大学入試改革から英語教育、親子留学を考える

2021年から実施予定の大学入試改革の英語試験が延期になったようです。

大学入試改革に翻弄されないために・・

 

我が家の息子の日本の母校の生徒たちは、高校3年生なので、大学入試改革前の最後の年と言われていて、浪人ができないといわれて、大変な時期を迎えていると思います。

延期になるということで、その次の学年もざわざわしてしまいそうですね・・いつまで延期になるのか、いつから実際にはじまるのかなど、生徒のためにもはっきりとした計画表を出してもらいたいですね。たぶん、4、5年くらい優柔不断な感じが継続しそうですね。

英語の試験は、英検やTOFELでも導入すればいいだけのことだと思いますが・・。

海外の大学にもチャレンジしたい方のために、ケンブリッジ試験、TOFEL, IELTS なども選択できるようにすれば良いと思います。

英語を伸ばすためにも、親子留学などをして、2、3年くらいの英語圏やインターの学校の通学が必要だと思います。

 

我が家は、親子留学に出発する前に、大学入試のことまでも、見通して検討してみましたが、

どう考えても、自分の子供には、私が経験をした、日本での中学受験、大学受験をさせたくないな・・・となんとなく感じていて、動いてきました。

実際に私も経験してきましたが、日本の受験制度が子供にとって良質であるとは思っていないのです。

私も実際に中学受験をして、中高一貫に入学して、大学受験をしたのですが、この期間は、非常にもったいない、何かが足りないと思っていました。

中学受験のための算数の問題の計算や基本的なものは、非常に良いと思いますが、あまりにも難しい発展的な問題は必要ないと思いますし、国語も漢字だけで、読解問題も必要ないと思いますし、理科、社会なども必要ないと思うからです。中学の内容なので、小学生からは必要ないと思うのです。

国語の読解、理科、社会の問題は、ただやっているだけ、やらされているだけです・・・必要なのは、算数の計算と基本的な問題と漢字、これだけだと思います。

また、大学受験も当時は共通一次の時代でしたが、国立大学のための科目数も多いな・・とも思っていました。

この期間は、海外の学校に通学した方がよい、2年でも、3年でもいいから・・と思っていたのです。そして、できるのなら、海外の高校を卒業した方が良いとずっと思っていました。

日本的な部活動と塾などの両立、大学受験をめざした、日本的な勉強の仕方、ティーン時代を日本で過ごして得る価値観などは、親が経験をしていますので、親から子供に伝えればいいだけだと思っていたのです。

中高時代のティーン時代、思春期につくられる価値観の中で、同調圧力のようなもの、なにげなく人を出し抜いていく競争など・・があたりまえに身についてしまうことも・・・とても悲しいと思いました。

10代の若い時代に、あきらめをもって、ポーカーフェイスで過ごしていけば良い・・ということをさせたくなかったのです。みんながやっているから・・仕方がないと・・。

大学に入学さえすれば、明るい未来が開ける、良い就職さえすれば、どうにかなる・・となはらない現実です。その苦しさは続いていくと思うのです。

なぜでしょうか?  

多くの人は自分が本当にやりたいことをしていないからなのです。やりたいことさえわからない状態だと思います。

同じように、何か大事なことをあきらめる、競争で人を出し抜く、同調圧力に従う、そのような感じで、社会人になってもつづいていきます。

実際に、こちらベルリンの語学学校で日本の大学生が1日だけ同じクラス来ました。話を聞いてみると、私の母校そして、学部学科も同じ方でした。

『ドイツ語をやりたくて、ドイツ語学科を選択したわけではなく、この大学に入学したいので、英語学科だと足切りがあるので、ドイツ語を選択した・・』

と言っていて・・もちろん、私の理由も最初は同じでしたし、ほとんど全員、動機が同じなのです!時代は変われど、動機が変わっていない・・と思い、笑ってしまいました!

非常にできる真面目な感じもしましたが、とてもストレスフルな感じもしました。話を進めて聞いてみると、

『今は大学を休学をして留学していて、帰国したら、公務員に就職するつもりだ。なので、今のうちに旅行をしておきたい。日本ではドイツ語をなかなか話せるようにならない・・』

そんなことを言っていました。

公務員か・・・私の時代にはなかった感覚ですが、今の時代はそうなのですね・・。

大学を卒業したら、すぐに新卒で就職をしなければいけないという、焦りのようなものが感じられました。

 

我が家の息子に聞いてみた! ティーン時代に必要なことは?

