グローバル社会に向けて、日本でも国際バカロレアという言葉を耳にするようになりました。国際バカロレアとは、IBとも略され、International Baccalaureate といいます。子供さんをバイリンガルンにさせたい親御さん、インターナショナルスクールに関心のあるお母さんはご存じだと思います。ここでは、1.国際バカロレアは有効か? 2.国際バカロレアの6分野の科目 3.日本の学校での国際バカロレア認定校 4.国際バカロレアの卒業試験(ディプロマ)の点数のついての4つについて説明していきたいと思います。
1.国際バカロレア(IB)は有効か?
国際バカロレアの16歳から19歳の2年のディプロマコースを修了して卒業試験に合格すると、世界125か国以上の大学が入学資格として、認めていますので、チャンスにはなります。認めていないところもありますので、注意が必要です。また、英語圏では、国際バカロレアを修了していると、単位が免除される大学もあります。日本でも、IB入試をしているところがありますので、有効的でしょう。英語で4000ワードの卒業論文としてのエッセイを書きますので、英語の実力を伸ばすにも、有効的だと思います。アメリカの大学はIBがなくても、TOFELとSATで応募できますが、このIBの卒業試験で高得点を取れば、アメリカのどこの大学でも入学可能となります。(TOFELとSATも提出しなければならない。)
2.国際バカロレア(IB)の6分野の科目とは?
1.第1言語 学校の所在地のある言語です。文学を含みます。 2.第2言語 外国語 3.数学と情報処理学 4.理科系科目(物理、化学、生物など) 5.社会系科目(歴史、地理、経済など) 6.芸術、選択科目(アート、テレビ、映画、マスコミ、音楽など) 以上の6分野からそれぞれ選択して2年間学びます。数学やサイエンスなどは、ベーシックとアドバンスがあるようです。その他に、最終試験では、4000ワードの卒業論文と、知識の理論、教科外活動の点数も見られますので、これらも、学ぶことになります。
3.日本の学校の国際バカロレア認定校は?
インターナショナルスクールでは、全部ではないですが、国際バカロレア認定校のところも多いです。日本の学校でも、認定校がだんだん増えてきました。これからの候補となっている学校もたくさんありますが、今時点での国際バカロレア認定校を挙げてみます。 仙台育英高等学校、東京都立国際高等学校、東京学芸大学附属国際高等学校、玉川学園高等学校、ぐんま国際アカデミー、加藤学園暁秀高等学校、インターナショナルスクールオブアジア軽井沢、名古屋国際高等学校、関西学院千里国際高等部、立命館宇治高等学校、リンデンホールスクール高等部、沖縄尚学高等学校 現時点で13校となっています。これからも増えますので、チェックしておくといいでしょう。
4.国際バカロレアの卒業試験の点数について
国際バカロレアの卒業試験ですが、2で書いた、6分野の科目が試験となります。満点は45点です。それぞれの科目が7点満点で、6科目なので、42点です。これに、4000ワードの卒業論文であるExtended Essay (EE) 、知識の理論であるTheory of Knowledge ( TOK) , 教科外活動が、それぞれ、1点ずつ加算されます。よって、すべてで、45点となるのです。毎年、平均点は29点のようです。合格ラインは27~28点です。例えば、イギリスのケンブリッジ大学のミニマムの点数は、40点~42点、オックスフォード大学のミニマムの点数は、38点~40点のようです。つまり、42点以上取得していれば、どこの大学でも入学可能となります。 国際バカロレア(IB)の認定校はこれからも増えていきますし、日本の大学の受け入れも増えていきますので、毎年欠かさずに確認しておきたいものです。
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