ドイツベルリンのギムナジウムで数学、化学、英語がトップの成績!
我が家の息子は、ドイツベルリンの現地校に入学して2年半が経ちました。最初の1年間は、移民クラス(ウェルカムクラス)でしたので、その後もお試しでしたので、正式なギムナジウムではありません。
昨年の9月から正式にギムナジウムの9年生に入学しました。ちょうどそれから、1年くらいが経とうとしています。
移民クラス(ウェルカムクラス)から次のステップは、8年生にお試しで入学していました。後半の半年くらいだけです。
本当は、8年生をもう一度、最初からはじめて、余裕で、9年生に入学することを希望していましたが、予想外にも、
9年生からはじめた方がよい、9年生の方が大事であるとのことで、9年生から正式に入学したのです。
9年生からだと、10年生の中学卒業試験(MSA)まで、2年弱しかない・・と思って、厳しいな・・と思っていました。
8年生からきちんとやっていないので、ところどころ、難しい教科もあるのです。
難しい科目といえば、生物、歴史、ドイツ語になります。
生物の科目は、造血幹細胞、シナプスなども出てきますので、まず、単語をおぼえるだけでも大変です。
歴史の科目も、単語を覚えるだけで、大変です。
ドイツ語は、ディクテーションが難しいそうです。細かい単語が聞こえないと・・
その他、大変な科目といえば、第3外国語のフランス語です。スペイン語、または、フランス語の選択になります。(学校によって違います)
フランス語が邪魔だ・・とよく言っていますね・・
そんな中で、幸運にも、数学、化学、英語は、クラスでもトップの成績を修めています。スポーツもだいたい、そんな感じらしいです。一番動き回りますからね・・
文章を読んだり、書いたりするのは、好きではないようですが、数式や化学方程式を書いたり、問題を解いたりするのは、ゲーム感覚で得意なようです。
我が家の息子の勉強法!
我が家の息子がドイツの現地校、ギムナジウムの試験のためにしている勉強法を参考までに書いてみたいと思いましたが、
結論から言えば、うまく、ゲーム感覚で勉強しているので、真面目に端から、端まで完璧に理解しているというものではない・・のです。
また、嫌いな科目は、徹底的にやらないか、すっとばす主義です。
日本の国立附属幼稚園、小学校からの影響が多大で、とてもよいのか・・どうか・・はわかりませんが・・また、オーストラリアの小学校、ハイスクールでの豪快で明るい生活の影響もあり、
日本的な、訓練・・忍耐・・みたいな感じはまるでありませんし、
もう、好きなことしかしない・・好きなことに集中するタイプです。
何と言っても、息子の好きなことは、FIFAのサッカーゲームですから。
それから、サッカーのハイライト、アメリカのMLB野球のハイライト、ブンデスリーガのハイライト、オーストラリアのAFLのハイライトまですべて観るので、いつ勉強しているのかわからない状態です。
同時にいつもスポッティファイの音楽が流れ、インスタグラムやWhat's App も同時進行で、最新映画も常にチェックしているというありさま・・
友達とのスカイプもよくありますね・・
途中で、腹筋や腕立て伏せをして筋肉作り、空手の型なども練習しますし・・
と思えば、テレビのドラマや少し前には、ドイツトップモデルのバラエティ番組を観たり・・・
PCでは、アメリカのコメディ、「The Big Bang Theory」、 チャーリー・シーンが出ているコメディ、「Two and Half Men」をいつも笑って観ていますので・・
このコメディのはじまりが、メンメンメンメンメンメンメンメン・・で 、私がブログを書いている横で、よく聞こえてきますよ・・
つまり、マルチにいろいろなことを同時進行しますし、楽しくすごすことが基本ですので、必要なことを短時間にサクッと勉強をしている感じです。
もう、私が数学、化学などを教える必要もない(・・というか、ドイツ語で数学や化学を聞かれても、私の方が困ってしまいます・・歴史や哲学ならまだしも・・)
”うまくやってね~~。”
私のいうこと、やることはただ、これを言うだけなのです。
嫌いな科目は、すっとばせ!
また、嫌いな科目は、すっとばす・・という方法を私は推奨しています。
日本では、どんな科目もまんべんなく、勉強しなければいけない。。という強制感がありますが、こちらドイツでは、そんなことはないようです。
ポイントとしては、大学入学試験のアビトウアに必要であろう科目はしっかりと勉強しておいて、自分に必要ない、嫌いな科目は、適当に流しておけばよいのです。
ティーンエイジャー時代に好きな科目、嫌いな科目をはっきりとさせることが重要ですね。
好きな科目というのは、大学の学部、学科の選択にも関係してきますし、自分のやりたいことをはっきりとさせるためにも、重要です。
そして、私が息子に常に伝授しているのが、
好きなことを見つけよ!自分が何をやりたいかを見つけよ!身体と心を大切にせよ!
こんなことを常に言っています。
私は、50過ぎて、自分のこと、いろいろな人のことを見てきて、総合的に思いますが、人生は、自分を知るためにある・・・
自分を知り、自分が何ができるか、どんなことに役立てる人間か?これが分かることが大事だと思うのです。
自分が何者か?わからない限りは何もはじまらないのです。人生半分過ぎても、自分のやりたいことがわからない人はたくさんいますね。
自分が何者か?これをわからなくするために、競争があるのです。小さな世界で競争、いがみ合っていては、自分がどんな人間であるかもわからなくなります。
まあ、日本の受験などは、こんなことを意識させていると思えばいいわけです。
日本の教育などは、支配されていますので、子供を伸ばすというより、将来的に扱いやすい人間を育てるという意図もあると思います。
ドイツの国も、ある程度、国の政策の意図も教育に組み込まれているでしょうけれど、まあ、日本よりは、断然まし・・なような気がしますけれどね。
これは、日本の幼児期のお受験や中学受験、高校受験、大学受験、その後の就活などのすべてが見えないと、わからないかもしれないですけれどね。
日本の制度は安心なような気がするが、とても窮屈である!
私も、大学卒業後は、新卒でしか入社できない会社をまず、希望しました。
本当は、外資系の会社の方が自分でもあっていると思っていましたが、まずは、新卒でしか入社できないところに価値があると・・と思ってしまったわけです。
大企業でしたが、はっきりいうと、疲れましたね。みんなに羨ましがられましたが、実際に毎日働いていて、幸せな感じはしませんでした。
外側から見えることと、自分の内側で思うことには、ギャップがあるという学びがありました。
外側は、どうでもいいのです。自分の内側が幸せでなければ、意味がないわけです。
大きなビルの中で働いて、集団でランチを食べに行ったり、自由も感じられず、個性を活かすこともあまりなく、まるで歯車のようでした。自分が生きている・・感じがしなかったのです。
親から、親戚から、他人から見れば、安定したところに就職して、レールに乗ってなど、よく見えるかもしれませんが、自分にとっては、とても窮屈で、人生の中での、悪い時代のうちの1つになります。
50を過ぎて、今が一番良い時代かもしれません。すべてを理解して、生活の良し悪しもわかり、節制して、身体も精神も魂さえも整っているからです。