 

先ほども息子と話していて、日本的なドリル問題というのをほとんどしてこなかったよね・・日本の勉強では、問題集やドリル問題をしている場合が多いよね・・と話していました。

息子の場合は、幼稚園、小学校と、遊びを中心にした教育だったので、小学校になっても、外で鬼ごっこやハンドベースボールばかりをしている小学校低学年時代でした。

また、サッカーや野球をしながら、勉強といえば、そろばんの習い事と通信教育くらいで、10歳ごろまで過ごしていました。

ですので、日本的な勉強をほとんどしませんでしたが、シアトル、ゾーリンゲン時代は、四谷大塚の予習シリーズのテキストの計算、算数と漢字だけをしていました。

ここでよかったことは、自力で勉強をするという習慣が身についていたことです。教えてもらわなくても自分で勉強をするという習慣です。

その後は、オーストラリアの小学校、ハイスクール、ドイツの学校でも、学校で必要なことをやって進めて来たと思います。

その中で、自分が好きなスポーツ観戦、映画鑑賞などの時間もたくさん作ることができたようです。

結局、ティーン時代、高校生時代は、何が大切だと思う? と息子に投げかけてみました。

息子によると、このように言っていました。

『 大学入学前に自分が好きなこと、科目を見つけること、大学入学のために最後の2年間は必死になって勉強すること、なぜなら、これで人生がほとんど決まるとも言えるから・・・』

自分が好きなこと、好きな科目、これを見つけるのは簡単なようで、実は難しいですね。大学の学部選びにも直結していきます。

将来やりたいことも、実はお母さん、親が希望していることを真に受けて目指してしまっている場合も・・。そして、学部選び、大学選びを間違えてしまう人も多いと思うのです。

自分のことを思い出しても、大学のブランド名で選んだといえば、そうですし、周りもそうです・・という日本人的な答えになってしまいます。消去法で選んだ・・こうも言えるのです。

そして思うことは、だいたい自分が思うことは、他の方も思っていることと同じで・・という、特に特徴がないという現実もありますしね。

なので、徹底的に好きなこと、得意分野をティーン時代に極めることが大切・・ということがわかります。

好きなこと、得意分野を見つけることができたなら、その後はうまくいくと言ってもいいんじゃないかなと思います。

多くの人が、流行りに乗ったりや人の真似をしながら、自分の選択をしているので、うまくいかないのです。

好きなこと、得意分野を見つけると、生き生きしてきますので、受験でやらされている感も少なくなっていきます。

自分の好きなことを見つけるためにも、視野や価値観を広げる事が大事なので、日本の枠を飛び越える事も大事なのかなと思います。

年齢なども気にしないで、親子留学の道もありかもしれませんね・・

 

『カラフルな鳥』にならないためにも・・

 

ドイツで就職を希望する場合、いろいろなことをやってきました・・あれも、これも、こんなこともできます・・とアピールすると、『カラフルな鳥ですね・・』と言われることがあるようです。

つまり、いろいろな分野で幅広い知識があっても、結局、あなたは、何が専門なの? 何を希望するのか? その経験は積んでいるのか? と問われるのです。

つまり、大学時代からは、まっしぐらに専門性を高める必要があるのです。いろいろな経験をするのは、小学生からティーン時代になります。18歳、20歳ぐらいまでに、専門を決定する必要があるのです。

そのように考えていくと、大学からの留学だと少し大変かもしれません。日本の大学を卒業して、ドイツでは、修士課程から専門を積み上げる場合は良いかと思います。

大学時代からは、自分は何をしていくのか・・というスペシャルな専門性を高めていく時代ですね。ですので、その前のティーン時代が非常に大事になります。

多くの人を観察していると、専門を途中で変えたりしていると、時間もかかり、専門性が弱くなりますので、大学入学までにきちんと決定しておくことが大事になります。

ABOUTこの記事をかいた人

ドイツのベルリンよりライブ情報を発信しています。 オーストラリアに3年間の親子留学ののちに ドイツベルリンに教育移住。 ドイツや英語圏への親子留学のサポート をしております。また、お母さんの在り方としての 母親学についても発信中。