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親子留学 ドイツ

ドイツ・ベルリンでの親子留学における3年の実践からわかったこと、見えてきたこと。

ドイツ・ベルリンでの親子留学の実践での考察を書き記したいと思います。まだ、実際にオーストラリア親子留学を経て、ドイツのベルリンで親子留学を実践している方は少ないと思います。ギムナジウムの先生たちも、興味津々で見守っているようです。

ドイツ・ベルリンでの親子留学は、2015年より3年間が経過いたしました。4年目に入っています。

3年半くらいのオーストラリア親子留学を経験したあとに、ドイツ・ベルリン入りをしています。

最初は、アメリカのシアトルの親子留学2か月から出発して、途中、3か月だけ、ドイツのゾーリンゲンにホームステイにて滞在しています。

ドイツの中でも、ベルリンは、ドイツではない、ベルリンはベルリンである・・・とドイツ人が言っていたのを聞いたことがあります。

冷戦時代を経て、東西ベルリンが一緒になりましたので、役所関係もごちゃごちゃしているでしょうし、教育関連もカオス的であることは、納得できます。

ドイツでは、教育は、州ごとに管理されていますので、ドイツの教育といっても、すべて違うのです。

外国人として、移民として、ベルリンは、穴場ではないか・・という感覚は、

1988年に東ベルリンの広告のない殺風景な街を目にしたとき、それから、ベルリンの壁が1989年に崩壊してからもうじき30年、そんな中で、じわじわと感じてきました。

ベルリンはドイツではない。ベルリンはベルリンであるという首都で、ドイツ親子留学を実践しての感想。

色々な意味で、ベルリンは、他のドイツの街とはかなり違う印象があると思います。

私が住んだ、観光した街を挙げてみると、ケルン、ゾーリンゲン、デユッセルドルフ、メンヒェングラードバッハ、アーヘン、コブレンツ、フランクフルト、ハイデルベルグ、バーデンバーデン、フライブルグ、ニュルンベルグ、ハンブルグ・・・まだ、これくらいかな・・。

確かに、ベルリンは違います。人々も違います。しかし、私は、ベルリンが大好きです。以上に挙げた、ドイツの都市は、いわゆる、よくある、ドイツの街です。

上記のドイツの街で、次に選ぶとしたら、ハンブルグかな・・・。ハンブルグは、ドイツ人に人気のある街だそうです。アルスター湖が、北欧的でいい雰囲気ですからね・・。

ドイツで行きたい街といえば、ガルミッシュ・パルテンキルヒェン・・あたりかな。山小屋にでも住んで、スキーでも毎日したいからです。

ベルリンの何が魅力的かというと、東と西がごっちゃ混ぜにされた、ゴチャゴチャ感といえばいいでしょうか・・。

ポーランドまでも電車で近いですよ。キャビアがたくさん売っているロシアスーパーもあるし、クロアチア料理店もありますよ。バルカンオムレツとか・・。ベトナム料理店が多いのは、東ドイツとベトナムの国交があったからです。

子供、男子にとっては、ベルリン発祥のドネルケバブでしょう・・。トルコ移民で、最初にベルリンで1972年ケバブ屋台をはじめた、ヌルマンさんありがとう!

つまり、ベルリンには、東とか、西とかいう、イデオロギーに翻弄されてきた街、そんな歴史的な感覚があるから魅力的なのだと思います。

1988年には、カイザー・ウィルヘルム教会の屋根は、第2次世界大戦で、爆弾が落とされて、壊れたままに放置されていましたから・・。

こんなベルリンに、息子は、オーストラリアのケアンズという亜熱帯地域の学校から、真っ黒な日焼け顔して、やってきました。

オーストラリアの学校の学費は高くて、もう大変、耐えられないということで、親が無理矢理、ひっぱってきたのです。これ本当。

息子も、もうすでに、ブンデスリーガのファンでしたので、ウヒウヒしてやってきましたけどね。

最初の1年は、移民クラス、ウェルカムクラスでした。12歳以上は、ギムナジウムに併設されているのです。

学校のシステムとして、移民クラス、ウェルカムクラスがきちんと整備されているのかというと、それもあやしいもので、カオス感たっぷりで、どこかのクラスを間借りしてやっていますという雰囲気。

私は、このようなカオス感が、子供にとって重要であると感じました。

なぜなら、学校のシステムが整っていなければ、子供がしっかりしてくるからです!

