ドイツ人は、残業はしないとか、休暇をたくさんとるとか、多くのメディアや色々な方が言っているので、わかってはいたものの、
あるドイツ人とお話をさせていただいて、実際に目の前で、ドイツ人は、仕事を終わってから、たくさんの時間がある・・・とズバリ言ったのを聞きまして・・・
や・・・時間がたくさんあるんだ・・・ボランティアとして、ある団体などに関わる時間などもあるのだと・・
目の前ではっきり言ったので、日本人との価値観との差にかなり衝撃でした!
ドイツ人は時間的余裕がある! 日本人はなぜ、時間がないのか?
ドイツ人といっても、色々な背景の方がいらっしゃると思いますが、お話したのは、普通のドイツ人というか、ドイツ南部出身で、ベルリン在住の普通のドイツ人の方です。
ドイツ人って、実際に、哲学のカントの観念論などもきちんと理解しているのかな??という疑問もいつもありましたので、聞いてみると・・・
普通のドイツ人は、哲学者のカントなども意味もわかっていない、代表作である、純粋理性批判なども理解していない・・・といっていました。
まあ、そうだろうな・・・と、特別に哲学を専攻している人以外は、無理だろうな・・と思いました。
ドイツといえば、私は、哲学の最高峰である、カント・・というイメージがありましたので、そうでもないんだな・・・ということで、腑に落ちました。
文章がへたらしく、わかりにくいらしいですからね・・。
『純粋理性批判』(じゅんすいりせいひはん、独: Kritik der reinen Vernunft) は、ドイツの哲学者イマヌエル・カントの主著である。1781年に第一版が、1787年には大幅に手を加えられた第二版が出版された(一般に前者をA版、後者をB版と称する)。カントの三大批判の一つで、1788年刊の『実践理性批判』(第二批判)、1790年刊の『判断力批判』(第三批判)に対して、第一批判とも呼ばれる。人間理性の抱える諸問題についての古典的名著であり、ライプニッツなどの存在論的形而上学と、ヒュームの認識論的懐疑論の両方を継承し、かつ批判的に乗り越えた、西洋哲学史上最も重要な書物のひとつである。
ドイツのカントの次は、ドイツ人のお金に対しての価値観や仕事や働き方についての価値観を知りたいと思いました。
日本人の方は、ほとんどが、お金が大事、命と同じくらいに大事という感じがあり、お金のために毎日必死になっているという雰囲気があります。
それは、アメリカ的な影響もあり、成功がすべて・・という価値観にもつながっていて、それが、小さい頃からの競争、よい学校、よい会社、モノで満足してしまい、自分を他の方との相対的な位置づけとしてみてしまう・・・
こんな雰囲気がありますよね。空気を読んだり、まわりと歩調を合わせたりなど、同調圧力で大変な雰囲気もあります。
ドイツ人に聞いたところによると、そのような日本的な雰囲気はなさそうですね。
ドイツ人は、ハッキリと言っていました。
仕事において、周りの雰囲気などは関係ない。自分の仕事を終えて、さあ、17時になったら、
社長や上司に、さよなら・・・といって、帰宅をすると・・。
いいですよね・・・これ、私も実は、新入社員のとき、大企業でやりました。ものすごく、にらまれました! えっ、もう帰るの??と・・・。
そして、さらに、ドイツ人は、さっさと帰宅するので、それから時間があると・・。
だから、ボランティアとして、Vereinという団体のようなものに、Engagement すると・・。
Engagement は、アンガジモン といい、フランス語みたいに発音します。
こちらの単語はよく使いますので、覚えておきましょう!
das Engagement 動詞 engagieren
Er ist sehr engagiert.
Ich engagiere mich für meine Gemeinde.
自分の趣味に没頭するのだと・・・いうことでした。団体は、サッカー、その他スポーツ、飛行機関連、音楽などなど、色々な団体があります。
いや・・・ドイツ人の働き方、理想的ですよね・・。
しかし、日本も実は、江戸時代は、理想的だったんですよね。それがね・・明治以降・・。
なぜ、日本人は、時間がいつもないのか・・・よく考えます。
原因は、周りに同調している、気にしている、余計なことに時間をとられている・・・のではないでしょうか・・。
つい先日、日本の小学校の先生について、クライアントさんから聞きましたが、
小学校の先生は、いろいろと大変な上に、新聞作りなどもしていると・・・
新聞作り???忙しいなら、やめなさいよ・・。そんな、私は仕事をしています・・・的な、アピールのために、出世のためでしょうか・・
子供の教育にとっては、新聞作りなど関係ないけどね・・
息子の学校でもあったな・・・わざとらしい、文化祭での感想文を冊子にしたりとか・・
子供の感想文を、みんなお母さんが手直ししていて、バレバレなのが、実は面白かったのですけどね・・・。
外側を取り繕う日本の雰囲気、内側を大切にするドイツ的な雰囲気
ドイツといっても、グローバル企業などは、大変かもしれないので、まあ、一般的な多くのドイツの会社、働き方、雰囲気で比べてみます。
また、日本の会社も、最先端で、素晴らしい環境のところもありますので、よく言われる一般的な会社、働き方、雰囲気で比べてみます。
比べてみると、簡単にいえば、
日本は、外側が大事、人からどうみられるかが大事、人からばかにされないように、外面を繕うことが大事・・・
こんな感じがあるのかな・・・と思っています。
それに比べて、ドイツは、誰も人のことを気にしない、自分の内側が大事、見かけなどは関係ないのかも・・・と
こんな雰囲気があるような気がします。
このような雰囲気というか、環境が、人々の感情を作っていくものですし、子供にも影響を与えていると思います。
ドイツベルリンで見る限り、子供たちが、おとなしいでです。静かなのです。騒がない・・
これは、どういう意味なのか・・・とよく考えてしまいます。
それに対して、日本の子供は、うるさいですね・・カリカリしています。がちゃがちゃしています。これは、日本のテレビ、芸能界などの影響なのかな。。とも思っています。
息子を通して、学校の生徒たちのことをよく聞くのですが、学校の生徒たちは、将来、何になりたい、どこの大学にいく・・・などは、
そんなことは、話題にならないし、誰も言わないそうです。
これは、日本の高校生とは、ずいぶん、違う点ではないでしょうか・・。
ドイツに来て、3年が経過していますが、
ドイツで息子を教育させることができたこと、ドイツに滞在できていることに、非常に感謝をしています。
細かいことをいえば、いろいろとあると思いますが、全体的にみて、満足しています。
ですので、この感謝をもって、この後に続いていく方につなげていきたいな・・と常々思っているところです。
ドイツ親子留学も、ベルリンの家賃高騰、ビザの難しさが年々・・という点で、
本当は、普通のお母さんでもできる・・ように希望していましたが、少し、賢明に動かれる方しか・・・ということにだんだんとなっていきそうです。
しかし、あきらめたくない、ドイツ親子留学に、絶対進みたい・・・という方は、ご連絡をいただければ、お力になれると思っております。