オーストラリアの小学校での我が家の経験から、11歳の子供がバイリンガルになる3つの段階や過程を書いてみたいと思います。10歳くらいになると、論理的な物の考え方ができるようになりますので、海外の学校に留学するのには、最適であると言われています。日本の小学校で、4年生まで漢字の勉強をしてきていますので、自力で漢字も勉強できるようになり、日本語の国語力の側面からも、10歳以降の親子留学をお奨めしています。 早速、息子の例ですが、11歳の子供ガバイリンガルになっていく3つのプロセスを見ていきましょう。
1.1年位で学校の授業が理解できるようになる
11歳の時点でアルファベットと数字くらいの英語の知識しかありませんでしたので、最初の3か月は学校の授業もただ、聞いているだけのようでした。家では、英単語と例文の練習を毎日していました。3か月、6か月と階段を駆け上がるように、英語の実力もついてきます。英語の絵本からはじめて、簡単な本も読めるように、家でも毎日読書の訓練もしていきました。1年位経つと、学校の授業も理解でき、ついていけるようになりました。子供の成長や吸収力には、目を見張るものがあります。
2.2年目は、友達とも十分にコミュニケーションがとれる
2年目になると、友達もでき、毎日楽しく学校生活を送るようになりました。好きなサッカーの話題で盛り上がったり、好きな音楽や映画の話で交流も深まりました。学校の宿題も自分でできるようになり、余裕も出てきたころです。学校が終わると、スカイプでクラスの友達と連絡したり、楽しい時間を過ごしていたようです。2年目の途中のころから、エッセイも徐々にかけるようになりました。そろそろ、バイリンガルになってきたころかなと思ったのが、2年目の終わりころです。
3.3年目は、ハイスクール入学後、数学コンペティションに選抜される
3年目のハイスクール入学後は、英語について、問題がほとんどなくなりました。英語の実力もかなりついてきましたし、自分に自信がでてきたのもこの3年目です。そのおかげか、得意な数学でも、コンペティションに選抜されて、学年で一番優秀なインド人の友人と競い合うことができたことも、さらに確固たる自信につながったようです。年代相当の小説も読めるようになり、映画やドラマも十分に楽しめるようになりました。英語のエッセイもきちんと書けるようになったのが、3年目の終わりくらいになります。 以上の3つのプロセスが、11歳の子供がバイリンガルになっていく段階、プロセスです。バイリンガルになり、本が読めるようになり、映画やドラマも理解できるようになり、エッセイが書けるようになるのが、2年から3年の間となります。これから、親子留学を希望される方に、参考になればと思います。