日本の教育は、すべてが管理されている、やらされている感・・・が多かったからです。息子の日本の学校は、国立附属でしたので、これでも質などもよかった方なのですが。

学校というものは、学校がすべて管理するようにやらなくてもいいし、学校と親の間で、子供が自由にのびのびと過ごしていけばいいものだと感じています。

学校が子供を管理している・・これがいけないと思うからです。親さえも、子供を管理してはいけないのです。子供が伸びるチャンスの芽を摘んでしまっています。

学校時代に学力をつけなければいけない・・というのもどうかと思っていて、高等教育、つまり、大学入学までに、基礎が身についていればいいではないか・・と思うからです。

本当に勉強するのは、大学時代、18歳過ぎかな・・。

そう考えると、日本での受験勉強などは、大切なティーンエイジャー時代において、必要なものであるとは思えないのです。

少し緩い、ドイツ・ベルリンでの教育くらいでちょうどいいかなと思うところです。

息子は移民クラスからギムナジウムに進みましたが、勉強なども自分でできる状態です。外国人でもギムナジウムでしっかりとついていくことができると思っています。ベルリンだからだと思いますが。

息子の担任の先生に息子の様子を聞いたところ、大丈夫ですよ・・これから進んでいけばいいですね・・という、好感度の高い回答が返ってきました。

息子は、なるべく早い時期に授業で積極的に挙手して、積極性をアピールしておいて、あとは、ゆっくりと試験に間に合うように勉強を進めています。作戦の立て方はうまいですね。

ドイツ・ベルリンの現地人でも、数学や化学などの補習校に行っている生徒もいます。

息子によると、勉強は自分でする、わかっていくもので、人に教えられて、何が身につくのだろう・・と言っています。まさに、その通りです。

たまたま、息子は、数学、化学、物理などが得意ですので、私が関与しなくても大丈夫ですが、歴史とか哲学、文学などは、まるで興味がないので、

私が隣で、ゲーテのファウストや、カントの純粋理性批判、ヘーゲル、歴史なども解説して、息子などは、へ・・と聞いている状態です。

息子は、生物にも興味がありません。私は、人間の身体に関しては、興味津々なので、解説しまくりということで・・。

親子で興味範囲が違うのは、便利なことだと思っています。

実際にドイツ・ベルリン親子留学に進んでいる方は、やはり、子供が日本の小学校3年生から中学受験塾にいかせたくない、日本の大学を卒業して、日本の会社に就職して、長時間労働、兵隊さん的労働をさせたくない・・そんな思いの方が多いですね。

私もほとんど同じですね。きっかけは違うとしても、将来的に日本での長時間労働を考えると、ちょっと子供を日本の幸せにならない渦の中に飛び込ませたくない・・という思いがふつふつとあります。

というより、日本の大気環境、食環境などなど、怪しすぎるので、もうどこでもいいから、海外のどこかを選んでいくと、まあ、ドイツくらいしか、長期で行けるところ、経済的にもしっかりしている国は他にないでしょ・・という感じで、もう、ドイツの学校に在籍できれば、なんでもいいのです。どんなに、ドイツの学校システムがどうこうであっても、日本に比べれば、断然ましです。将来の子供のためにも。

ドイツの学校のように、学校が全て請け負わない感じで十分だと思いますよ。

学校が子供にすべてを教え込んで、強制してはいけない。

子供に教えても、学ばないのですから。子供が主体的にならない限り、身にならないのですから。

身になるのは、18歳以降かな・・。

学校は、1日の何時間か・・安全に過ごす場所を提供してくれればいいだけです。

何も教えなくていい!・・・これが、私の個人的な考えです。

(息子は、国立附属で小学校3年までなので、教科書の授業をしたことがなく、オーストラリアでも自由で・・ちゃんと勉強らしいことをしたことがないな・・。そろばんと自主勉強だけですね・・)

とても大雑把で、乱雑な言い方ですが、

ドイツの学校制度も、システムなどもどうでもよくて、学校は、安全な場所を提供してくれるだけでいいですので・・無料ですから・・・。

ドイツの学校でいいのです。世界中探しても、長期滞在できるのは、ドイツしかないのですから。

私は、世界中のビザとか、インターとか、全部探しました・・の結論ですので。

人種差別とか、留年とかそんなこと、たいしたことない!

ドイツの学校では、外国人だといじめがあるとか、留年があるとか書いている方がいらしたような気がします。他の州だと思いましたが・・。

人種差別・・・ドイツ語でラシスムス、英語でレイシズムですね・・。

ありますといえば、ありますね。ドイツでもバイエルン州のミュンヘンとか、西側とか多いと思いますよ。保守的で、自分たちが一番いいと思っている人が多い地域ですね。何が一番いいのかわからないですけどね。

いまさら、ハプスブルグ家??という感じで、時代錯誤なんですけどね。

でも、オーストリアに旅行に行って思いましたが、オーストリアやハンガリーのブタペストなども、オーストリア・ハンガリー帝国の名残りで、そういう雰囲気を醸し出している方も多いですね。だから、なんだ・・という感じで。

そんな意味では、ベルリンなんて、半分以上、移民背景がある方ですね。ロシア系も多いし、中東系も。

アジアは、1割くらいしかいないので、それも、ベトナム人が真面目でいい雰囲気を醸しだしてくれているので、アジアのイメージは良好です。

ベルリンの学校でいじめ?? 息子によると、ありませんね・・。

留年??ないですね。息子によると、ないらしいです。息子のギムナジウムによると。

ドイツのどこかの州だと、あるのかもしれませんね。

人種差別などがあったとしても、そんなこと言っている自体、もう間違っているので、ほっておいてくださいね。

就職などで、そういう面があるかもしれませんが、そういうところには、就職しなければいいだけですので。そういうところで働いても意味ないですからね。グローバル企業などは、世界中で長時間労働ですので、もう、選ぶ必要もないのかと。

そんなことより、日本人が長期で海外の学校に通学できるところは、ドイツくらいしかないかな・・という思いがあります。それも、学費が無料で、大学院、博士課程まで無料でいけるところは、ドイツくらいです。それに、25歳まで子供手当が支給されるところも、嬉しい点です。

なぜ、ドイツ親子留学・移住がいいのか、再度、検討してみる!

