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子供の教育

受験勉強は本当に意味があるのでしょうか?合格のためだけの勉強ですね。

日本の受験コースの詳細を知ると、仰天するオーストラリア人、ドイツ人!

息子の母校の生徒達が、高校受験を終えた報告を受けて、我が家では、受験勉強をしてきた日本の友達のことに思いを馳せて、いろいろと考えたり、話していました。

オーストラリア時代の友達たちは、みんなティーンエイジャーを謳歌しています。

オーストラリアは、1年進んでいますので、みんな今年から、11年生なんですよ。(2001年生まれが11年生になります)

オーストラリアもドイツも、大学のための受験がないので、学校だけで、自分の選択した科目を勉強して、進んでいく形となります。

オーストラリアやドイツでは、大学での勉強が大変で、卒業も大変ですので、それまでは、ゆっくりとした時間の中で、自分が何を専門としていくのか検討していく時間になります。

日本の同級生たちは、高校受験が終わったのもつかの間、次は、大学受験のための準備がもう、始まっているようです。

言葉の行間に、次への闘志がムラムラと感じられました。

母校の周りは、日本でも最強の教育ママ地域です。この地域の方たちが、小さい頃から、どのようにして、最強コースをたどっているか、少し書いてみたいと思います。

生まれてから、幼稚園の6歳まで

胎教からはじめて、みなさん、早期教育に熱心です。当時は、家庭保育園をしている方が多かったです。

3歳なると、幼児教室に通学します。最初は、リトミック、体操、お絵かきを中心に幼稚園のお受験の準備をします。

幼稚園に入園すると、体操とスイミングを強化していきます。体操では、跳び箱、鉄棒、縄跳びをすべてできるようにしていきます。

スイミングでは、小学校に入学する前までに、バタフライまで終わらせて、選手コースまで突入している子供も多いのです。(理由は、遠泳をさせる学校もあるからです。)

小学校のお受験をする子供は、上記のスポーツに加えて、お絵かきや知育問題を練習したり、小学校お受験用の塾に行かれています。

小学校時代の6年間

小学校時代は、遊びの時代と考えるお母さんも多く、よく遊ぶ子が多いです。スポーツが盛んです。また、ピアノかバイオリンのどちらかを習う子も多いです。

勉強では、通信教育派と公文派に分かれます。大手の中学受験塾に行かれる方も少しいます。

低学年の通信教育としては、Z会、サピックス、四谷大塚、ドラゼミ、チャレンジなどがあります。

低学年時代は、そろばん、レゴ教室、算数オリンピック教室、理科実験教室、ロボット教室などの専門的なコースに入る子も多いです。

小学校4年生以上になると、中学受験を意識して、大手の中学受験塾に通学する子が増えてきます。同時に、英語教室に通学する子も増えます。

大手の中学受験塾として、サピックス、日能研、早稲田アカデミー、四谷大塚、駿台、Enaなどが挙げられます。小さな個人塾を選択する子もいます。

高学年の通信教育としては、Z会、四谷大塚で、中学受験の準備もできます。

中学時代の3年間

中高一貫でない場合は、高校受験に向けてスタートします。中学時代は、学校、クラブ活動、塾と大変ですよね。

やはり、大手高校受験の塾としては、サピックス、早稲田アカデミー、駿台フロンティアになります。

英語の特化した塾、渋谷にある平岡塾に通学する生徒も多いです。

高校時代の3年間

高校時代は、指定校に入っている場合は、代々木にある鉄緑会に行かれる方が多いです。

その他は、サピックス、河合塾、東進ゼミナールなどがありますね。

最近は、海外の大学を目指したコースなどもあります。

ここで、めでたく、合格になるわけです。

問題は、受験勉強をしてきても、受験英語のみで、本当の英語の実力がついていない、英検1級レベル、TOEIC900点レベルには、まだ達していないという現状です。

大学に入学して、就職すると日本は、休む暇もありませんので、大学時代が束の間の休憩時間になりますが、3年、4年になると、就活がはじまります。

その後は、官僚、公務員、有名企業ですかね・・

みんなと違うコースを選択するのは、怖いですか?道を外れているように思いますか?

オーストラリアもドイツもですが、日本と決定的に違うところは、大学入学までに、自分のやりたいこと、独自性を見つけているということです。

大学入学までに見つけていない人は、高校卒業から大学にすぐに入学せずに、1年間のギャップイヤー海外放浪などで過ごしてから、大学に入学します。

日本では、なんとか、受験に成功すればよい、合格すればよい・・ということが優先されて、自分が何をしたいかは、後回しになっている傾向があります。

なんでもいいから、有名なところに合格したいということでしょう。

合格する、不合格である・・この点にフォーカスしてしまい、次は、就職に合格する、しない・・と続いていくわけです。

日本では、せっかく大学に入学しても、研究するという意欲は、受験勉強でつかれてしまってないのが実情だと思います。

というより、日本の大学が、研究を主にしていなく、単位さえ取得すればよいというような雰囲気があります。就職のための、学位取得機関というところでしょうか・・

それに比べて、海外の大学では、卒業することが非常に大変になります。途中で、脱落する学生も多いのです。ですので、入学より、卒業に価値があります。

こう考えていくと、日本の受験勉強は、大学入学の目的のためだけのものであって、その合格のために、小さい頃から多くの時間を費やしているのです。

受験のために子供が使う時間とお金は膨大なものになります。

日本社会で働いていくために、受験勉強は、時間コントロールも学べるし、非常に有効だと言っておられる方もいますが、

これは、きっとあきらめと仕方なさからの発言で、良くとらえているだけだと思います。

この膨大な時間とお金を他に回すことが出来たら・・・親子留学などに回したらよいと思うのです。

受験勉強に費やす時間とお金は、非常にもったいないと思うのは、私だけでしょうか・・・

机上で問題集などを解く時間、塾などでの時間・・

世界はもっと広くて、実践で学ぶことがたくさんあるのに、そして、自分で経験したことからしか、人間は学ぶことができないのに・・・

英語だって、問題集や塾で問題を解いたって、日本人の中で、英語を話したって、ただ、時間が無駄に過ぎていくだけなのに・・・

ティーンエイジャーの時代にやることは、受験勉強ではないと、自分の経験から鑑みても、確信しています。

 

 

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添田衣織 そえだいおり

2011年からの親子留学も14年目。EU永住権も取得、子供も成人して、本格的な移住の境地になっているところです。海外移住は10年、20年と積み重ねていくものなのですね!新しい挑戦には、いつも困難がつきまといますが、それをさらに乗り越えて・・。穏やかに、そして躍動的にチャレンジしていきましょう。

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