ドイツ親子留学で、息子を学校に通学させて、毎日生活していて、よく思うことがあります。
これが、普通の生活だな・・と・・時間的にも、これで必要十分であると・・・
息子15歳は、ギムナジウムに通学して、午後15時には、帰宅して、ゆっくりとすごしながら、宿題や明日の課題をこなし、夕食を19時ごろに食べて、また、音楽なども楽しみながら、その後、SNSで交流、シャワーを浴びて、夜22時には、就寝します。
日本の15歳の中学生だと、これに部活動と塾も加わりませんか?部活動を17時ごろ終えて帰宅して、18時、19時ごろから、塾がはじまりませんか?
これは、ヤリスギだと思うのですが、日本では皆さんあたりまえに過ごしています。私の経験からもわかりますが、塾では頭は働いていないし、夜には、倒れるように寝るだけではないでしょうか・・・
受験は子供、ティーンエイジャーから時間を奪う!
日本の受験は、早い人で、幼稚園お受験からはじまっています。そして、小学校お受験、中学受験、高校受験、大学受験、そして、就職活動(就活)へつながっていくのです。
簡単にいえば、良い就職がしたいために、良い大学に行きたいわけで、良い大学に行きたいために、小さいときからの受験があるわけです。
受験のための準備する時間は、膨大ですね。
もし、受験がなかったら、この時間を子供らしく、ティーンエイジャーらしく有意義に使えるのではないでしょうか・・
受験は、親からお金を奪っていく・・
受験をするには、塾に通学するのがあたりまえで、学校だけの内容では、網羅していませんですので、(現在、塾に行く必要のない私立中学もありますが)、
費用がごちゃらごちゃらかかるわけです。夏期講習に、冬期講習、春期講習まであるの????・・です。
小学校から私立に通学させて、塾などに行かせると、子供が大学卒業するまでに、親の財産は、ほとんど奪われていきます。子供は、学費を出してくれた、親のために働かなければいけなくなるのです。
受験は、気力を奪う!
日本の国立大学入学のためのセンター試験の試験科目は多すぎですね。国語(現代文、古文)、英語、数学、理科2科目、社会2科目の合計7科目ですよ。
ドイツの大学入学のためのアビトウアは、4科目です。そのうち1科目は、口頭試験であるプレゼンテーションです。なので、筆記は、3科目で、すべて、記述式の試験問題なので、暗記系ではありません。
日本では、理科、社会の4科目が暗記になり、それに加えて、古文などもあり、大変すぎです。
よくできる優秀な方たちが、科目数が多くても、時間管理を上手にしてムダのない計画を立てることは、将来、仕事をするときに役立つと・・・言うのです。
日本では、そうです、仕事でもこんな大変なタイムスケージュールが待っているのです。こんな厳しいところへ、飛び込んで行っているのです。
仕事を選ぶときまでに、気力が続いているでしょうか?
私の体験では、私立受験でしたが、大学では、勉強をする気力があまりなかったですね。まずは、休ませて・・と思ったのが本音です。
私だけではなかった、受験はいらない・という思い!
以上書いてきました、日本の受験制度はいらない・・という思いは、私だけではなかったということが、本日わかりました。
本日、フランス在住の方とスポットコンサルティングをいたしましたが、フランス在住の方も、
”日本の受験はいらないですよね~。”
とはっきり、おっしゃっていました。
” 日本の受験は、みなさん、結局は、東大、慶応、早稲田を希望するわけで、東大に合格できる人はいいですが、その他のために、膨大な時間とお金をかけて、真剣に取り組むというのは、時間がもったいないですよね~。”
本当にそうなのです。慶応でも早稲田でも世界ランキングは、400位より下になります。
ドイツなどは、世界ランキングの100位以内の大学に、普通に勉強している普通の学生が入学しますので、この人たちは、子供の時から時間やお金などを奪われずに、100位以内の大学に入学していきます。
愕然としますが、これが、実状ですね。