くやしい気持ち、相手を引きずり降ろしてでも自分が上に出たい気持ちを克服することは人生の大切な修行である
小学生くらいから、大人まで、みなさん同じように思ったことがあると思います。あの人のようになりたい、くやしい、あの人を引きずり降ろしてでも、自分が上に出たい・・
子供だと、運動会の徒競走、サッカーなどのスポーツの試合などなど、
大人だと、お父さんたちは、いつも会社でこのような思いをしているのでは・・
また、お母さん同志のちょっとしたこと、芸能界、モデル業界などは、特にそうですね・・
自分とライバルになるような人は、必ず存在します。嫌味のように、人生では、自分を邪魔してくるような感じの方が登場するものです。
それは、まるで、このくやしさを克服するための課題のようです・・
もし、くやしいな・・あの人がいなかったら、自分は上になれたのに・・などの考えや思いがフツフツと出てきたら、
ここで、グッと我慢して、ただ、淡々と粛々と自分がやるべきこと、自分に真摯に向き合うことで、乗り越えることが必要なのです。
我慢できずに、相手に嫌味を言ったり、軽くわからないような引きずりおろし作戦を決行してはいけないのです。
このような我慢できない人が、イジメなどをする傾向もあります。大人の社会では、実は、大袈裟にならないとしても、蔓延しているのではないでしょうか??
相手のミスを指摘したり、重箱の隅をつつくような指摘をして、相手を相対的に下にさげて、自分がまるで上に立てたような気分になっている方も多いと思います。
鬱憤(うっぷん)をはらすということにもなりますね・・そんなことをしていても、世の中はよくならないし、自分のためにもならないのです。
相対的に相手を下にして、自分が上になっても、自分は、実際に、成長していないのですから・・
大切なことは、清い行い。これだけで、徳も高まり、自分が成長して心も平和なる早道である!
他人と競争したり、人を羨ましいと感じたりせずに、毎日、ヨガの教え、ヤマ(禁戒)、ニヤマ(勧戒)の実践を行うことが大切です。
ヤマ(Yama)禁戒とは、
- 他を傷つけない。殺生しない。怒りをいだかない。
- 正直であること。嘘をつかない。
- 他人のものをとらない。時間、信頼、権利も他人から取らない。
- 不摂生しない。
- 貪欲をおこさない。必要以上のものを所有しない。
ニヤマ(Niyama) 勧戒
- 心身の清浄を保つ
- 知足
- 心を乱さない
- 心を高める書物を読む
- 真理の導きに従うこと
あたりまえとか、簡単に見えるかもしれませんが、怒りをいだかない、必要以上のものを所有しないなどは、実際に、非常に難しいものです。
現在では、小学生くらいでも、競争心がすごく、怒りをもっている子供も多いので、年末年始には、子供さんと一緒に、怒りをもたないことについて、話し合ってみてくださいね。
人生は、毎日が修行ですね。
お金があるなし、地位があるなしに関わらず、それなりに修行していくことが、生きることなのだとつくづく思います。
編集後記
読み返して、引きずり降ろす・・なんていう過激な言葉を使っていましたのは、
実は、ブログを書きながら、映画 007の最新作, SPECTREを息子が鑑賞しているので、横眼で見ながら、書いていたんですね・・
映画のシーンが言葉使いに影響するんですね・・
007 SPECTRE・・良かったです。オーストリアのスキー場が出てきます。息子の友達が1月に行くそうですよ。
ドイツ親子留学は、オーストリアのスキー場にも行くことができ、楽しみですよ。