ドイツ親子留学をして、2年後、3年後の家探しは、自力で選ぶとなると、非常に大変です。
ドイツベルリンは家賃が高騰していますので、2年前よりさらに家賃も高くなり、良い地域はやはり人気がありますので、家探しをするのが大変な状態です。
なんといっても、フリーランスビザですので、そして、外国人ということで、信用されない点が困難を助長しているのです。
私は、まずは、自力でやってみようと、挑戦してみました。
息子もドイツの現地校に通学して、ドイツの社会に溶け込もうとしている中で、親がのんきに家具付の家に住んでいる場合じゃない・・という思いもあったからです。
いままでは、家具付の物件に住んでいましたが、今回は、家具なし、キッチンもなしで、すべてそろえなければいけないという物件に決まりました。そして、本日、賃貸契約にサインをしてきました。
家賃は最初の希望よりかなりの高額になりましたが、不動産会社がオーナーというしっかりした物件で、長期的に賃貸することができますし、場所、治安、家の雰囲気、子供のためにも、自分のためにも非常によい物件にめぐりあいました。
みなさまに参考になればと思い、家探し大騒動を書いてみたいと思います。
数打ちゃ当たる作戦で、物件すべてに応募する!
自分がここに住みたい、ここが気に入った・・と言っても、OKがでなければ、住むことができませんし、だいたい、いいな・・と思う物件は、誰しもがいいと思いますので、利便性もよく、環境のよい地域の物件には、すべて応募する作戦をとりました。
家探しのサイトのコンタクトフォームにわざと英語で記入して、この物件が大好きです。。みたいなアピールをして、じゃんじゃん送りました。ドイツ語ではなく、英語で送って良い反応をしてくれる不動産会社の方が、外国人のクライアントが多いということになりますし、その後、選んでくれる率も高くなると思われるからです。
実際に、コンタクトフォームを送信しても、見学をしませんか?と返信が来るのは、半分くらいです。もうすでに決まってしまったとか、連絡がこないものもたくさんありました。
現在の家の近くの物件に応募していたので、毎日のように見学をしていきました。そして、見学の際には、提出した書類は、
- 応募用紙
- パスポートコピー
- 住民登録
- 銀行の資金証明
- 3か月くらいの収入証明
こちらを手渡すか、もしくは、メールで送るようにしました。なるべく早いアクションを取って行きました。
見学の際に、オーナーが直接見せてくれた場合は、最後には、握手でアピールすることも大事です。
ドイツは、書類がきちんとそろっていることが大事な社会ですので、書類などもきちんとファイルにいれて、提出することも大事なのです。(書類の形式が大事です)
現地のドイツ人の方たちも、ファイルに必要書類をまとめて、まるで、大学の卒論を提出するような感じで、提出していました・・。みなさんの書類がなんとなく見えて、えっ!すごい!と思ってしまいましたので・・・。中は、アピール文章でもいれてあるとか。。推薦状もいれてあるとか・・???
1か月の家賃が1000ユーロあたりに境界線があることが判明!
1か月の賃貸家賃が1000ユーロ以上か、それ以下かで、このあたりにボーダーラインがあることがわかりました。(これは、家賃のみの金額です)
1000ユーロ以上の物件は、日本円に換算すると12、13万円になります。これに光熱費、管理費などがふくまれると、16万から18万くらいになってしまいます。
ですので、1か月700ユーロから800ユーロくらいの物件に人気が集中するのです。これだと、日本円で10万くらいになるからですね。光熱費などをいれても、13万くらいにおさまります。
ということで、ドイツのベルリンも良い地域だと、日本の東京で賃貸するのと、だいたい同じくらいになりつつある・・と感じました。
1か月10万から13万くらいの物件は人気なので、20人から50人くらいの応募があるそうです。
20人から50人の応募の中から、日本人である外国人が選ばれる可能性はないに等しいのです。
フリーランスビザはちょっとねえ・・安定した職業の人を選ぼう・・と思うのが不動産屋さんの第1希望のはずですので。
キッチンがついていない物件を狙え!
ドイツの賃貸物件は、キッチンがついていないものも多くありますが、やはり、誰しもキッチンから購入しなければいけないというのは、面倒だと思いますので、キッチン付の方が人気があります。
キッチンって・・どこで買うの?と聞いてみたら、イケア。。ということで、オンラインで見てみると、簡易なものあるし、そんな豪華なキッチンを購入する必要もないので、自分で購入しても大丈夫だと考えました。
きっと、ドイツ人の方たちは、オーブンも食洗機も必要だし・・と考えると、ものすごいキッチンを購入しなければ。。という思い込みがあると思います。
私などは、炊飯器とフライパンと鍋があればいいし、コンロだって、1つでもいいくらいですので。
ですので、キッチンがついていない物件の方がチャンスがあると思うのです。
応募した中で、一番高い賃貸物件からオファーをもらう!
家探し大騒動をしている最中に、一番最初に決まった物件がご縁がある・・と決めていこうとしていました。
しかし、可能性はいろいろと探ろうと思い、途中では、家具付の物件なども見学しました。
そして、やはりというか、嬉しいともいえるのですが、一番高い賃貸物件からオファーをもらいました。たぶん、競争率が低かったのだと思います。同時期に見学していたのが、パレスチナ人の方で、その方も少し高い・・と言っていましたので。
オファーをもらってから、非常に悩みました。この物件を選択してよいのだろうかと。
こちらの物件は、場所もよく、パーフェクトなのですが、何しろ、賃貸料金が高い・・。家の管理料も高く、キッチンも購入・・ということで、応募者も少なかったのでしょう。これをご縁があると思っていいのだろうかと・・。
まだ、家具付のこじんまりとした物件でもいいのではないかと・・。しかし、息子もティーンエイジ真っ盛り。家具付の小さな物件に住むのは、親が好みでも、息子にとっては、もっと広い物件で、友人たちを家に招待したりしたいという希望もあるらしく・・。
そんなことを考えながら、契約日を延長したりもしましたが、結局は、こちらより良い物件もなく、自然に決定していった感じです。
ドイツベルリンの住居を選ぶ際のポイント
実際に、賃貸物件を自力で選んでみて、ドイツベルリンで住居を選ぶときには、以下のことがポイントになります。
やはり、賃貸料金に限度があるなら、自分の好みを並べていたら、物件も決まらないのです。
- 賃貸料が高くてもいいから、利便性のよいところにするか、利便性が悪くてもいいので、賃貸料を安く抑えるか。
- 賃貸料が高くてもいいから、広い物件にするか、狭くてもいいので、賃貸料金を安く抑えるか。
- お風呂付きなどを重視するかどうか。
- キッチン付き、キッチンの種類(ガス、または、電気IH)などを重視するかどうか。
- 家具付きなどを重視するかどうか。
- 子供の学校に近いかどうかを重視するかどうか。
何も希望しないで、場所もどこでもいい、シュパンダウ地区とか、ノイケルン地区でもよければ、月500ユーロ(光熱費なし)からでもあります。
しかし、安全な場所で、良い地域ならば、1000ユーロ以上(光熱費なし)くらいでないと、競争率がものすごく高くなります。
ドイツは、学費も無料で、とても環境もいいのですが、住居選びがこれから大変な時代になります。クライアントさんたちも、家探しの練習をしております。
家をいかに選ぶか? ベルリンの地域や住環境を良く知ること・・これが、非常に大切です。
さて、家を契約したら、これからは、家具や家電製品、そして、キッチンまでも購入しなければいけません・・・これからも、引越し大騒動が続きます・・。
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