親子留学の光と陰・・・。
なんでも、良い面と悪い面がありますよね。それを言うか、言わないかだけです。
我が家のオーストラリア親子留学での、ケアンズのハイスクールでも、サポートがあると書いてあったのに、結局、人手不足で、英語添削のサポートはなく、自力でするしかなかったり・・
でも、よく考えてみると、息子も自力で勉強することがあたりまえになって、人に頼らないことで、より実力がついたとも言えるのです。
もう、考え方次第ですね。与えられた環境に満足するしかないのです。日本は、よくクレームをしますが、海外では、クレームをしてもしょうがないですので。
親子留学。自分が思っていたことと違っていた場合、どう考えるか?
海外では、オーストラリアでもドイツでもよくあります。書いてあることと違うじゃん・・ということが・・。それくらい、海外はいいかげんで大雑把であることは、もう知っておいた方がいいのです。
ですので、日本のように、なんでもスムーズにはいきません!本当にいきませんよ・・。笑ってしまうくらい、あきれるくらい・・進まない・・。
でも反対に考えてみれば、なぜ、日本は、きちんとしているのか、スムーズで便利なのか・・といえば、日本人は無理しても働くからです。休暇のときには、お客様に不都合にならないように配慮したりします。
オーストラリアでもドイツでも、ホリデーになったら、誰も連絡がとれないし、しりませ・・ん状態。ホリデーが終わるまで、待っててね・・状態です。
実際、私は、今、引越しの準備をしていますが、そして、家具を購入して配達を待っておりますが、6週間から8週間、搬入のために待たなければいけないのです。
新居のインターネットの開設も1か月以上待ちです。ドイツは、10月23日くらいから、オータムホリデーですので、また、そのあたりには、動きがなくなるからです。
ですので、現在は、新しい物件と今の物件とダブルの家賃を支払っている状態です。そうしないと生活できないですからね・・。
このような予想外の出費もありますが、考え方を変えれば、まあ、子供手当てももらっているし、ケチくさいことをいわなくても、いっか・・と肯定的にとらえるしかないのです。
まずは、キッチンが入らないと引越しできないし、ベットが入らないと引越しできないし・・という状態です。
誰にも文句を言えませんし、こういうシステムですので、仕方がないのです。家の契約を自分の好きな時期にするわけにも行きません。家決めは激戦ですからね・・。
親子留学。海外の学校に通学すれば、語学ができるようになる・・の間違い!
現在は、プチ親子留学というものありますね。1週間とか、2週間とかの親子留学です。これは、ほとんど遊びで、語学なども身につきません。体験でおわりです。
1か月の夏休みを利用しての親子留学もあります。これも遊びで、語学なども身につきません。少し語学を使ったよ。。程度です。良い体験ができて、自己満足しているだけです。でも、親子留学しないよりはいいですよね。
3か月の親子留学。3か月、海外の学校に通学しても、まだまだ、英語もドイツ語もできるようになりません・・。
1年海外の学校に通学しても、やっと慣れてきた程度です。少し分かってきた程度です。
1年の留学で日本に帰国する留学制度がたくさんありますが、これも少し慣れて、語学を使って、慣れた時に、もう帰国・・という、もったいないパターンですね。
1年留学しても、ほとんど何も実力がつかないのが、現状です。この1年を留学前から準備して、よほど集中して効果を出さない限り、普通にのんびりと学校に通学しているだけだと、1年くらいだとたいして実力がつきません。
実際にケアンズで、高校1年生の男子が10か月留学していました。10か月の留学で日本に帰国したのですが、ある程度慣れて、日本で英語を活かしていく・・少しヒアリングができるようになった・・程度でしょうか・・。たった10か月ですからね・・。
2年の留学くらいになると、そろそろ語学の実力もついてくるのですが、まだまだ壁があり、2年を超えて、3年になる途中くらい、2年半くらいになると、少しものになってくるような感じがあるのです。
つまり、語学を使えるようにするためには、最低2年は、がまんして、真剣に語学を学べ!ということになります。
親子留学。日本に帰国するのですか?移民として長期滞在するのですか?
