなかドイツ語も身につかない状態になります。
ドイツ語のB1レベルまで、集中して、語学学校に毎日通学で1年くらいの期間が必要です。
ドイツの大学入学レベルのC1まで到達するには、3年から、4年くらいの時間がかかります。こちらで満足して生活するには、本当は、ドイツ語のC1大学入学レベルやB2の最低限の就職レベルが必要です。ドイツ語も長い道のりが必要ですね。