昨日は、ドイツ親子留学に進まれるクライアントさんと、日本の学校についてお話をしたりして、非常に面白かったのです。

私の時代は、バブル時代で、スクールカーストみたいな感じはなかったのですが、私より10年後の年代では、スクールカーストなどが、女子校であったようですね。

バブル時代は、やはり、時代に乗っているモノ、ブランド品をもっているか・・などの雰囲気で友達が決まったりする雰囲気が多少あったりして、その流れが、スクールカーストなどになっていったのでは・・と想像しています。

クライアントさんが、有名女子校でもまれて、女子の生態をよくわかってきたというお話は、興味深く、私も女子校でしたので、女性というものは・・というのをよく分類できて、知っている方だと思っていますので。

日本でも有名校などになると、財閥系の家系の子供たちが入学していたりなどよくあります。歴史上の人物の子孫の方たちなどが、有名校には通学していたりします。日本にもわからないように、階級制度が実は存在しますね・・。

同じように、ドイツでも、バイエルン州、ミュンヘンあたりなどは、ドイツ伝統のハプスブルグ家や、その他、なんとか家・・みたいな方がいて、保守的な雰囲気で、良い学校、良い大学に続々と入学していると想像できます。欧州は、階級制度が好きですので。

つまり、海外の人種差別などは、このような雰囲気でつくりあげられるわけで、日本でも、就職などで、このような差などは、いわないし、見えないだけで存在します。

ですので、ドイツ親子留学、移住をするにあたっては、このような保守的な地域は自らのために、避けていけばいいわけです。

よく考えてみると、日本のいじめなども、小さな階級制度ですね。自分の方が上になりたい方が、ある方をいじめて、下にするという・・・なんともばかばかしい・・。マウンティングもいじめのはじまりですね。

そんなことを考えていくと、ドイツのベルリンでの親子留学は、まだまだ、可能性が残されているような気がします。

ロシア系も多く、中東系も多く、階級制度などが成り立ちませんので。

同じ欧州のオランダも、日本人が移住するのにわりと敷居が低いですが、オランダは、階級制度が好きな場所ですので。もちろん、英国の影響を多く受け、王室制度ですので、そのあたりから考えてみるとそうですね。

結局、ベルリンは、今のところ、ドイツの中では、階級制度がないということで、ベルリンはドイツではない、ベルリンはベルリンであるわけです。

お城がたくさんあったり、教会がたくさんあるということは、階級制度が好きなのね・・と見ていけばいいわけです。ドイツは一部では、保守的な階級制度の国です。

しかし、オーストリアやスイスに比べれば、ドイツはより自由な国ですので、自由な場所をさがしていくといいですね。

そんな意味では、ドイツのベルリン親子留学はおすすめです。

世界中から見ても、ベルリンしか、日本人が長期に滞在して、移民だとしても、子供がドイツの大学まで進んで行ける場所はないな・・とも思っています。

ドイツ・ベルリン親子留学をして、ベルリンの学校で勉強して、そこから羽ばたいていく・・・このコースが今はおすすめですね。

息子は、本音でこう言っていますね。ベルリンのギムナジウム、ものすごく大変というわけではない・・まあ、こんなもんですね。

 

2019年5月における、ベルリン親子留学での最新情報

 

我が家は、2019年にて、4年間がすぎて、5年目に入っています。息子の学校の順調に進めていますが、学校の数学と物理の先生が学校の授業にこないという状況ですので、学校を変更するということを進めています。

こちらの学校は、自分の思いに従って、転校ができるようです。多くの生徒が自分の状況にあわせて、自分にとって都合のよい学校に移っているようです。

学年の関係ありませんし、学校がどこであろうとも、関係がないようです。

つまり、自分の進む方向へ向かって、自分なりに進むことができればいいわけですね。

我が家は最初からずっとしてきていますが、一番大事なことは、自分が好きなこと、得意なこと、一生涯できることを見つけること、これがティーン時代にしなければいけないことです。

16歳、17歳、18歳ごろに、達観する、悟る・・ということが非常に大事なようです。

 

  • この記事を書いた人
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添田衣織 そえだいおり

2011年からの親子留学も14年目。EU永住権も取得、子供も成人して、本格的な移住の境地になっているところです。海外移住は10年、20年と積み重ねていくものなのですね!新しい挑戦には、いつも困難がつきまといますが、それをさらに乗り越えて・・。穏やかに、そして躍動的にチャレンジしていきましょう。

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