オーストラリアは親子留学になります。しかし、ドイツの場合は、本当は親子留学という言い方は正しくありません。私がはじめて、ドイツ親子留学という名前でわかりやすくしただけですので。
ドイツの場合は、ドイツ移住、ドイツ親子移住が正解になります。これは、言葉のアヤの問題ですが・・。
どの国でも、何年かして、日本に帰国する予定ですか?それとも移民として長期滞在するのですか?そこが大事なのです。希望しても、ビザ更新ができなければ、帰国しなければいけません。
親の方は、語学ができるできないより、ビザ更新ができるように準備していかなければいけないのです。
子供は、親のビザ更新如何によって、振り回されることになります。
数年後に帰国するならば、帰国生として日本で受験できるように準備しなければいけません。
長期滞在するのならば、現地の言語の習得に力を入れなければいけません。
親子留学。知っておきたい西洋人のモノの考え方
留学場所によって、その国の現地の人たちの考え方があります。
大雑把に考えると、有色人種のアジア、アラブ、アフリカ系の人、白人系の西洋人に分けることができます。
西洋人といっても、オーストラリア人、イギリス人、アメリカ人、欧州人の中でも
ドイツ人、フランス人、スペイン人でもちがいますが、だいたいにおいて、
西洋人というのは、どんな人たちなのか?を知っておくと良いと思うのです。
私が個人的に見てきたり、経験してきて感じることは、
西洋人というのは、最初不慣れな外国人には、大概親切である・・・。
しかし、慣れてくると、現地の方も危機感を感じるのか、不親切になってくる・・。
全部が全部、そうではないですが、そんな風に感じることがよくあります。
つまり、親切にしてくれるのは、自分より下に見ているからである・・とも言えるのです。
まあ、私もちょっと厳しい見方ですが、そんな風に思ってみてもいい場合もあると思います。
西洋人に対しては、そんなドライな見方も必要だと思うのです。
そして、親子留学で、小さなお子さんを連れていく場合は、小さなお子さんの手をはなしてはいけません・・。
一人で、小さなお子さんだけで、WCなどにも行かせてはいけません。これは、実は注意することなのです。
アジアの子供などは、狙われますからね。西洋人とみたら、そんなことを注意することも大事です。
親子留学。実は、現地の日本人に注意。国際結婚している日本人に注意。
海外に住んでいる日本人が良いか悪いかではなくて、海外に行くと、日本人だと安心してしまうことってよくありますよね。
そんな場合のための注意喚起です。どんな国の人でも、注意することにこしたことはないのです。
同じ日本人だからといって、安心してはいけません。私は、7年間の海外生活でこんなことを感じています。
どこに行っても、安易に人を信じてはいけないということですね。
わりと日本の方は、お人好しな方が多いですので、だまされやすい傾向がありますので、注意が必要です。
国際結婚をしている方は、日本人であっても、日本人ではない・・という考え方も大切です。
そのくらいの注意をしておいて、ちょうどいいのです。
まとめ
親子留学をするにあたっての注意することを以上のように書いてみました。
最初は、いろいろと大変なことも多いと思いますが、少しずつ海外生活にも慣れてきます。
ですので、焦らずに、1つ1つ進めて、進んで行ってもらいたいと思っています。
親子留学の光と陰、メリットとデメリットを押さえた上で、親子でどのように過ごしていきたいか?
何を目指しているのか?長期的に滞在するのか?それとも日本に帰国するのか?など、
親子留学での新しい生き方を、自分らしく、オリジナルなものを創って行ってほしいと考えています。
日本的な考え方から離れて、発想の転換をしながら、現地に徐々に交わるような生活にしていけば、
それなりに、よいことがたくさん見えてきます。
日本のように・・・しなければいけない・・ということもありませんし、長時間働かなければいけないという強制感もありません。
移民として、異邦人として、外国人として、オリジナルな立ち位置を築いていけばよいのです。
そうすると、だんだんと海外生活も心地よいものになっていきます。
ビザ、滞在許可証の決まりに従いながら、現地の慣習になれていくだけです。
日本では・・・という考え方から離れてしまうのがポイントですね。